【レースの見方】過去の活躍馬から適性を学ぶ

機動力と持続力について説明をしましたが、言葉だけでなかなか理解するというのは難しいという方もいらっしゃるかと思います。

そう感じた方にはダート重賞で活躍した馬のレースからアウトラインをつかんでいくというのも一つの方法だと思います。

私は本理論をだいたい2014〜2015年くらいに原型を作り上げて現在に至るのですが、その際に2008〜2013年くらいのダート重賞を見返して、活躍した馬がどういう適性なのかというのをレースから分析をしていました。

そういう意味でいくとコパノリッキー世代は活躍した馬がとても適性的にキャラ立ちしてるので、その辺りのレースを見返してみるといいかもしれません。(コパノリッキー、ベストウォーリア、クリソライト、インカンテーション、サウンドトゥルーなど)

履歴を追うと1勝馬クラスで(旧500万以下)でこんな対決あったのかよと思うことも多々あります。

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前に解説した通り3歳のダート1勝馬クラス(旧500万以下)はレース数自体が少ないため、こういうレースは結構あったりします。

馬券に絡んでるの後のオープン馬しかいないじゃん!みたいなレースもあったりするくらいです。

上記の例はまだ1勝馬クラスの条件なのでコパノリッキーとサウンドトゥルーのワンツーという結果になっていますが、たぶん古馬になってからコパノリッキーとサウンドトゥルーが東京1400mで走ったらおそらくもっと差が開いている可能性が高かったと思います。その辺が本質的な適性の差といえる部分ですね。


この作業を行うことで有用な点としては、過去の活躍馬と適性的な共通点を見つけることで対象の馬の今後のキャリアでどこを狙うべきかが見えてくるという点です。

たとえば仮にベストウォーリアっぽい馬がいたとすれば、そういう馬がユニコーンSからジャパンダートダービーに出てきたらパフォーマンスを落とすんじゃないか?といった仮説が立てられるようになります。
※ベストウォーリアはユニコーンS1着→ジャパンダートダービー5着

詳細は適性早見表を見てもらうのが一番分かりやすいかと思いますが、ベストウォーリアは非常に適性に従順な馬で、好走と凡走の区別が非常につきやすい馬ですね。

コースの改修がある場合も存在するので全部がそうだとは言えない部分はありますが、ほとんどの馬が決められたコース・条件設定の中で走るわけですので、当然コースごとに好走しやすいパターンというのがあります。それを馬のタイプに合わせこんで検証していくと考えていただければ、分かりやすいと思います。

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