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SPLATTERHOUSE解説と技術ボランティアでRTA in Japan Summer 2023に参加しました

 RTA in Japan Summer 2023 お疲れ様でした!

 毎度お馴染みの反省会配信を実施しました。今回のRTA in Japan Summer 2023に関わった方々と、原則1対1の通話凸形式で対話させて頂きました。1対1形式である理由は、私自身が複数人数での会話が苦手なためです。今後も反省会はこの形式で実施したいと思います。配信のアーカイブは下記から御覧頂けます。計4日間で配信時間の合計が約23時間近くと非常に物量があり、全部を集中して見るような配信ではないと思うので、深夜ラジオのような感じで何かの作業ついでにご視聴頂ければと思います。


自己紹介

 基本、RTAリスナーです。RTAイベントにおける解説請負をしております。RTA自体の活動は毎年4月頃に開催されている内藤九段将棋秘伝トーナメントに出場しています。解説請負に関しては以下記事をご覧ください。

 また、RTAイベントの運営やボランティアを担当しています。
RTA in Japan ボランティアリーダー(技術:セットアップ)
Long Speedrun Summit 運営
不思議のダンジョンRTAフェス Super Staff
PR版FFRTAリレー 運営
※その他、各種RTAイベント単発で募集しているボランティアを色々

 RTAイベントのボランティアをやるモチベーションの源泉は、普段リスナーとして楽しませてもらっているRTAに対して少しでも自分なりの恩返しがしたいことと、イベントの中心に入ることで人脈が広がり技術が学べることです。良い子向けの理由もありますが、ちゃんと私利私欲も入ってます。

イベントでやったこと

  • 視聴者(集中しての観戦はあまりできませんでした)

  • SPLATTERHOUSE(スプラッターハウス)解説

    • 走者:hamatetさん

    • 出番は8/11(金)の22:23頃

  • 技術(セットアップ)ボランティア

    • シフト1回目:8/10(木) 12:00~15:00(開幕最初のシフト)

    • シフト2回目:8/15(火) 5:00~8:00(最終日の朝方)

    • ボランティアリーダーとして会場に居る時間は可能な限りサポート

応募から採用ゲーム発表まで

 今回は、恒例でやっていたゲーム一覧見る配信をしませんでした。色々忙しかったこともありますが、敢えて事前情報を積極的に仕入れずに、本番どれだけ楽しめるのかを試してみました。きっかけは確か、2022夏(だったかな?)の時に、会場で無敵時間さんとお話しした時だったと思います。会うなりいきなり謝られて、何のことだ?と思ったら、その時にやっていた私の応募一覧見る配信は敢えて見ませんでしたと言う話でした。そんな一個人の配信を見なかった程度で謝られても!と思いましたが、その理由が「敢えてあまり調べずに新鮮な気持ちで見てみたかった」という趣旨のお話しだったと記憶してます。これを聞いた時は、確かにそんな楽しみ方もあるなあ!と結構衝撃を受けました。

 事前に調べることで下馬評的に面白そうなゲームが分かるなどのメリットはあるとは思います。有名なゲーム、好きなゲーム、知っている走者解説、みんなが話題にしているゲームなど、もちろんそれ目当てに見ることは、ある意味当然で全く悪い事ではないです。私も今まではその考えありきでスケジュールを組んでいました。でも毎回同じような行動を取っていては交友関係も広がらないですし、イベントという一期一会の機会を少しギャンブルめいた偶発性に委ねてみようという思いで、自分からは調べずに当日を迎えることにしました。

解説の準備

スケジュール

 7/9に採用ゲーム発表、7/11にhamatetさんから依頼を頂きました。非常に早く依頼頂いたのもあって、準備のスケジュールは組みやすかったです。以下のようなスケジュールを組みました。

  • 7/13(木)~7/19(水) 解説ロケハンプレイ

  • 7/20(木)~7/26(水) 動画確認&台本作成

  • 7/27(木)~8/2(水) リハーサル

  • 8/3(木)~8/9(水) 予備

 この順番にしている理由は、まずは先入観なしでゲームをプレイしてみたいという思いです。RTA解説者の属性としてはまず、同じRTAの走者かそうでないかに大別されます。私は解説請負という性質上必ず後者になるので、知識や経験では走者を上回ることは100%ありません。では何が強みになるのかと言うと「知らない」ということです。今や数万人が視聴するRTA in Japanにおいて視聴者の属性は、RTA走者はもちろん、RTAを日常的に視聴している層のほうが少数派で、大多数はおそらくRTAを普段見ておらず、RTA in Japanだから見ている層だと思います。そういう初見の人と同じ目線からゲームをプレイすることで、先入観なしに直接感じ取ったゲームの面白さや凄さをそのまま伝えれば、RTAに詳しい人にも初見の人にも、まるっと全員に伝わるんじゃないかという発想です。多少安直かもしれませんが、解説請負としては現時点の最適解だと思っています。

 当日は走者のhamatetさんはオンライン参加になりますが、私は会場で解説することにしました。少し変則的な形となりますが、今回はこのように走者オンで解説会場という参加形態もそこそこ多かったように思います。

