夜の世界から足を洗ったつもりが3ヶ月後には戻っていた話

現在の私は専業キャバ嬢歴1年と少しである。
(緊急事態宣言中の休業やニート期間を入れて計算すると実質9ヶ月くらいだけど)

そんな私にも正社員としての仕事だけをしていた時期があったけど、結局そこから副業キャバ嬢になり、最終的には今のようにキャバ嬢一本になった経緯がある。

今回はそんなお話。

大学1年生だった19歳の頃、ガールズバーのバイトを始めた。

その頃の私はキャバクラで働くことに若干の怖さを感じていたし、家賃・光熱費はママが払い、仕送りももらっていた私にとって、遊ぶためのお小遣い稼ぎなら近所のガールズバーで充分だった。

そんな私は就活が終わった大学4年生の頃、キャバクラで働き始める。

理由はやっぱりお金だが、この時には“卒業旅行資金を貯める”という明確な目標があった。

あんまり詳しく行った場所を書くと身バレに繋がりそうだけど、結果的に私はこの卒業旅行(海外2回)で計100万円近く遣っている(ブランド品などの買い物含め)。

大学4年生の後期なんて授業も週2、3回しかないし(これでも多い方、、私は単位がギリギリだったため)、午前中の授業なんてまず履修してない。

私は週4日ほど、夜から朝方近くまで学生キャバ嬢として働いていた。

当時学生にしてはなかなか頑張って売上を作っていたし、今思えば今まで働いていたお店で一番楽しくイキイキ楽しく働いていたかもしれない。

女の子同士が仲良かったからっていうのもあるかもしれないけど。

もともと大学卒業するまで、という期限付きで働く予定だったしお店もそれを分かっていたから、大学を卒業した3月の終わりに、私はキャバクラも卒業した。

その時の私は水商売を完全に上がるつもりだった。

お店を卒業して約2ヶ月後。

辞めたお店の店長から連絡が入り、週末に人が足りてないからヘルプに来て欲しいと言われた。

私はその前の月にもらった昼職の給与明細を見て正直焦っていた。

研修中で残業がないとはいえこのお給料では暮らしていけない、と思ったのだ。

暮らしていけない、というのは語弊があるけど、家賃・光熱費・通信費・食費、、と支出を考えたら今までのように遊びまくるわけにはいかないし、そもそも貯金ができないから大好きな海外旅行も厳しそうだった。

ちょっとでも足しになればと思ってヘルプとして働き、一晩で約1万5000円の現金を手にした私は、やっぱり週末だけでも夜働くべきなのかも、と思い始めていた。

ただその翌月には配属が決まり引っ越す予定があったし、その店はノルマもあったので昼職と兼業するには難しいと思いヘルプとして一日働くのみで終わった。

今でも当時のオーナーや店長、ボーイと連絡取ったりはするけどね。笑

そして同時に、当時の彼氏と遠距離恋愛が始まることが決まり、さらにお金が必要となった私は学生キャバ嬢を引退してからわずか3ヶ月後には副業キャバ嬢として夜の世界に舞い戻っていた。

貯金、彼氏に会いに行く交通費、たまにはじけたい週末の遊び、、私の欲を満たすには昼職のお給料だけじゃ不十分だった。

もし昼の仕事の給料がすごく良くて、夜働く必要がなかったら、実際復帰はしていなかったかもしれない。

でもその会社を選んだのも自分だし、そこに入らざるを得なかった自分の能力と限界も分かっていた。

(あ、いつか就活の話も書こうかな)

仕事としては好きだったし。

結局夜の蝶に舞い戻った理由はお金だけど、そこで良い出会いもあったし、初めて手にしたルブタンも社会人になって入ったお店で出会ったお客様からのプレゼントである。

眠かったり二日酔いのなか仕事をした日もあった。

でも私は昼職でお金を稼ぐことの大変さもお金の価値も改めて知れたし、副業キャバ嬢をして良かったなと思える。

正社員経験がある今、学生キャバ嬢だった時より仕事への向き合い方も変わったし。

結局いろんな理由でお昼の仕事も辞めてキャバ嬢一本になったけど、この生活もそこまで長くするつもりもない。

いつかまた、「今回こそお水引退!」とお店を辞める日が来るんだと思う。

その日までまだまだ、私はキャバ嬢として働きます。

いただいたサポートで一杯飲ませていただきます🍾💕