ボディバッグをお迎えした
バックパック愛用者なのだが、バックパックは携帯や財布をさっと取り出すのが難しいのと、常に貴重品は携行したいため、ボディバッグを併用している。
ショルダーバッグを使ったりもするのだが、ぶらんとするのが嫌いで、結局ボディバッグに戻ってしまう。
最近はずっと携帯と小さなお財布が入るだけの、GRANITE GEARの黒い極小のボディバッグを使っていた。使わなかったりを繰り返し、第二の活躍期に入った10年以上前に買ったと思しき古いバッグ。アウトドアグッズは素材を見ると時代推定ができるが、これは一目で一昔前のものとわかる一品である。
さすがに古くてよれているし、なぜか(薄々心当たりはある)ペンキで白く汚れているので街用にはちょっとむかないな、と思いながら、しかし他に気に入った代替品もないため、ずっと使っていた。
実際のところ、代替品を持っていないわけではない。BALENCIAGAのショッピングフォンフォルダーを持っているのだ。それなのに、ペンキのついた古いボディバッグで街をうろうろしている自分。
ショルダーはやっぱり好きになれないのだ。ぶらんとするし、肩に食い込む細いストラップもすきではない。ということで、ずっと代わりになるものを探していた。
アウトドアショップにはほんとうにたくさんの種類のボディバッグがあるのだが、どうにも手にとりたいものがない。ドーバーストリートマーケットでは、Bottega Venetaのパデットテックカセット(これはショルダーだけど)を身につけてみた。いいなと思うもののちょっと大きすぎる。ボディバッグもあるが、それもちょっと大きさがあるし、違うだろうなとなった。
違うとなったのだが、どうやら、アウトドアブランドでもカセットでも青緑色が目につくし、好きだなと思う。単純に色が好きなんだろうな、でも買うなら黒だよね、と思っていた。
しかし、Jack Gommeの青緑色で虹色に光るボディバッグに出会ったときに、これほしい、となった。
色がよい。くたっと柔らかく軽量だけど、撥水性もある。体に添う。適度に都会的なところもよい。都会的だけど公園にも連れて行ける気軽さ。容量も今まで使ってたものより大きい(小さすぎるのは不満ポイントだった)。でも大きく見えない。黒で探していたものの、黒い貴重品バッグを紛失したことがあって、視認性の高さが必要とも思っていた。
買うという選択肢以外思いつかなかったので、その場で購入し、さっそく貴重品をそのバッグに入れ替えて店を離れた。それ以来、毎日楽しく使っている。
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