解説ロケハンプレイ

 と言う事で、まずは解説ロケハンとしてゲームの通常プレイから取り組みました。SPLATTERHOUSEは幸い、Nintendo Switchのアーケードアーカイブスで売っているので、購入して遊びました。

 プレイしてみた感想としては、王道のアーケードのアクションゲームで、全7ステージがとてもバランス良く作り込まれていると感じました。本番最後の感想で述べましたが、ステージ1と2は割と簡単でアクションゲームが苦手な自分にもあっさりクリアできたので「あれ?これはもしかして割といけちゃう?」という淡い期待がありました。しかし、ステージ3と4でその思いは打ち砕かれ「やっぱりアーケードのアクションゲームだよね」と思いつつ何とかクリアしたものの、ステージ5と6では「このゲームクリアさせる気あるんか?」と、何度も投げ出しそうになりました。最後のステージ7は当然それなりに難しいものの、ステージ5と6の山を越えることができれば、その山を下る勢いみたいな感じで突破できてしまうという、本当にバランスが良く達成感を与えてくれるゲームでした。昨今は正直、自分から新しいゲームをやるような気力がないので、こういった解説依頼によって新しいゲームとの出会いの機会にもなって有り難いです。

動画確認&台本作成

 解説ロケハンプレイを終えて、本格的に本番の準備ということで、記録動画の確認と台本作成に入りました。今回非常に助かったのは、hamatetさんが解説動画を作ってくれていたことです。YouTubeとニコニコにそれぞれ同じものが上がっています。RTAのプレイ自体が当然一番大事ですが、知ってもらうためにはこういう動画での広報活動も現実的な問題として、重要だなと思います。

 普通はここまで仕上がった素材があるわけではないので、通常だと走者の方とご自身が走った録画を、Discordで画面共有してもらいながら通話で解説してもらうことで、解説するゲームのRTAに関する情報のインプットをしています。

 これらを基に台本を作成します。今回は上記の解説動画を見て頂ければ分かりますが、正直ほぼ動画のネタを頂いたような感じです。多少違うところとしては、まずはゲームの基礎的な説明として、ステージ1の約1分の時間を使って、ホラーな世界観のアクションゲームであること、攻撃やジャンプなどのアクション操作、画面に表示されている情報の解説をしました。台本の初版完成後に、hamatetさんにチェックしてもらい、コメントしてもらったところを修正・追記など微調整をしました。

 台本の中身は色んな表現方法があると思いますが、大別すると二種類で、喋る内容をそのまま書いた台詞形式のものと、喋るネタだけ項目として書いておいて実際に喋る言葉はその場で決める箇条書き形式になると思います。今回はゲーム時間が15分程度と短い部類なので、台詞形式の台本が適していると考え、本番で喋る内容をほとんどそのまま書きました。自分の中の基準では、ゲームのジャンルや個別の性質などの色々な要素もありますが、およそ1時間前後を境に、台本形式にするか箇条書き形式にするかの分界点になっています。話したい内容が予定タイムに対してギリギリなら台本、割と余裕があるなら箇条書き、といった考え方でも良いかもしれません。あくまで私のやり方なので他の方に適用できるかは分かりませんが、参考になれば幸いです。また、台本そのものはhamatetさんにも許可を頂いたので公開します。こちらも何かの参考になればと思います。

リハーサル

 本番想定で、実際にhamatetさんにRTAをプレイしてもらいつつ、作成した台本で私の解説を合わせてみました。8/5に1回目、出番前日の8/10に直前の最終チェックとして2回目のリハーサルを実施しました。結果は個人的には手応えが非常に良く、hamatetさんのプレイも本番一発勝負では15分切りが目標タイムであるところが、13分台で走り終えるという非常に良い内容でした。喋り台本はhamatetさんの自己ベストに合わせて作成しているので、ミスで時間が増えるとその分、アドリブで話す必要がありますが、逆に台本に入れられなかった小ネタを挟める余地が出るという考え方もできます。個人的には多少ミスが出てしまって喋る内容が増えても大丈夫なように調整はできますが、予定通りであればそれに越したことはないので、自信を持って本番の準備ができたと思います。

ボランティア

 RTA in Japanのボランティアは、以下の役割があります。私は技術(セットアップ)の担当となりました。他の役割については、おそらくその担当の方がnoteなど記事を書いてくれると思うので、そちらを参照頂ければと思います。

  • 会場ボランティア

    • 受付

    • 技術(オーディオ)

    • 技術(配信管理)

    • 技術(セットアップ)←私はこれ

    • 撮影

  • オンラインボランティア

    • チャットモデレータ

    • X(Twitter)管理

 技術(セットアップ)の役割は、出番となる走者・解説の所定の場所への案内、走者入れ替え時のゲーム機交換に伴う機材接続や、使用済ヘッドセットの清掃など、物理的な作業をサポートする役割となります。その他、走者・解説を練習部屋に案内したり、必要な運営保有の機材の貸し出しなどもありますが、ここは特段役割で限定はしておらず、会場に居るボランティア全員で適宜対応しています。

 また、この技術(セットアップ)のボランティアリーダーという少し特殊な役職に就いています。役割はだいたい名前の通りです。通常はイベント単位でこれらのボランティアを募集していますが、常時所属しているボランティアという扱いで、ボランティアのサポートをしたり、運営からの大まかな指示から現場の細かな作業手順を決めてドキュメント化するなどの役割をしています。

