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キャスゴを考察してみよう


はじめに
おはコンハロチャオ!どうもG.P.です!
この度チームディスクロを設立致しました!
メンバーは、

G.P.(@giantpops)
フクR(@RN97390022)
エセ(@ESE1117)
ししょー(@ESE1117)
コオリ(@ice_koori425)
でございます!このメンバーで非公認・公認大会での情報提供ができればと思っておりますので、よろしくお願い致します!


・序論

今回は海賊キャスゴの今を文字に起こすことで、問題点やその変遷をまとめてみようという記事になっております!
星の数ほどあるキャスゴの記事ですが、こちらは全文無料公開ですので、ぜひご一読下さい!
キャスゴを組んだことが無い方、これから組んでみようと思っている方にオススメです!
バーストについては2章に入れます。また、5章にて先日の最速風神杯(12/18、名古屋)とけんちゃん杯1日目(12/29、石川)の結果を出し、使った実際のリストとその戦績を上げていきます。

1章 ネクサスの種類と枚数


まずほぼオーソドックスになりつつあるのは、
・防御兼召喚時メタの青の世界3枚
・コアブーストとシンボル確保の阿弥陀如来像3枚
の2種類でしょう。ここはハズレ無しだと思います。
人によって意見の分かれるところをピックアップして整理していきますと、

①ヘファイストスの鍛治神殿、海底国の秘宝、マーラサミーズ神海都市
全て赤白などに対する手札保護の名目で使われますが、違いをまとめると、

鍛治神殿


シンボル2つ、下の効果で小さい契約スピリットのアタック抑制
先1で立てた際にコアが無くなるので、バーストが無いと丸裸になるのがネックなので、早いデッキが多い時にはあまり入れたくない印象
ただし、後に出てくるオリンスピアを入れるかどうかで採用は考えられる部分もある

海底国


シンボルが2つだが、キャスゴでは下の効果をカーティス以外で使わないので4枚目以降の鍛治神殿役にとどまる
1枚でドロソの2軽減を満たすことを重要と考えるかそうで無いかがポイント

マーラサミーズ


シンボルは1つだが、耐性を得た
この3つの中では唯一1コストで配置できる
ただし、手札保護に上限枚数がある(正直キャスゴで6枚以上になることは稀なのであまり苦にならない)
また、カウントがあまりにも溜まりすぎると青の世界が裏返らなくなる
ストリームドローとのシナジーも忘れてはいけない

②オリンスピア競技場の有無


一時期話題となったカシウススピッツァー避け。比較的安全に召喚時が打て、且つ軽くレベル2でアタック抑制ができるので好んで使うプレーヤーは多そうや印象
ただし、バースト効果による召喚は防げない(ファラオムバジャーダレスは受けなければならない)他、相手に手札保護がある場合は出されてしまう為、最近では嫌うプレーヤーもいる
一番安定している蒼波に対して実はほぼ無力なのが痛い

③侵されざる聖域の有無


上に変わるカシウスメタ
白色を活かしアレックス素出しと防御マジックの軽減を狙える
ただし、シンボルが青でない点とキャスゴしか守れない(ホワイトジャックなどにはカシウスが通る)点がイマイチに感じる人もいるだろう

④優勝旗の有無


昔のキャスゴには定番だった優勝旗ですが、コアブーストの必要性がオバスタなどのせいで低下し、今は抜けはじめている
安定性を増す名目で1,2枚の採用が検討できる

パッとこんな感じだと思います。
まとめてみると、現状の一番の問題は「ネクサスでの妨害系や守り系が足りなく感じる」ことではないでしょうか。
シンボル作りの機能はあれど、メインの防御・妨害は青の世界オリンスピア程度であり、青ネクサスといえば妨害(コロッセオ巨人港巨岩石召喚時メタ海域大海門など…)な一面が昔から強いのになかなか採用しづらい部分があります。マジックで耐えれば良いとする考えもありますが、それだけ手札を消費することと繋がってしまい、結果的にディスカードの選択を狭めていることになっています。早さを追求したいので防御を抜いていくとより早い契約系にボコボコにされる、といったことにもなりかねないので「先1からシンボル確保として置いておくことができ、永続の防御効果を持っているネクサス」が欲しいところです。
(そう言った意味で、最近ガルガンドの城門があるかなと感じています。またこれについては5章で後述します。)
枚数に関しては3枚×4種類の12枚から13,14枚あたりがオーソドックスだと思いますが、積みすぎるとネクサスだらけになり、積まないとドロソだらけになる運命が付きまといます。永遠の課題ですね…。

