ウインムートの適性分析

先週このニュースが流れてきてビックリさせられました。

命あるもの、どうしても終わりがくるものではあると思います。

しかしながらこうした急遽のお別れが訪れてしまうのは関係者、ファンにとっては割り切れない部分があるのも事実だと思います。筆者も一口馬主をやっており、似たような経験をしたことがあるのですが、本当に辛かったです。一生懸命応援していた馬の未来が見れなくなること、自分が信じていた強さをレースで証明できなくなることの悔しさというのが、現在の私のマトリックス理論の構築に行き着いた一つの経緯でもあります。

という背景もありまして、私が出来ることなど微力なことだと思いますが、ウインムートの適性分析記事を書かせていただくことで、関係者の方の無念を少しでも晴らすことが出来たらと思い、今回投稿させていただきます。

【ウインムートの適性分析】

ウインムートの適性は下記の通りです。(ウインムートの戦績はこちら

基本的には直線が長いコースはあまり向いておらず、立ち回りの器用さで好走してくる機動力スピード型のタイプの馬です。純粋にスピード一辺倒というタイプではなく、少し時計のかかる条件のほうが向いている少しパワー質に寄った機動力スピード型という評価をしていました。そのため1400mでも純粋なスピード勝負になるコースよりも坂があるコースのほうがパフォーマンスは高かったです。

また加齢とともに少しズブさが見られるようになり、本質的な適性がパワー型よりにシフトしてきていました。そのため多頭数で速い時計になりやすい中央のダート重賞よりも交流重賞向きになっていたと思います。本質的な適性は機動力スピード型から機動力パワー型へ移動していたのではないかと思いますね。

今年のさきたま杯はサクセスエナジーが出遅れたこともありましたが、揉まれずに先行出来る展開になったことで先行押し切りの競馬をすることが出来ました。秋の大目標を浦和でのJBCスプリントに置いていたということでしたが、今年の出走予定馬を見ている限りだと十分にチャンスがあったといえるでしょう。同じレースに出ていることも多かったサクセスエナジーはウインムートにとって好敵手といえる存在だったのではないでしょうか。

今年は前哨戦として同舞台でオーバルスプリントがありますが、そこでサクセスエナジーとワイドファラオが激突することになりそうです。ここでサクセスエナジーが好走し、本番でも好走することになればウインムートも好走出来ていた可能性が高かったのではないかと。

もちろん実際に結果を検証することは出来ないですが、適性的には好走の下地が揃っていたのではないかと思います。

ダート重賞を複数勝つのは本当に強い馬でないと出来ないことです。そのため私個人としてはそういった馬たちに敬意を払うようにしていますし、能力が全開に発揮されたガチンコ勝負を見れるのを楽しみにしています。

今回のような形で、志半ばで夢を絶たれることになってしまうのは非常に悲しいことですし、残念なことです。ウインムートのご冥福をお祈りいたします。

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