ハーバーは競技シーンに変化をもたらすのか【ヴァロラント雑談 part.1】

新しいコントローラーであるハーバーが発表されました。

従来のコントローラーとは違って中々ピーキーなアビリティが揃っているハーバーですが、今回は競技シーンにどういった変化をもたらすのかを予想してみたいと思います。

まだ実際にプレイしていない状態での予想なので大きく外れたら笑ってください。当たった時にドヤ顔するためにこの記事は書いてます。

また今回のようなちょっとした記事はヴァロラント雑談というシリーズで纏めて行きたいと思います。元から書きたいけど記事にするほどでもないかなと思っていたのが何個かあるので、それをこのシリーズで書いていけたらと思います。

特徴

アビリティの紹介は公式や誰かのを見てもらうとしてまずはエージェントの特徴から。コントローラーと言えば球体上のスモークをいくつか展開できるのが普通ですがハーバーはカーテンがベースになったアビリティセットになっています。

自分はハーバーを従来の射線を区切るコントローラーではなく、スペースを作る・エリアを区切ることに特化したコントローラーだと思っています。もちろん射線を区切ることもできますがそれは副次効果でハーバーを表す要素では無いのかなと考えています。

話は変わって、自分はエージェントを〇〇系〇〇といった風に分類しています。例えばレイズであればイニシエーター系デュエリスト、KAY/Oであればデュエリスト系イニシエーターといった感じです。

分類が難しいエージェントもいるんですが今回のハーバーはイニシエーター系コントローラーだと思ってます。索敵要素はアルティメットしかないですが、イニシエーターの役割である攻防のサポートやエリア取りを助けるアビリティが揃っているからです。

以上のことを踏まえて具体的にどのマップでどういった使い方をされるのか予想していきたいと思います。ハーバーが出てくる可能性が一番高いと思っている順番で紹介していきます。

フラクチャー

フラクチャーの構成はチェンバーとコントローラーが確定、デュエリストとしてネオンかレイズ、殆どのチームがブリーチを入れて後はヴァイパーを入れるかフェイドを入れるかケイオーを入れるかといった所。

VCT 2022 Champions Fracture Comp
多い構成

上はメインやサイトでの戦闘などミクロを重視してラウンドを取る構成下はメインのコントロールなどマクロを重視してラウンドを取る構成。ここで注目してほしいのは全チームがネオンかヴァイパーのどちらかを入れているということです。

フラクチャーは構造上スモークを入れたい所が多く、コントローラーが一人だけだと足りない場面が多いです。そこでネオンを入れた構成であればファストレーンを、ダブルコントローラー構成であればスモークやカーテンを駆使して戦います。

そこでハーバーのハイタイドによるカーテンであれば広い範囲を一つの無料スキルでカバー出来るのでこの問題を解決できるのではないかと思いました。また他のスキルも非常にフラクチャーに合っています。

カスケードによる動くカーテンもフラクチャーではかなり使えそうですし、コーヴの弾を防ぐ性能も完全に防げないとは言えリテイク状況で機能しそうです。何よりアルティメットであるレコニングもどちらのサイトであっても非常に強力です。

まだヴァロプラントで実装されてないので手書きで引くほど分かり辛いですが、アタッカーでの各スキルのセットアップや今のところ使えそうだと思っているスキルの使い方を紹介します。

ハイタイド

今までブリムストーンでスモークを3つ使って塞いでいた射線切りをハイタイドであれば無料スキルで40秒に一回できます。加えてスロウ効果もあるのでフラッシュによるカウンターも多少はされ辛いでしょう。

コーヴとカスケード

またコーヴは普通のスモークと変わらない使い方をしてもいいですし、カスケードはサイトへ行くまでのエリアを取るのに使えそうです。

ハーバーはチョークポイントを即座に防げずディフェンダーは弱いイメージがありますがフラクチャーであれば何とかなる範囲だと思っています。入ってくる相手に対しては少し難しいですが、リテイク状況であれば問題なさそうだと思ってます。

気になる構成ですがブリムストーンの代わりに入れるのがベストで、オーメンとヴァイパーのどちらかの代わりに入れるというのは構成のコンセプトとは少し違うかなと思います。

