芸能人が政治的な発言をすることについて
芸能人が政治的な発言をすること。
僕はもっと増えてほしいと思っています。
タブー扱いされなくなれば、もっと風通しが良い、いい世の中になりそうだから。
ただ、これは…構造的に難しいのではないか、と思っています。
今日はそれについて、書いてみます。
まず、芸能人が政治的な発言をしても、ほぼ得しません。
ちゃんとした政治的発言をするには、
①ちゃんと下調べをする必要があります。
②ちゃんと考える必要があります。
③誤解されないように、話し方を工夫する必要があります。
すごく手間がかかるし、難しい。
しかも、ここまでやっても必ず、反対意見というものは出てきます。
だって、100人中100人が同じ方向を向いているならそもそも議論になってないはずでしょう。
意見を言うと、敵が増えます。
うやむやにしておけば、波風立たないのに。
得しないというか、損しかないわけです。
さて。
上に書いてある①②③。特に③が出来る人は、頭の良い人だと思います。
僕が思っている構造的な難しさとは、これ↓です。
頭の良い人が、損しかしないような発言をわざわざするだろうか。いや、しない。
これです。
だから実際に多いケースは……
性格は良いかもしれないけど頭の良くない芸能人が、損得を考えずに政治的な発言をする。
頭が良くないからちゃんと調べない。
頭が良くないからちゃんと考えない。
頭が良くないからろくに工夫せず、思ったままを発言する。
そんなことだから、ほぼ間違いなく炎上します。
そして、頭が良くないから批判意見に耳を傾けることが出来ない。意見の訂正・アップデートが出来ない。
いよいよ意固地になり、偏った意見を撒き散らすようになるのです。
そんな様子を見た他の芸能人は「あーあ。やっぱり、政治的なことは言わない方がいいな」となります。
僕がこの記事で言いたかったのは以下です。
「芸能人も政治的な発言をした方がいい!」これは、とても共感できる志です。
だからこそ、やるならちゃんと考えて慎重にやってください!
そうじゃないと、逆効果になるだけです!
ワイドナショーで、ロンブーの淳さんが軍事費について言及してました。
すごく言葉を選んで、慎重に。
一つの理想だと思って見てました。
こういうことが増えたら、いつか、世の中の空気が変わる時が来るかもしれません。
だからどうか……逆効果の皆さま、ご自重ください。お願いします。
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