 チャットモデレータや撮影などの役割は、イベント開始前からDiscordで結構活発に準備をしていましたが、技術(セットアップ)は正直準備できることがありませんでした。過去と比較して役割と作業内容が大きく変わったわけではないので、ある程度作業内容の想定はできるのですが、noteの会場が前回から変わることと、note会場では初めて走者ブースの2レーン制を導入する予定だったのがその理由です。走者ブースの2レーン制については後述します。

 何もアクションが無いと応募されたボランティアの人達も心配になるので、前述事情を説明しつつ直近のボランティアマニュアルを共有して、正式には今回用のマニュアルをイベント直前の設営で確認してから作成して共有するので、参考程度に見ておいてください、というアナウンスをしておきました。

設営作業

 いわゆる0日目とか-1日目と呼ばれている、設営などの事前準備の作業です。イベント本番は8/10の昼12:00スタートですが、それまでには会場に機材を設置して、会場での観戦とオンラインでの観戦のための配信ができていなければいけません。今回は8/8と8/9の2日間が設営作業ということで運営からアナウンスがされていました。ただ、細かく何人くらい来て欲しいなどのアナウンスは毎回されていないので、やる気があってかつその日に休みが取れてお手伝いができるボランティア有志が自主的に参加している形です。

設営1日目(8/8)

 集合はRTA in Japanの事務所です。事務所といっても事務作業をするオフィスではなく、機材保管の倉庫的な使い方がメインになっているようです。バンタイプのレンタカーを借用して、note会場で使う機材を積み込みました。ex#2の時は静岡という遠方である都合上、1回で全て運ぶ必要があり、その機材が車の積載ギリギリだったので、入れてみるけど残りがうまく入らなくてまた入れ直してという、難解なパズルゲームをやっているようでした。今回は近距離の移動で2往復することにしていたので、積載には非常に余裕があり、万が一足りなくなっても最悪近くで買いに行けるという安心感がありました。

 1回目でオーディオミキサー、PC、モニター、機材ラックなどのサイズが大きかったり重量のある機材を運び終えました。残りは衣装ケースなどに入っているケーブル類や、その他雑多としたものなどの軽いものが多かったので、事務所に残る人を最小限して、残りのメンバーは会場に移動することになりました。私は1回目の搬出後に、先行で会場に移動した組です。

 note会場側では、まずは机を配置後に機材を置いて各種ケーブルを配線していきたいのですが、大まかなレイアウトは決まっていたものの、細かい配置は現場合わせでした。今回は新しい会場であることと、走者ブースが2レーン体制であることで、最初の机の配置を決めるのが難しかったです。今までは走者ブースは1つで、前のゲームの走者が終了後にゲーム機等を片付けて撤収し、次のゲームの走者がゲーム機を設置するという単純な入れ替わり制でした。この走者席を2レーン用意してしまうことで、現在進行中のゲームの隣で次のゲームの準備ができるので効率的な準備が可能になります。

 正確にはこの2レーン体制は、4月に行われたRTA in Japan ex#2で既に導入されていて、今回で2回目です。ただex#2は、C4LANという大きな展示場を借りて開催されるイベントの中での間借り開催だったため、スペースは非常に余裕がありましたが、note会場はオフィスビル内のイベントスペースという違いがあります。各部屋に行き来する動線の確保や、会場の中でも動かせないもの、余って使わないけれどもそこそこのスペースを食う机や椅子や機材、観客が見るスクリーンの位置などの制約条件が多数ありました。その中で、観客席、走者ブース、配信ブースなどの必須なスペースをどのように配置するか一番難しかったところだと思います。

 無事に1日目を終えて、一番難しかったレイアウトの決定と各種機材の設置・配線が終わったので、2日目は多少楽になるかなという手応えでした。

設営2日目(8/9)

 この日は前述の通り、残りの設営をしていました。1日目ほどバタバタした感じではなく、各所でまったりと設営の作業が進行していた感じです。なので、設営作業は他の方に任せてしまい、1日目の設営でようやく技術(セットアップ)の作業内容が見えてきたため、持ち込んだ自分のPCでマニュアル作成をしていました。

 しかしそれでも確定しない作業があり、それはオンライン走者の対応でした。運営から説明を受けましたが前回と少し違う手順があるため、実際にやってみないと分からないなと思いました。そのため、イベント開始後の最初のオンライン走者の時に必ず自分が立ち会うことにして、実際の手順を確認してからマニュアルにその内容を反映するということで、ボランティア各位にアナウンスをしました。

イベント本番

本番1日目(8/10)

 今回は主催のもかさんが都合によりイベント通じて会場には来られないとの事で、最初の挨拶はNakaさんが勤めることになりました。しかしここでいきなりトラブルが発生。国境なき医師団の動画再生が途中で止まってしまいました。少し特殊な方法で再生しようとしていたようですが、OBSの動画ソースで再生するというアナログ技で乗り切りました。動画再生後に無事Nakaさんの挨拶が始まったと思いきや、「まずはこちらをご覧ください」という謎案内が発生しました。これはおそらく、挨拶途中で国境なき医師団の動画を挟むバージョンで、直近の開催でこんな感じの進行を見たことがありました。後からNakaさんに聞いたらその通りだったようで、今回用に修正していなかったようです。恥ずかしがってました。