以上の事を踏まえてハーバー、チェンバー、ブリーチ、フェイド、レイズがありえる構成かなと思ってます。個人的にはブリーチかフェイドを抜いてケイオーもありかなと思ってます。

パール

パールというマップ自体がまだ出たばかりで構成が安定していないですが、ハーバーは食い込む余地があると思ってます。

コントローラーはアストラ単体かアストラ・ヴァイパーのダブルコントローラーが多いです。ハーバー単体は難しそうですが、ダブコン構成でヴァイパー・ハーバーはあり得そうです。

アストラの仕事をハーバーが補えるどころかよりできることが多いので変えるのであればアストラと。しかしコントローラー一人はディフェンダーにおいて難しいのでヴァイパーとのダブコン構成。ディフェンダーもコーヴの設置や解除だったり面白いセットアップも出来そうです。

他のコントローラーも考えましたが個人的にはパールはアストラが基本だと思ってるのであまり選択肢に入ってません。なので基本はアストラですが、ダブコンを採用するのであればハーバー、アストラ、チェンバー、フェイド、レイズが良いかなと思ってます。

アイスボックス

アイスボックスにおいてヴァイパーやセージは必須レベルでしたがハーバーが居ればこの二人は必要なくなるかもしれません。

VCT 2022 Champions Icebox Comp

まずアイスボックスでヴァイパーはサイトへ攻める際に射線を大きく区切れるのが大きく評価されています。セージもほぼほぼ同じ理由です。しかしハーバーであればその問題を解決する事は理論上可能です。ハイタイドで射線を区切りながらコーヴを使って設置。

加えてハーバーはトキシックスクリーンと違ってカーテンを好きなところへ出せるので複数回使えるのでクールタイムの差はありますがこの点は上回っていると思います。

しかしヴァイパーとセージはディフェンダーで強い事や他の点も評価されているので、ハーバーが総合的に見てヴァイパーとセージの完全な上位互換かというと微妙なところです。

なのでその二人を抜いてハーバーを入れた時に余った一人の枠でその不足している分を補うことが出来るのであればアイスボックスで出るのもあり得ると思っています。相変わらず糞みたいな分かり辛さですがアビリティの一例。

ただここまで言っといてなんですがヴァイパーとセージの方が強いかなと思ってます。ハーバーを入れたデメリットを埋める良いエージェントがあまり思いつきません。オーメンやサイファーが候補かなと思ってますけど強いのか想像つきません。

加えてヴァイパーを抜いた際にミッドにポイズンクラウドを設置しないのでミッドへのプレッシャーが薄まるのも個人的にマイナス点です。さっきオーメンやサイファーを例に挙げたのもそれで、この二人ぐらいしかプレッシャーを出せないと思ったからです。

あり得る構成としてはハーバー、チェンバー、サイファー、ソーヴァ、ケイオーで、フェイドやレイズあたりがプールに入ってくるかなといった感じです。それかセージを抜いてヴァイパーとのダブコン構成ぐらい。強いかは未知数。

他のマップ(不採用)

他のマップは正直言って微妙です。次点であり得るのはブリーズでヴァイパーの代わりに入れる事なんですが、アタッカーは良いとしてもディフェンダーの弱さがそれを打ち消しそうです。

バインドでヴァイパーの代わりに入れるのもディフェンダーがかなり弱そうです。加えてアタッカーでAショートへのプレッシャーが薄まるのも個人的にマイナスです。アセントとヘイヴンに関してはわざわざ入れる強みが少ないかなと思います。

どのマップでもディフェンダーの弱さが響きそうで、それをカバーするエージェントを入れるならありなんですがその枠があるかと言われると無いと言わざるを得ないです。

仮にソロコントローラーでハーバーを使うのであれば、ディフェンダーでハーバーがいない方を守ってる人はリテイクを想定して守ったほうが良いと思います。

まとめ

フラクチャーは完全に上位互換ですが、他のマップはチーム次第と行った所です。ディフェンダーの弱さが改善されないとランクでも気軽に使い辛そうなエージェントです。来年のVCTのフラクチャーでハーバー出たら褒めてください。

ヴァロラント雑談シリーズは軽く書きたいと思ってたのに思ったより内容が長くなってしまいました。次の内容も決まっていますしネタも何個かあるので次は軽く読めるような記事にしたいですね。ではこの辺で。


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