【リクエスト適性分析】マッスルビーチ

本記事は下記の内容でお送りします。

・リクエスト馬の本質的な適性診断
・リクエスト馬の適性グラフ
・過去レース分析

リクエスト馬の本質的な適性診断

マッスルビーチの本質的な適性は、機動力スピード型になります。

メイショウサムソン産駒はどちらかというとダートより芝のほうが活躍馬が目立ちますが、素質はかなり高く感じさせる馬ですね。弟のキンノマサカリも似たような適性を持っているように見えます。

新馬こそ先行して勝っていますが、基本的なスタイルとしてはある程度道中で脚を溜めて終いの脚にかけるタイプではあるので、ペースや距離延長・短縮に影響を受けやすい嫌いはあると思います。

現役のオープン馬でいくとキングズガードに近いものを感じる一頭ですね。マッスルビーチのほうが距離適性が少し長めな印象はありますが。

切れる脚を使える馬ではありますが、瞬間的な加速に強みがある馬で、そこまでその脚が長く持続するタイプではないように感じます。

リクエスト馬の適性グラフ

マッスルビーチの適性イメージとしては下記のようなイメージを持っています。

マッスルビーチ

過去レース分析

鳥取特別(阪神1800m)

2019年12月時点でのマッスルビーチのベストパフォーマンスはこの鳥取特別でしょう。

馬場的に速かったという側面はあると思いますが、1:50:0という勝ち時計は阪神1800mの中では相当速い時計です。時計としてはアンタレスSやジャパンカップダートでの走破時計と言われても違和感がないレベルになりますので、それを2勝馬クラスで出したというのはマッスルビーチの脚力の証明と言えるでしょう。

シリウスS(阪神2000m)

格上挑戦で挑戦したシリウスSですが、ここは思った以上にパワー型質を問われたことでの凡走と捉えるのが妥当ではないかと思います。(参考までにシリウスSの際に作成した適性分布を掲載しておきます。)

画像2

見ての通りシリウスSで上位を占めたのはみな本質的な適性がパワー型質に寄った馬になっています。猛者が揃う中央のダート重賞の格上挑戦で適性からズレる条件では少し厳しかったということなのでしょう。

3歳で古馬相手に重賞を勝つというのは、相当に高いハードルなので仕方ない部分もあります。前年のオメガパフュームみたいなのはレアケースです…(笑)

阪神1800mでのハイパフォーマンスを踏まえると、ある程度適性の幅でパワー型の条件でも好走出来そうなんじゃないかと私も見立てを立てていたのですが、もうちょっとやれて良かったかなと思う内容なので、思ったよりスピード型に寄っているのかなという判断をしています。

シリウスSの時はワンダーアキュートっぽさを感じると言っていたのですが、ワンダーアキュートよりはもうちょっと適性の幅が狭い馬になりそうなのかなと。

錦秋S(東京1600m)

前走の錦秋Sは距離短縮に加えて、適性からズレる条件への出走でした。錦秋Sの際に出した適性表は下記の通りです。

画像3


結果的にマッスルビーチは6着だったわけですが、これは前述の本質的な適性からズレる条件だということもありますし、距離短縮でポジションが後ろになったことも影響していたのではないかなと思います。後方で上がりは出していますし、それが長く持続して伸びてこれるほどのパフォーマンスをこの条件下では見せられなかったということでしょう。

500万以下では確かに東京1600mで勝鞍があるわけですが、さすがに準オープンになるとメンバーレベルが全く変わってくるので、その成績だけを捉えて東京適性を判断するというのはちょっと早計なのかなと。(もちろん条件次第でこなせるとは思うので全くダメというわけではないと思いますが)

マッスルビーチの今までの競馬を見ている限りですと、今年のみやこSのような条件がおそらく一番ハイパフォーマンスを発揮してくれそうな気はしますね。ある程度道中が締まったペースになって、後方から動いていける機動力スピード型が台頭するようなレースが向いていそうです。順調にいけば間違いなくオープンには上がってくる器だと思いますので、来年が楽しみな一頭ですね。

初めてのリクエスト分析になりますが、いかがでしたでしょうか?

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