 オープニングゲームのCelesteが予定通りの時間に始まって、ほっと一息付けました。過去は開始が30分~1時間くらい遅れることがザラにありましたが、最近は時間通りにスタートできることが増えて来たので、設営がしっかり出来ていることが結果に表れていると思います。

 イベント開始の12:00から15:00までのボランティアシフトを終えて次の方へ引き継ぎをしました。ただ、引き継いで後ヨロシクさようなら、と言うのもボランティアリーダーとしてどうかと思うので、ゲーム入れ替わりの時は配信ブース周辺で見守っていました。この時、敢えてですがあまり自分から手伝わないようにしています。シフト外ではあるので可能な限り楽をしたいという思い半分と、ちゃんと自分の作ったマニュアルでボランティアの方が動けているのかを確認したい思い半分と言う感じです。ただ、どうしても個別の対応が出てきた時には判断が難しくなるので、積極的に介入するようにはしています。

 夕方頃開始予定となっているNuclear Blazeが、走者都合で会場からオンラインに変更となったため、最初のオンライン走者対応手順のサンプルとさせて頂きました。構成と作業内容の大まかな部分が理解できて、おおよそ以下のような構成になります。超ザックリと書いているので、詳細な構成図というより概略図とお考えください。

オンライン走者と解説そのやり取り概略図

 走者には、運営からゲーム映像と音を送るための専用のOBSが配布されていて、ここに設定一式が入っています。本番に際して一部設定変更などする必要はありますが、そこまでの手間なく対応することができます。これは非常に便利で良い手法だと思います。走者自身のOBSでの設定だと、バージョンの違いなどで想定通りの動作をしなかったり、自分の配信で練習したいという時にいちいち設定変更をする必要があります。場合によっては自分の配信のつもりが間違ってRiJ本番用の設定で配信してしまってトラブルになる可能性もありますが、専用のOBSを配布すればそれを防ぐことができます。

 RiJ本番用のOBSから配信をすると、RiJで準備しているSRTという映像を受信するサーバに送信され、会場側の配信PCで受け取ることができます。このSRTは遅延が少なく、次世代の映像伝送プロトコルとも言われている最新技術のようです。気になる方は調べてみてください。

 カメラとマイクはVDO.Ninjaという映像と音声のやり取りができるフリーのサイトを使っています。送信者がブラウザからカメラとマイクの情報を送信し、受信者側では専用のURLで受信することができます。この時、受信者から情報を返すこともできるようで、RiJ会場のPCから最終的に出力される本番用の配信映像を返すように設定されています。遅延もほぼないようで、解説者がその映像を見ながら解説できるようになっています。

 Nuclear Blaze終了後はまた会場のゲームに戻り、シフトの方にお任せで問題なく運用できていたようです。夜ご飯の時間帯で控室で休憩していたら、Zeromodokiさんが夜飯に誘ってくれたのでホイホイ着いて行きました。基本的に自分から誘えない人間なので、ぼっち飯回避ができて助かりました。

 その後また会場に戻って来て、オンラインのゲームが始まる深夜帯になるまで少し時間があるので、オンライン走者と解説用のマニュアル作成をしていました。 

1日目の小話

 正確な時間は忘れましたが、嬉しかった事がありました。配信ブースのところで色々作業をしていたら、観客席側から話し掛けてきた方がいて、
 「アジーンさん!!ファンです!!」
と言われたのです。何だ!?と思いつつも、自然に笑いが出てしまって、笑いながら「ありがとうございます!」と返しました。その方が特に名乗らななかったので、名無しのリスナー的な方なのかな?と思って特に名前を聞き返したりはしませんでしたが、とても癒された瞬間でした。その後にSNSを見ていたら、他の人のリツイートでその方を発見しました。

 これじゃん!!!って思って、他のツイートなど見たら、RTAイベントに参加された時の出来事を漫画で描かれている服部三木さんでした。いくつかの漫画はリツイートで回ってきたこともあって、見覚えがありました。嬉しくて脊髄反射的に返信などもさせてもらいました。その後、note記事にも書いて頂いて感謝です。

 毎回、反省していながら改善できていないところで「アジーンさん忙しそうで話しかけにくい」問題があります。何度か話したことがある、結構近しい人ですら言われます。それを、観客参加の方が配信ブースの向こう側にいる人間に話しかけるのは、とてもハードルのあることだったと思います。それでも話し掛けてくれたというのが本当に嬉しいです。なかなか言葉ではそう言っているものの、実際の現場になると「やっぱり忙しそうで話し掛けにくい」という感じになっちゃうと思います。ですが、こういう記事でしっかりと「どんな状況でも話し掛けてくれると嬉しい」というアピールはしていきたいなと思います。

本番2日目(8/11)

 朝方まで結局会場に居て、途中のオンライン走者の対応をサポートしつつ、ようやくオンライン走者と解説用のマニュアル内容が固まったので、ボランティア各位に周知をしました。