2章 防御札の種類と枚数


こちらも、オーソドックスになりつつあるのはオーバースター3枚。何故ぴったりくるのかと言えば、明らかに「手札を消費せずに永続的な防御ができる点」です。ということは、手札を消費する手打ちのマジックやバーストには、オーバースターの埋め合わせを基本してもらう形になります。
まず白のマジック群をピックアップすると、

①絶甲氷盾rv


複数シンボル持ちのスピリット召喚でオーバースターを剥がされることが多い現状からするとあまり噛み合いがないかもしれない(紫エヴァ青魔神ガブルシャック2号機バッカスグロームランポアルケーなど)
逆に言えば、細かい打点が多いシーンや金雲の増加で投入が見込めるかもしれない
オーバースターがない時の防御は、どれだけ前のターンに動いてもすぐに打てる分防壁よりもこちらに軍配が上がらなくもない
ちなみに後述のガルガンドの城門との相性がとても良い、ガブルシャックディザイアタンレベル3のアタックなどを最小限のダメージで抑えられる
また2号機対面など1+4プランをするデッキに対してライフを回復する動きか取れるのも良いところ

②白晶防壁


投入するなら流石にリバイバル前と思われる
4コアを残す流れが多少キツいときもあるが、オーバースター無しの際はこの中で一番持っていてターンが返ってくる確率が高い
青の世界の召喚時止め役の起幻を戻すなど、除去にもイケるのは評価点
この中で唯一金雲のファルシエルや他のアタックステップ終了封じをもストップさせられる

③氷刃血界


これが悩みどころで、唯一マーラサーミズ青の世界とカウント面でケンカしてしまう
ただしアレックスとの相性はピカイチで、蒼波対面で開けるというボーナスがついてくる
多重打点をフラッシュ効果で止めたりアタックステップ終了封じを封じるなど割とフレキシブルな使い方があるが、使いこなすメリットと使いやすさは常に上2つと天秤にかけられるべき

これくらいでしょうか。
そしてバースト群を挙げていくと、

①アレックスrv


ドゥーガルド起爆役兼多色シンボル兼ドロソ兼コアブ役兼このデッキの唯一の女の子枠(ドゥーガルドは女の子?知りませんそんなの)
最近は碧雷や蒼波などバーストを否定されがちだが、青の世界や氷刃血界の存在によってなんだかんだ使えるカードの地位を獲得している。
枚数がシビアで、2枚派と3枚派が混在する。
ドゥーガルドのための起幻を増やす・素出しすることを考慮するか、他に取りたいバーストがある・ドゥーガルドの起幻枠をカーティスに取ってドロー力を高めるかの選択となる

②ファラオム


発動できればターンが返ってくるという、パフォーマンスとしては一番どえらいことをしてくれるバーストで、出した後に青シンボルとなってくれる点もエラい
ただし、確実に有効活用しようと思うにはオリンスピアスピッツァーケアをする必要があり、悩む人も一定数いる

③女神顕現


破棄はキャスゴだからいらんでしょ!とする人はぜひ考えてみてほしい。相手がたんまり抱えたリソースでいざ盤面ぶち壊し!とする時に飛んできたら?それだけで1ターン追加で貰えるなら?破棄した手札の中に重要パーツが固まっていれば
そう、擬似的なファラオムになり得るのである。絶対とは言えないが、特に金雲対面などで絶対的威力を発揮することがあるので、全く無視して良いカードでは無い。

