【リクエスト適性分析】タマモアポローン

本記事は下記の内容でお送りします。

・リクエスト馬の本質的な適性診断
・リクエスト馬の適性グラフ
・過去レース分析

リクエスト馬の本質的な適性診断


タマモアポローンの本質的な適性は持続力パワー型になります。

今のところは機動力スピード型質のコースでの好走が目立ちますが、レース内容からは持続力パワー型質の適性を持っているように感じます。中京1800mでの凡走が何度かありますが、これは適性うんぬんというよりも乗り方の問題だと思っているので本質的な適性がどうこうという問題ではないかなと。

リクエスト馬の適性グラフ


タマモアポローンの適性イメージとしては下記のようなイメージを持っています。

タマモアポローン


過去レース分析

3歳以上2勝馬クラス(12/22、阪神1800m)

画像2

機動力スピード型のソルトイブキ、ゲンパチルシファーを抑えて1着。

差し傾向が強めの馬場が味方したこともありましたが、これは適性の幅でこなせる阪神1800mを脚力で差し切ったという内容といえるでしょう。

タマモアポローンの脚質的に前々で運んだ馬に残される展開で負けることは想定されうることなので、機動力スピード型質が問われるコースでも坂がある阪神や福島のほうがおそらく好走確率は上がると思いますね。


3歳以上1勝馬クラス(7/21、中京1800m)

5番人気で6着という結果でしたが、昨年の夏の中京開催は雨の影響でかなり内目・前目で運んだ馬に恩恵がある馬場になっていたので、差し脚質のタマモアポローンにとっては少ししんどい条件設定だったと思います。

ただこの凡走は馬場以上に3~4角から直線での進路取りに問題があったと思っていて、せっかくの内枠だったのにも関わらず中京で最もやってはいけない3~4角から外に出しての大外ぶん回しを決めているんですよね。脚質的に仕方ない部分はあるとはいえ、高速化した中京ダートでそれをやったら届かないのも当然です。

逆にいえばこういうレースはほぼ度外視しても問題といえるので中京ダートの内容はどんなレースで勝っている、負けているというのを精査する価値はあるといえるでしょう。

3歳以上1勝馬クラス(6/29、中京1800m)

こちらも6番人気で6着。

この時も内枠だったのですが、いつのまにか外に出してまくり上げる競馬になっているので中京のセオリーを無視した乗り方になっていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

逃げたヴェールレガロが直線で早めに垂れたことで、その外の番手につけた馬たち、内目を立ち回った馬たちでのワンツースリーなわけですから、さすがに外外を回す競馬になると届かないですよね。

これは騎手の判断の問題なのか、厩舎からのオーダーでそう乗ってきてくれと言われたのかは分かりません。

ただ結局次戦も全く同じ内容で凡走しているわけですから何かしらの工夫は欲しいなと見ている側からすると思ってしまうところはあります。


さてタマモアポローンの今後の展望についてですが、ある程度道中流れてくれるようなレースになればおそらく機動力スピード型条件でも安定して差し込んでくると思います。

ただ脚質的に器用なタイプではないので機動力スピード型質が強く問われるようなコース(京都、新潟など)はあまり向いていないんじゃないかなというのが個人的な見解です。

履歴を見ている限りではたぶん東京2100mでパフォーマンスを上げてくるタイプかなと思っているので、京都で負けてから東京使ってほしいかなというところですね。



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