 実は、ボランティアリーダーで特段シフト体制は組んでいません。技術(セットアップ)で言うと、私と核さんとゆとりんさんの3名で、ゆとりんさんはオーディオリーダーとの兼務でもあります。そのため、実質2.5名で6日間合計約130時間のシフトを組むのは絶対に無理なので、そこは今まで通り、必ず会場に居るようにシフトを組んでいる運営をアテにしつつ、可能な範囲で対応するという形にしました。ただ運営もたった8名で、しかも今回主催のもかさんが不在なので、7名で必ず誰かは会場に居るようにシフトを組んでいたので、本当に大変だったと思います。

 同じリーダーの核さんとゆとりんさんは主に日中帯に会場に居るということなので、私は夜間帯の対応をするという形で、ざっくりと分担しました。夜間は運営の人数も手薄になることと、オンライン走者の対応もあるので、結果的には丁度良いバランスになったと思います。

 もちろんRTAも見たかったので、朝方に予定されていた、走者shiroさん、解説Suさんの、星のカービィ 夢の泉の物語を観客席で見ました。shiroさんは昨年冬の「星のカービィWii」の走者で、私が解説を担当させて頂きました。この時は、shiroさんがオンライン参加で直接お会いできませんでしたが、今回は会場参加ということで、直接お会いして挨拶できました。

 なおshiroさんの分身?でもあるアイスカービィ人形を持って来られていたので、走者カメラに映るように調整させてもらいました。丁度、カメラ枠に乗っかっているようで可愛い!こういう細かい対応もセットアップのお仕事です。気付いたところはこちらから提案したりしますが、要望があればお気軽に伝えてもらえればと思います。可能な範囲で対応します。

枠に乗るアイスカービィちゃん

 夢の泉は当時リアルタイムで遊んだ思い出があり、通常プレイの範疇ですが、かなりやり込んだ自負のあるゲームです。しかしRTAでは、能力ミックスというルーレットのはずが自由に能力をもらえるとまで言ってしまうほどの目押しのテク、UFOバグを起こすためのフレーム技、能力としては最強ながら制御の難しいUFO操作、UFOが使えなくなる場面での立ち回りなど、一度でもプレイした人ならとても真似できないようなやり込まれたテクニックに「すごい!!」という言葉しか出てこなかったです。shiroさんとSuさん、本当にお疲れ様でした。

 その後お昼になって、前日朝からずっと会場に居てさすがに限界がきたので、1日目の8:00から2日目の12:00という28時間シフトを終えて会場を撤退しました。この日、当初の予定では23:30頃からSPLATTERHOUSEの予定でしたが、1時間ほどは巻き進行だったので少し早めに会場入りする必要はあると思い、帰って寝てから21:00頃にまた会場に戻ってきました。

 hamatetさんはオンライン参加ですが、名札は作成されていて後日走者に配送されることになっています。ただ、記念撮影はしておきたかったので、事前にhamatetさんの許可を得て受付でhamatetさんの名札を借りて記念撮影をして、hamatetさんに出番前ツイートをしてもらいました。

 ちなみにこのために買ったヘルマスク仮面、商品としてはよくあるジェイソンマスク的なやつで、ツイートの画像をよく見ると分かりますが少し割れています。購入して自宅に届いた後、当日持って行ってから使うからいいやと面倒で開封していなくて、会場に着いて開封したらこうなっていました。配送された時点で割れていたのか、自分が会場に持って行く時に割れたのか分からないですし、1,000円程度のネタグッズで、しかもどちらかと言えば割れてる方が多少味がある感じになったので、裏に養生テープを貼って補強だけしてこれで良しとしました。

 本番はhamatetさんの走りが非常に良く、予定タイム18分、本番目標15分のところ、13分52秒というタイムで走り抜きました。私の解説もほぼ練習通りにできました。一点だけ、ラスボスを倒すタイミングを間違えて倒したと勘違いして拍手しちゃったところがやらかしちゃいました。結構分かりにくいんですよね。良かったところはネタ的な部分になりますが、hamatetさんの前説で「スプラ1」と言った時のリアクションです。台本では当日自分なりにリアクションをするということで特に決めていませんでしたが、その時の自分は純粋な視聴者の目線として「ん?」というシンプルな突っ込みをしました。一部コメントで拾われていて良かったです。本番のTwitchとYoutubeのアーカイブはこちらになります。

 終了後はそのまま次のゲーム、走者stone_cliveさんの愛・超兄貴を観戦しました。ストーンさんは今回初めて解説者を付けずにご自身でプレイしながらの解説にチャレンジするということで、非常に良かったと思います。普通のシューティングとは違い、格闘ゲームっぽいコマンド入力で技を出すというかなり忙しい操作の中で、解説をしながらも素晴らしいプレイを魅せてもらいました。そして極めつけは最後のフェードアウト。

 これが事前に仕込まれたものだったのか…?それは私が会場でこうやって動画を撮っている時点でお察しください。オーディオ担当のR-0109(リロイ)さん、配信管理のエクシークさん、本当にありがとうございました。

本番3日目(8/12)

