【リクエスト適性分析】ノーヴァレンダ

本記事は下記の内容でお送りします。

・リクエスト馬の本質的な適性診断
・リクエスト馬の適性グラフ
・過去レース分析

リクエスト馬の本質的な適性診断

現時点でのノーヴァレンダの本質的な適性は機動力パワー型になります。

元々は機動力スピード型に分類していた馬で、実際に2歳時は機動力スピード型条件で3連勝しているのですが、徐々に本質的な適性が変化している印象です。ノーヴァレンダの全兄弟に交流重賞でも好走経験のあるブランシェクールがいますが、適性的には非常に似通っているように感じます。

リクエスト馬の適性グラフ

ノーヴァレンダの適性イメージとしては下記のようなイメージを持っています。ただ適性の変化について触れた通り、どう変化したのかを図示しておきます。

2歳~3歳春

2歳

3歳秋(現在)

現在


ブランシェクールの適性も合わせて。

姉


血は争えないなという感じですよね。兄弟で全く異なる適性を示す馬も中にはいますが、比較的兄弟で似たような適性を持つというケースは結構多いと思いますね。特に全兄弟であればなおさらその傾向は強い印象です。


過去レース分析

全日本2歳優駿(川崎1600m)

機動力スピード型条件で連勝した後のG1チャレンジでしたが、メンバー構成的に条件としては一番適性が合致していたこともあり、5番人気の低評価を覆しての優勝。

上位人気に推された馬たちはみんな持続力スピード型適性の持ち主でしたので、立ち回りの上手さがアドバンテージになりました。

ノーヴァレンダの勝ちパターンとしては番手からの早め抜け出しですので、他にそういった競馬が得意な馬がいなかったことも大きかったといえるでしょう。

伏竜S(中山1800m)

デアフルーグと一騎打ちムードかと思いましたが、内枠に泣かされた一戦でした。当時の予想としては下記のように出していましたね。

「去年の2歳チャンプですね。ノーヴァレンダは機動力スピード型の適性を持つ馬です。過去3戦の内容としては、番手から早め先行で抜け出す競馬で押し切る競馬でいずれも勝利してきました。
ダイワメジャー産駒は本質的にはあまりダートを得意としているわけではないと思うのですが、ノーヴァレンダについては姉のブランシェクールも同様に交流重賞で活躍していたので母系の影響が強く出ているのだと思います。
ノーヴァレンダの今後の注目点としては、末脚の持続力が求められる府中の1600mへの対応力と、大井2000mへの距離延長に耐えうるかどうかになってくるでしょう。
対デアフルーグを想定するのであれば、このレースについては逃げるという手も一つだと思います。
ノーヴァレンダの武器は先行力と機動力なので他の馬に合わせて仕掛けるというよりも自分のペースで動いていくという意識を持って乗るほうがデアフルーグに対してはアドバンテージを作りやすい展開に持っていくことが出来るのではないでしょうか。この頭数だとそこまで極端に速いタイムにはならないでしょうし、ポジション利を活かしたレースが出来るかどうかが勝負のポイントになってくると思います。」

初めて砂を被る競馬になったことで馬がなかなか進んでいかなかったことに加えて、デアフルーグが外目から捲り上げていくような競馬になったので、ポジション的には一番苦しい位置になってしまいましたし、番手からの早め抜け出しで粘りこむ競馬を得意とするノーヴァレンダにとっては最もしんどい形だったと思います。この1戦だけで中山適性を見限るのは少々早計といえるでしょう。

ユニコーンS(東京1600m)

画像4

最内のワイドファラオが締まったペースで逃げたこともあり、外々を回された馬は最後伸びきれないというユニコーンSにはあまり見られない展開になりました。

枠順的にやることをやったという競馬でしたし、この辺りは適性の差も出ていたのかなと思います。2着デュープロセスよりも外を回した馬はみんな伸びきれていませんでしたからね。

白山大賞典(金沢2100m)

3歳春は馬券に絡むことが出来ませんでしたが、ここでは十分な見せ場を作っての3着と復調気配を見せる内容。これはやはり徐々に機動力パワー型へと適性がシフトしていることも一つの要因であるように感じます。

実績上位で機動力型条件なら安定しているグリム、ある程度どこでも走ってくるデルマルーヴルには先着されてしまいましたが、久々に番手からの早め抜け出しという競馬をすることが出来ました。

ある程度パワー色(スタミナ色)が濃い条件のほうが今のノーヴァレンダには合っている可能性が高いということでしょう。実際に機動力スピード型特化型のリアンヴェリテは着外に飛んでいるわけですしね。(リアンヴェリテはレース後鞍上が叩かれていたようですが、これは騎手の乗り方というよりも使ってきた陣営のほうに責任があると個人的には思います。)

みやこSはインティをはじめ先行勢が壊滅するレースでしたのでここでの大敗はやむを得ない部分があると思いますし、福島民友Cは5着でしたが内容的には悪くないものだったと思います。

今後のノーヴァレンダの展望としては、おそらく交流重賞のほうが好走する機会が多いのではないかなと思います。その根拠としては2点あります。

1つ目は機動力パワー型条件のレースは交流重賞のほうが多いこと。

2つ目は頭数が少ないほうが番手からの早め抜け出しが実践しやすいこと。

もちろん中央のダート重賞でもマーチSやシリウスSなどであれば、好走する余地はあると思います。ただ枠順や展開など不確定要素が増えそうなのと、収得賞金的に全日本2歳優駿のアドバンテージがあるうちに賞金を加算しておいたほうが今後のローテーションを組む上で有利に働くと思いますので、個人的には交流重賞を狙って使っていったほうが良い気はしますね。佐賀記念、マーキュリーCあたりは結構面白いんじゃないかなと。

いかがでしたでしょうか?

もっとこんなこと書いてほしい!とかこういったところに触れてほしいとかありましたらTwitterにてお伝えいただければと思います。

感謝企画は絶賛募集中ですので、良かったらチャレンジしてみてください!(感謝企画はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?