④キングスコマンド


ドロソ兼防御マジック兼バースト枠
独特の守備範囲な為最近はあまり見られないが、全然候補には入れても良さげ

こんな感じだと思っています。正直キングスコマンドのようなバーストは独特なタイミングで開くものが多く、確定で邪魔したり防御したいこのデッキではディスカードで捨てられてしまう確率が高いです(昔リューマンポラリスデトロイトバイソンなどを考えていましたが、流石にタイミングやスピッツァー問題が絡んでくるとキツい)。
枚数については本当に様々で、白マジックがオバスタ3枚だけの人・そこに2,3枚追加する人・バースト枠を必ず4取る人など千差万別です。かさばって捨てるくらいならその枠をドロソにしてしまえ!と考えるか防御を取るか否かで定まります。回す際のストレスが最も少ない状態をキープできる配分にしましょう。

3章 起幻持ち・ドローソースの種類と枚数


ここからスピリットとドローソースそのものに切り込んでいきます。
防御のところでは敢えて触れませんでしたが、ドゥーガルドという最強のドロソ兼守り札があります。ここをいかに自然に使うか、これがある種のカギとなるわけです。ただ単に青い起幻を入れるだけではなく、ドロソとして仕事のある起幻をチョイスする必要があります。
まずここで候補に上がるのが、先述のアレックスrvドゥーガルド、そして枠があればカーティスといったところだと思います。
カーティスの枚数については、相手の先後1ターン目のゴッドシーカーや契約スピリットの対処を重く考えるかによりけりで決まる印象です。またアタック時にもドローするので、敢えて青の世界を転醒させたり破棄メタを食らった後に攻め込む際に重宝します。最大2枚がよく見るところです。
ドローソースマジックのところですが、ストロングドロー3枚、マントラドロー1枚、ストリームドロー3枚は鉄板として、枠があれば追加する、といった感じになります。主にオーバータワーラクシュマナが候補になる印象です。ドゥーガルドなどをも含めて12枚以上のドローソースは確実に欲しいです。

4章 ブリスター必要不必要問題



一番キャスゴを使う中で論争が絶えないところではないでしょうか。
まず、それぞれの意見を大体まとめてみましょう。

必要派
・やっぱりメビウスリングゴッドブレイクは怖い。1枚で複数枚処理できるので、ゴッドブレイクも対処可能と考えれば保険として価値ありと考えられる。
・コストが比較的軽く、またアレックスで緑軽減も取れる為、メタカードとして機能する可能性は大いにある。レベル2効果でカシウスを躱せることも評価できる。
・必要ないと判断すればすぐに捨てて良いのだから、ディスカードとの相性が良い。

不必要派
メビウスリングゴッドブレイクが無いことも考えると、1枚の枠でもドローソースなどに変えたい。積むのは無駄である。
・序盤に引いたとして、どうしてもディスカードの際に捨てないと話にならない手札になることがある。とても邪魔に感じるカードの一種となってしまう。
・貼られた場合は、青起幻ビートとして殴るプランを取れば良い。実際、青の世界ホワイトジャックの強襲で打点そのものは取ることができる。
ブリスターを出したターンに連続でキャスゴを最大2回出す動きは、コアの個数からしてしんどいことがある。その際、追加の防御札を抱えなくてはいけない為更なるハンドリソースが要求される。


ざっとまとめるとこんなところでしょうか。
基本は上の2つのどちらに読者が共感できたかで決まると思います。
ただし、もう二つ大事に感じる要素が実はあって、それが「レギュレーション」と「切ること」です。

・レギュレーション
あまり非公認大会に参加されていない方は分かりにくいかもしれませんが、昨今では主に「1デッキ1本先取(公式レギュ)」・「1デッキ2本先取」・「2デッキ2本先取」と多様化されており、さらに「個人戦」・「2人チーム戦」・「3on3」と多彩な大会が開かれています。
例えば、1本は落としても大丈夫な2本先取の大会なら事故をカバーできるとして1枚採用する、など色々なスタンスをとることができます。
どのレギュレーションの大会に出場するのか、また自分が普段参加していないレギュレーションではどれが自分に合っているのか、思考実験してみる必要は多いにあると感じられます。