 解説を終えて、夜シフトなのでそのまま会場で一息ついていました。オンライン走者の対応もマニュアルが更新できていたので、シフト担当の方にお任せさせてもらいました。しばらく控室で休憩していましたが、ソードオブソダンで解説のマイク音声がブツブツになってしまうという、最初のトラブル山場が発生してしましました。ただ、このタイミングでは運営の方が直接対応されており、あまり事情が分かっていない自分が加わっても邪魔になるだけなので、直ることを祈るだけにしました。しかし、1時間ほど掛けても直らなかったようで、結果的にはそのまま走って頂くこととなりました。結局原因不明、PC負荷があるかもしれないという程度しか分からなかったようで、次の日のオンライン走者まで持ち越しとなりました。

 その後、会場内の雑用をしつつ昼頃までのゲームをチラ見観戦していました。中でも興味があって、観客席で観戦していたのが以下の2つです。

 ゆとりんさんは、毎回お馴染みの軽快なトークと精密なプレイをマルチタスクで実行されていました。Spark the Electric Jesterを初めて知ったのは、海外イベントを日本語リストリームしているJapanese Restreamで、どのイベントのリストリームだったかは忘れちゃいましたが、その時にゆとりんさんが解説されていました。ソニックリスペクトのハイスピードアクションゲームで、キャラクターの造形も恰好良く印象に残っていました。実際にゆとりんさんのプレイで見ることもできて、本当に良かったです。

 そして昼よりも深夜のほうが適切だったのではという、少々キワモノ枠?だった、yamyamYamBatさんの極魔界村 改でした。正直このスタイルは好き嫌いが分かれるかと思います。私は大好きです。走者カメラの後ろに私が映っていますが、大爆笑しています。しかし、奇怪な格好と言動のネタだけではなく、元々難しいと言われている魔界村シリーズの中でも、最難関と言われる極魔界村をRTAとして成立させ、基礎動作やリカバリの動きなども素晴らしく、採用されたのも納得の走りでした。

 極魔界村 改が終了後、13:00頃で丁度昼食のお店が混雑する時間を過ぎたあたりということで、リロイさんに昼食をお誘い頂きました。他にも誰かいないかと探して、まだ昼食を取っていなかった核さんも一緒に誘って、昼飯を食べました。ぶたや 一歩一歩というお店です。とても美味しかったので後日またリピートしようと思ったんですが、お盆のためかお休みで残念。

 昼食後は一度会場を後にして、寝てからまた夜シフトで会場に戻ってきました。ただ今度は、会場ゲームのほうでもトラブルが発生してしまっており、最終手段でもあるゲーム中での配信PCの再起動まで実施したようです。配信PCはその名の通りTwitch配信を行っているPCです。各ゲームのダイジェストを作る時は元の配信から切り取る形になるので、ゲーム中に配信を切ってしまうと元の配信が違う部分は結合できずに分割するしかないので、余程のことじゃなければやらない対応です。ちなみにTwitchの仕様では配信時間が最大48時間でそこで強制的に切れてしまうので、ある程度余裕を持った時間のゲームの間で配信を再起動しています。

本番4日目(8/13)

 夜シフトにより、そのまま継続で会場に居ました。やはり色々と問題は発生してしまっていたのですが、PCの負荷が軽くなるような各種設定をしたことで、ある程度安定したような感じとなりました。その他にも、物理的な機材のところで不具合が出ていましたが、結果的には該当機器の電源入れ直しで改善したところもありました。やっぱり再起動できる機器はとりあえず再起動してみるって大事というナレッジを得ました。

 昼飯は14:00過ぎの少し遅くなった時間でソロ飯でした。会場から歩いてその辺の店を探していたら結構離れてしまいましたが、良さそうなつけ麺のお店があったのでここにしました。朝食を軽くコンビニ飯で済ませた程度だったので、かなりお腹が減っていて麺大盛りにしましたが、食べた後は結構お腹いっぱいになってきつかったです。

 そしてまた夜に会場に戻り、夜シフトのボランティアサポートに入りました。

本番5日目(8/14)

 明けて朝方、これも楽しみにしていたスーパーメトロイドが丁度見られるタイミングでした。走者はサスレイムさん、解説はハイポさんです。お二人は、RTA in Japan 2019(2019の冬)に同ゲーム別カテゴリをレースで走った走者で、この時に私が解説を担当させて頂きました。サスレイムさんはオンラインの参加でしたが、ハイポさんは会場での参加で、久しぶりにお会いして挨拶させて頂きました。サスレイムさんにも挨拶したかったので、準備中にオーディオ担当の人にお願いして、応援してます!と軽く挨拶の通話だけさせてもらいました。こういうのも役得です。

 ただ、今まで起きていたオンラインでの不具合がまた発生してしまいました。今回はちょっと事象が酷く、ゲーム映像がカクつくどころかゲーム音が先行し、映像が数秒遅れてしまうという状況でした。しかし、ハイポさんのゲーム音だけでゲームがどういう状況かを判断して解説するという離れ業が披露され、コメントが非常に盛り上がっていて助けられてしまいました。その間にも、どうすれば解決するかを試行錯誤しており、最終的にvMixのソフトウェアの再起動で解決しました。

 vMixはOBSと同じような配信ソフトウェアなのですが、今回の構成ではオンライン走者の配信映像を受け取って、配信PCに流す経由のような役割で使っているようです。通常は予め入れている設定でそのまま動かしているだけなので操作はしないのですが、運営の方が必死に色々原因を調べた上での判断でした。その後は回復して問題なく映像が表示できたので、本当にホッとしました。とりあえずvMixもずっと起動している状態なので、定期的に再起動する方が良いという判断で、オンライン走者を対応する場合は事前にvMixを再起動するという手順をマニュアルに追加して、ボランティアに周知しました。

