D&D5e ファイターについて 1回目

自分用にD&D5eのキャラ作成についてまとめるメモ

第1回はファイター。

尚、「闇に落ちた人間たちが見えない明日を語り合う処」様をかなり参考にしている。http://eternalsessionbreake.blog.fc2.com/

■ファイターの特徴

全ての武器・防具・盾を装備できること。「戦闘スタイル」により攻撃アクションの強化/ACの強化/リアクションの強化ができること。レベル上昇による能力値上昇の機会が多いこと。1アクションの攻撃回数が最大4(!)まで伸びること。「怒涛のアクション」の汎用性が高いこと。殆どの能力が小休憩で回復すること。等々から、「基本性能が高く、汎用性が高く、継続した運用が可能なクラス」であると言える。ひとつずつ見ていこう。

◇全ての武器・防具・盾を装備できる。

 単純かつ強力な特性。1レベルであっても盾・チェインメイルを装備することでAC18(「戦闘スタイル:防御」を取得するとAC19(!))となり、パーティのメイン盾として活躍できる。近接軍用武器・遠距離武器の両方に習熟するため、いざというときは弓による遠距離への対応も可能。宝箱から入手する魔法の武器などは、武器種を選べない場合も多くあるが、ファイターならそう言った悩みとも縁遠い。

◇「戦闘スタイル」による強化

 レベル1で獲得できる「戦闘スタイル」はどれも優秀。何らかの条件を満たす必要もなく、ただファイターはファイターであるだけでボーナスが貰えるのだ。強い。(例えば、「弓術」の命中+2のボーナスは、能力値に換算すると敏捷4点分。他のクラスがLv8まで到達し「能力値上昇」を2回獲得して成し遂げることを、ファイターはlv1でやってのけてしまう。)

「片手武器戦闘」、「両手武器戦闘」、「二刀流」はダメージの固定値や期待値を上げることが出来る。「弓術」は、命中判定に+2することができ、「特技:射撃の名手」と組み合わせることで安定してダメージを稼ぐことができるようになる。「防御」はACを直接上げることが出来る数少ない特徴で、武器に両手武器(グレートソード等)を選択する場合は「防御」を選択すると安定する。(「護衛」は低レベルでは優先度は低い。上級者向け。)

◇能力値上昇の機会が多い

 ファイターは他のクラスよりも能力値上昇の機会が多く、4、6、8、12、14、16、19レベルの7回も能力値上昇の機会に恵まれる。(他クラスは5回)

 能力値の合計値が他のキャラクターより多くなり、単純に強くなれる。また、能力値上昇の代わりに「特技」を獲得することもできるため、他クラスではやりづらい「特技と特技のコンボ」がやりやすいクラスでもある。一例をあげてみよう。

 ・「クロスボウの達人」+「射撃の名手」

  「クロスボウの達人」でクロスボウを両手に持ち攻撃回数を増やすことで、「射撃の名手」のダメージ+10の効果を最大限に活かせるようになる。戦闘スタイル:弓術を合わせて獲得すれば、面白いように敵が溶けていく。

 ・「長柄の使い手」+「大業物の使い手」

  上のコンボの近接攻撃版。「長柄の使い手」で攻撃回数を増やし、「大業物の使い手」のダメージ+10の効果を活かす。戦闘スタイル:弓術の有無により、クロスボウの達人よりは安定しないが、前衛として仲間を守れる立ち周りが出来ることを考えると一長一短。

 ・「長柄の使い手」+「守護戦士」

  「長柄の使い手」の効果により、敵キャラクターが自分の間合い(10フィート)に侵入したとき、機会攻撃を行うことが出来るようになる。更に、「守護戦士」の効果により、機会攻撃が命中すると相手の移動力が0になる。つまり、自分の間合いに入った敵キャラクターは、機会攻撃を受け、その場で足止めされてしまうのだ。(相手に10フィート以上の攻撃手段がないと、近づく前に攻撃を止められてしまう!)

 ・「守りの決闘術」+「盾の使い手」+(【敏捷セーブ習熟】)

  リアクションでACに習熟ボーナスを足すことが出来たり、敏捷セーブに成功すると魔法ダメージを0にすることが出来るようになる。かなり硬くなるので、メイン盾として大活躍できるようになる。

◇「怒涛のアクション」の汎用性の高さ

 「アクションを1回追加できる」という雑に強い能力。(ボーナスアクションは増えないことに注意!) 

 低レベル時はその恩恵を感じることは少ないかもしれないが、本領発揮は5レベル以降、攻撃回数が増加してから。5レベルでアクションにつき2回攻撃できるようになるため、怒涛のアクションを使用した5レベルファイターは1ターンに4回の攻撃が可能となる。11レベルで6回、20レベルではなんと8回の攻撃が可能なのだ!

 それ以外にも、追加の「早足」アクションを行うことで移動力を増したり、アイテム(ポーションなど)を使用したり、「あと一手足りない」状況を力技で何とかすることが出来る場面はかなり多い。トリッキーな使い方として、増やしたアクションで「回避アクション」を宣言しつつ、攻撃する、ということも可能。小休憩で回復出来るため、気軽に使用できるのも大きな利点。

◇殆どの能力が小休憩で回復する

 「怒涛のアクション」「底力」などの基本的な能力、バトルマスターの戦技ダイスなどは小休憩で回復するため、気軽にリソースを切っていける。「出し惜しみを考えなくてもいい」ので、目の間で起きた問題への対処に、常に全力を尽くしていいのもファイターの特権だ。ヒットダイスも高く、「底力」の能力により、小休憩の前に1d10+ファイターレベル分余計に回復できるので、小刻みな戦闘の繰り返しであってもじり貧になりづらい。

 今回はここまで。次回は「筋力型ファイター」「敏捷型ファイター」について考えていく予定。

 



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