・「切ること」
「切る」ってなんやねん!とお思いの方もいらっしゃると思いますが、「そのデッキではカバーしきれない状況やデッキタイプを敢えて考えず、他のデッキタイプに対する勝率を純粋に上げる」ことを意味します。例えば、普段キャスゴを常に考えてどのデッキにもメビウスリングをいれている方は少ないと思いますが、これも「キャスゴ対面を切っている」と言えるわけです。
強いと呼ばれているプレーヤーはみんな構築段階やプレイの際に、日常的にこの切る考えを意識的・無意識的にしています。もちろん、当てずっぽうで切るのではなく、日々の環境やプレイ中の相手の情報から色々とヒントを得て、そこからあり得ない事象を切り捨てていく流れを作ります。例えばブリスターを序盤から抱えているとして、対赤白であればメビウスリングの可能性が高いので抱えるのに対し、対金雲なら可能性は限りなく0に近いのですぐに捨てる、といった感じです。
余談ですが、1デッキの大会よりも2デッキ制の方が使えるデッキが増え、対面も増え、色々なケースを考えなくてはいけない分、この「切る」動作が難しくなります。ここでウデが魅せられるといった感じなので結構人気があるといった感じです。是非非公認大会を開かれる際は検討してみると面白いと思います。時間管理だけはご注意下さいね。

主にこの2つが採用不採用を分かつ重要な分岐点に思えます。自分のスタンスとの兼ね合いも含めて、頭ごなしに採用するのではなくしっかり考察して入れるかどうかを決めましょう。

5章 キャスゴを選択肢に入れるタイミング

キャスゴの流行りに波があることは色々と感じるところがあると思います。過去のタイタス(エルグランデ)と同じでキャスゴが流行ればメビウスリングの採用が増えそれに伴いキャスゴが減りいつのまにかリングが抜けてまたキャスゴが増えて…と一回転する流れです
そのために常日頃から非公認・大型公認イベントでキャスゴが結果を残しているのかしっかり確認し、動向をある程度追い続ける必要があります。
そういう意味で、1デッキ1本先取の最速風神杯ではキャスゴの通りが良いと判断しました。
(※ホントのことを言えば、大会前日に行けることがいきなり分かって、焦って出した結論がキャスゴだったということなんですけど)
いきなり出ることになったので、ディスクロの仲間に相談し、先述のガルガンドの城門を入れる流れとなったワケです。
ガルガンドのいいところをまとめると、2章でも記したような「1枚で永続的に守りを固めてくれる青シンボル持ちネクサス」であり、使用カードの消費枚数を抑えながら即死を防ぐことができます。1点ずつ減る以上、アレックスとの相性もバツグンです。
今は蒼波のフィニッシャー群、新光導のテンパランス2号機紫エヴァWBSなどごっそり一度にライフを持っていくデッキタイプの台頭がいくつか見受けられるので、メタとしてはとても刺さっていた印象でした。(小話ですが、アタック毎に1ずつしか減らない、というのは効果分も勘定に入ります。ということはテンパランスも1点トラッシュに送るだけのスピリットになるということです。勘違いしやすいのでご注意下さい。これを知らなかった私は「あのプロ」にボコられてしまいました。動画に全部残ってるので、みんな見てね(血涙))ホワイトジャックのトラッシュからの釣り上げができないことも覚えておきましょう。
通りが良かったので今は3枚入れても良かったなぁと思っています。レシピと結果は以下の通り。

なぜか蒼波にボコボコにされていますが、ガルガンドの使い方が分かっていなかったのが大いにあり、今からしてみればガブルシャックやディザイアタンの多点シンボルアタックを薄いものに出来る点でしっかり蒼波に勝てるようになるカードに思えます。
実際、チームのフクRくんはけんちゃん杯にて以下のレシピで予選抜けをしました。



適切なタイミングと適切なメタカードによって、キャスゴは勝利を掴めるデッキであるのはどの大会でも証明されています。是非一度制作してみて頂ければと思います!

6章 最後に


ここまでお読みいただきありがとうございます!
キャスゴの使い方というよりもデッキレシピに関する情報に比重を置いた形となりました。
細かいプレイング等はありますが、正直キャスゴについてはプレイング+レシピの両輪が特に大事なデッキと感じます。時節や環境の流れを読んで、上の文を参考にしていただき、メタパーツを決めて、自分だけの最強キャスゴを作りましょう!
投げ銭の形式にさせていただきました、筆者が泣いて喜ぶのでどうぞよろしくお願い致します!

今後とも個人、そしてチームディスクロをよろしくお願い致します!
ありがとうございました!

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