 朝方のオンライン帯を乗り切った後は、お昼過ぎのボボボーボ・ボーボボの設営手伝いをしていました。こちらは体感ゲームでPS2のカメラに自分を映し、そのアクションがコントローラー入力替わりになるもので、そのためにはカメラに映る領域の背景が白くなくてはいけません。通常の配置だと背景は観客席になってしまうので、個別対応をすることになりました。観客席のスクリーンが2つあるのですが、1つを潰してそのスクリーンを背景にする配置です。そのために、予備の机を持って来たりということで結構バタバタしました。幸い前ゲームのPump It Up Infinityがオンライン走者で、走者ブースで走っている走者がいないことで、周辺の観客の皆様にはご迷惑お掛けしましたが全体的には楽に対応ができました。それも考慮してのこのゲーム順番だったのかもしれません。

 一つやらかしてしまったのは、終了直後に片付けしなければいけないという思いのほうが先走ってしまい、ボーボボ走者のいちめんさんの観客席へのお辞儀と衝突してしまったことです。別にそこまで急いで設営する必要があるタイミングじゃなかったので、しっかり最後の挨拶をしてからの対応で問題なかったです。大変失礼しました。

 無敵時間さんがツイートしてましたが、このシーンは本当良いですよね。

 その後夕方くらいになって、本来であれば夜シフトのために早めに帰って寝てから会場戻る予定でしたが、オンライン走者の件はほぼ安定してきたのでお任せすることにして、最終日や撤収日などもあるので生活リズムを少し戻すことにしました。会場から少し離れたところですが、良さそうなお蕎麦屋さんを見つけたので、天丼とのセットで頂きました。

本番6日目(8/15)最終日

 今回はボランティアリーダーの動きをかなり意識していたため、シフトがあってないようなものでした。そのため、初日のオープニングで担当したシフト以来ですっかり忘れてしまいそうな、最終日の5:00~8:00のシフトを忘れずに対応しました。特段大きな問題もなく、次のシフトの方に引き継ぎました。

 ただ、次のシフトの中でSOUND VOLTEXがあり、こちらがまた特殊な対応が必要だったので、設営手伝いに入りました。音ゲーで走者が立ってプレイするために、コントローラーをいい感じの高さにするために乗せる台が必要になります。これは何日目かに運営のほうでメタルラックを購入していて、台の替わりにする計画でした。使い終わったら事務所で物を置くために使えるので一石二鳥です。次回以降同じようなゲームがあればその対応もできるので、なかなかいいアイディアだと思いました。

 また、ディスプレイも走者が立つ高さに合わせる必要があり、これは各走者席の端にモニターアームで取り付けられている配信映像確認用のモニタを流用しました。また、走者希望で高リフレッシュレートのモニタを使う必要があるので、240Hzのモニターに付け替えをしました。この時、PCに接続する映像ケーブルは、DisplayPortで240Hzモニタと、HDMIで配信キャプチャに行く2つがあります。通常であればWindowsの画面設定でモニタ複製で同じものを映せばよいのですが、その設定だと何故か240Hzモニタで高リフレッシュレートが出ないという問題があり、OBSを介してプレビューをするという回避手段が取られていたようです。色々ありましたが、問題なくプレイ開始ができました。

 音ゲーやらない民なのと、音ゲーで採用されるような曲を聴いているわけでもないので分からない曲だらけでしたが、インターネット老人会が唯一分かった「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」がとても懐かしかったです。こういったShowcase枠はイベントで1つ2つあると良いなと思います。走者のふーにゃんさん、お疲れ様でした!

 その後に一番楽しみにしていたのが、走者:ありくいさん、解説:るこっくさんの、ファイナルファンタジーIVでした。走る前にも軽く挨拶させてもらいつつ、最前列席をしっかり確保してガッツリ観戦させてもらいました。精密な歩数調整や戦闘中のタイミング調整、最後のバグ技に向けた各種仕込みなどの多岐に渡るテクニックを使いこなしながら、見ている側を楽しませてくれるネタにも溢れていました。解説と言う名の隣で見ている友達枠の、るこっくさんとの掛け合いもよかったです。セシルの名前が「いもやろ」にならなかったことだけが残念でした。内輪ネタです。

 このツイートの通り、私の好きなものが全て詰まっているRTAでした。終わった後の控室で、言うタイミングをめっちゃ探りながら、勇気を出して3ショットのお願いをして撮らせてもらいました。ありがとうございます!

FF4走者のありくいさん、解説(話し相手)のるこっくさんと3ショット

 スカルミリョーネも、食べ物カテゴリでのトレンド入りおめでとう!

