1/16 ハンドラーをやるなら1年目は敢えてディープを。パスをもらう側から見ることができるハンドラーは成長が速い。
ハンドラーの役割はパスを出すこと。それに尽きる。だからこそ、1年生からハンドラーをすることにはいまだに抵抗がある。パスを出すことは相手を知ることでもあるからだ。
相手を知らなければパスは出せない。
相手を知らなければパスは出せない。どっちに走るのかわからないからだ。大体はもちろん見ていればわかる。しかしどのパススピードで、どの角度で、どの高さなら取れるかわからないのではパスは通らない。相手のこと、つまり走る人(ディープ)の気持ちを知ることで、パスの精度は格段に違ってくる。自分げ経験したディープの時のことを振り返りつつ、それを基準としながら、チームのメンバーのことをみていく。自分より足が速いなとか、ジャンプがすごいとか、そういう個人情報をアップデートしていくと、その人にあったパスというものができてくる。そのパスこそが一番パスが通るパスであり、それを見つけることが練習と言える。
その人しか取れないパスが最高のパス。
その人しか取れないパスが最高のパスだと思っている。ディフェンスがさわれず、オフェンスだけが取れるパス。最近ではAUDLなどのハイライト映像が出回っているけれども、あの素晴らしいキャッチは、その人しか取れないパスの典型的な例だ。もちろんキャッチをする人のパフォーマンスも素晴らしいが、それを引き出したパスも同様に素晴らしいと思う。そのパスを投げることができるように日頃からチャレンジとアップデートを繰り返していく。
ゴール内でキャッチするハンドラーが一番厄介。
ゴール内でキャッチするハンドラーが一番厄介だと思う。2018年のアメリカ選手権で優勝したNew York PoNYのハンドラーのキーガン選手(#2 Sean Keegan)はその代表的なプレーヤー。
決勝でも先取点(6分ごろ)はキーガン選手がゴール内でキャッチしているし、11点目(1:20:10ごろから)は素晴らしいゴールへの走りだ。この走りはディープを経験した人でないとできないと思う。実際にキーガン選手がそうだったかどうかは知らないけれども、自分がディープから徐々にハンドラーになったタイプなので、そのあたりは間違ってないと思う。
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