 その後、ようやくラウンジで遊んでいる人と交流ができました。プロゴルファー猿走者とベイグラントストーリー解説のバカンダさんがファミコンを広げていたので、色々と遊ばせてもらいました。火の鳥を4人で交代しながらの協力プレイが楽しかったです!

 その後、撤収に向けて先行で片付けられるものなどを片付けていました。ある程度目途が付いて控室で休憩しているつもりが、気が付いたら運営のHoishinさんに「アジーンさん終わりましたよ」の声で起こされ、フィナーレを寝過ごすという間抜けっぷりを晒してしまいました。次の日の8/16が本格的な撤収日ではあるので、この日は仮撤収みたいな形で簡易的に片付けをしました。

撤収日(8/16)

 祭りの後のお片付けです。寂しいですが、また次のイベントがあると思えば撤収作業も楽しめます。配線はとにかく抜いて、機器は片付けて箱などに入れてを繰り返して片付けを進めました。

 片付けに際してどうでもいい私のこだわりですが、ケーブルの巻き方をとても気にして対応しました。例えば下写真のLANケーブルなのですが、平らなフラットケーブルなので普通のケーブルよりも取り回しが非常に難しく、正しく巻かないと捻じれてしまい、ほどいて配線する時にぐちゃぐちゃになってしまいます。個人的にはLANのフラットケーブルは滅ぶべき論者です。

LANのフラットケーブルは滅ぶべし

 上手なケーブルの巻き方としてよくあるのは、下記サイトで紹介されているような「八の字巻き」です。このように巻くと、ねじれが均一化されてケーブルをほどいても真っ直ぐ綺麗に伸ばすことができます。音響さんとか、電気工事屋さんなどのケーブルを敷設する現場では常識のようなテクニックです。上記写真のLANのフラットケーブルもこのテクニックで巻いたので、次回配線する時は多分まっすぐ伸ばせると思います。皆さんも片付けで長いケーブルを巻くときは試してみてください。

 その後、行きと同じく2回に分割して会場からRTA in Japanの事務所に各種機材を搬送して、無事お片付けが終了しました。お疲れ様でした!

総括と反省

 イベント自体は大変なところはありながらも、本当に楽しむことができました。特に、久々に会う方や、オンラインだけでやり取りしていた方と会場で初めてオフラインでお会いできたことは本当に嬉しかったです。一方で、今回の反省点は大きく二点ありました。

 一点目は、ボランティアリーダーとして、セットアップ担当の業務部分は色々なトラブルがありながらもある程度の対応ができたと思っていますが、会場内雑務などの細かいところまではマニュアル化や指示までができていませんでした。昨年のnote会場の時は、レッドブルの補充やトイレの清掃などの細かい雑務を運営に確認しつつ、私の方でマニュアルを作成してボランティア各位に配布して対応してもらっていました。今回は、前回の流れもあったのか、レッドブルの補充はボランティアの方々で割と積極的に作業をしてくれていたように見えていたのと、トイレ清掃もオフィスビルで休日は入らなかったようですが、平日は清掃が入っていたので大丈夫だろうという考えでした。新しい会場になったことで、細かい会場内運用ルールをどうするかが整理しきれず、現場の雰囲気で進んでしまったことは事実なので、ここは私の反省点としてどうすれば適切かを整理しつつ、運営に申し入れようと思います。

 二点目は、ラウンジなどで交流の場がほとんど持てなかったことです。ここは前段のボランティアリーダーの業務量との兼ね合いもあるのですが、1~4日目くらいまでは、会場内に居る時はかなり目を見張ってセットアップ担当の業務が問題なくできているか、個別対応がある場合はヘルプのお手伝い、走者や解説などの練習場所や機材貸出の案内などのボランティア対応に追われていました。5~6日目くらいでようやく落ち着いてきて時間自体は取れたものの、疲れていて結局控室でボーっとしてしまい、ラウンジなどに行って交流できる体力までが残っていなかったです。

 次回の会場がどうなるかにも影響しますが、ボランティア業務的なところの整理はイベント開始前からある程度やっておき、イベント期間中の現場の負担を減らせるようにできればと思います。次回はぜひ、2022年の冬の時にやっていたような雑談観戦のようなもので、交流の機会を増やせればなと思います。

 冬から夏は8か月ほどの期間がありますが、夏から冬はもう4ヶ月後には次のRTA in Japanが始まります。その間に開催されるその他のRTAイベントも含めると、本当にあっという間だと思います。また次回お会いしましょう!

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 ちなみに、その間に私が運営として関わっているイベントは以下のものがあります。ぜひ見てくださいね!

Long Speedrun Summit 2023

 他のRTAイベントでは、都合上なかなか採用数が少ない長時間RTAの作品を集めたRTAイベントです。

  • 開催日:2023年9月15日~9月24日

  • X(Twitter) 各種情報はこちらで告知します

  • Twitch イベント本番はこちらで配信します

第1回PR版FFRTAリレー

 ピクセルリマスター版のFF1~FF6を、4チームでリレー対決をするRTAイベントです。

  • 開催日:2023年11月4日~11月5日

  • X(Twitter) 各種情報はこちらで告知します

  • Twitch イベント本番はこちらで配信します(FF駅伝チャンネル借用)

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