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あきやあさみさんの出版記念講座「「一年3セットの服で生きる」ための土台の作り方」に参加しました

あきやあさみさんの出版記念講座「「一年3セットの服で生きる」ための土台の作り方」に参加してきたので、その感想文です。

参加の経緯

やりたいことがいろいろあるけど、自由時間は限られているので、ともかくもそのときに一番やりたいことをやるようにしています。あきやさんの講義は気になる、でもすでにファッション講座受けてるし、ご著書も読んだし、推し(あきやさんと自問自答ガールズ)に会いたいというモチベーション以外ないし、リアルコミュニケーション苦手だし。と、行きたい気持ちを持ちつつも、気になるものを試着しに行きたい気持ちが勝って、講義はアーカイブ視聴しようと思っていました。

その日一番やりたかったことはアクセサリーと室内履き用のビルケンシュトックの試着。まずは、アクセサリーを試着しにお店へ。最近気になったものを試着して、それはそれでよかったのですが、前々からお気に入りに保存していた方を付けた瞬間に、こっちだ、となってしまいました。

お店の方に着画を撮ってもらっていったん退店。お昼を食べながら着画を眺める。かなりほしい…でも安いものではないし…決断のヒントがもう少しほしい!あきやさんのご講演や自問自答ガールズがヒントをくれるかも?!まだ間に合うのでは?!と思い、時間を見たら開始30分前、調べたら運良くまだ空席があったので、講演に飛び込み参加することにしました。結果的に、申し込んでほんとうによかったです。

講座で印象的だったお話

講座は、もしこれが多数の人向けの初めての講座だとしたら、すごく準備・練習されたんだろうな、と思う講座でした。話す内容、構成、話し方、スピード感、かなり緊張するシュチュエーションであろうにいつもの落ち着いた話しぶり。フリーランスで生きる方の真剣味を感じました。以下、印象的だったお話です。

制服の土台は靴・バッグ・アクセサリー

靴、バッグはもちろん頭に入っていたのですが、アクセサリーが土台だとは思っていませんでした。本を見返してみると、「4章 アイテムひとつひとつを選び抜く(P.87~)」において、靴、バッグ、アクセサリーが並列に扱われている…!

靴・バッグまでは脳内で並列してたけど、アクセサリーは並列に考えていなかったです。自分があまりにアクセサリーをつけないために、アクセサリーをオプション化してしまっていたことに気が付きました。アクセサリーはマスク・眼鏡も含むとおっしゃってたのも、たしかに!(しかし、これまで軽視してきました…)、となりました。

カバンを選ぶときは好きな色を持ってみる

合わせやすいから黒とかではなく、まずは好きな色を持ってみよう、持ってみて、自分がロマンチストになったら買うべし(例「雨上がりの空のようだね」)という話、「このコップに合わないものはこのショップには置かない」というショップオーナーさんが基準にしている白いコップのお話、「基準の色を心に持っておきましょう」というお話になるほど、となりました。

この話を聞いて、私の基準の色は海の色だな、となり、かばんを買うときにロマンチストになってたっけ?と考えたら、しっかりロマンチストになっていたことを思い出しました(「海を抱えてる感じ」とつぶやいてました)。

服の色はパーソナルカラー診断を受けて以降のどこかのタイミングで青に寄せていて、自問自答ファッション講座受講以降は青の中でも私は海の色が好きみたいだぞ、となっていたのですが、改めて、私は海の色が好きで、この自分にとっての「基準の色」がとても重要であることに気が付きました。

お洋服に合うアクセサリーを選ぶのではなく、アクセサリーに合うお洋服を選ぶのです

アクセサリーはアイデンティティです、「お洋服に合うアクセサリーを探すのではなく、アクセサリーに合うお洋服を選ぶんです!」とのお話。どこかに書いてあったのかもしれないけど、お洋服に合わせてアクセサリーをつけるんだと思っていました。

阪神ファンが四六時中阪神のユニフォームを着るのは、阪神の話がしたいから、あきやさんがGUCCIのネックレスをするのはGUCCIについて何時間でもしゃべれるから、という話にも納得でした。

アクセサリーは「ラッキーポイント」、自分がときめくものを、キーワードに合わないものはつけない、など、ほかにも参考になるポイントがたくさんありました。

質疑で印象的だったお話

以下、質疑で印象的だったお話です。

アクセサリーの選び方

ちかPさんの「アクセサリーの選び方は?」というご質問はまさに伺いたいことのひとつだったのですが、「基本的に付け替えないので空いてる部分(指輪のついていない指、耳の空いてる部分等)につけるものを探す」というご回答を聞いて、あきやさんはアクセサリーも制服化されてるんだなとあらためて思いました。なんとなくめちゃくちゃたくさん持ってるのかなと思ってたんですが、1ポジション1アイテムなんですね。

私自身は全てのポジションを埋めることは今後ないのではないだろうかと思っているのですが、1ポジション1アイテム、アクセサリーはスタメンのみ、というスタイルはとてもいいなと思ったので、真似したいと思いました。

ほかにも「(パーソナルカラー的な)色にこだわりはなくFeelで選ぶ」、「(パーソナルカラー的には似合わないものでも)目力でカバー」等、アクセサリー選びをどうされているか、どういう気持ちで身に着けているか、伺えてよかったです。

アクセサリーはラッキーポジション

ちかPさんがアクセサリーのご質問をされたので、便乗して、アクセサリーについての質問をさせていただきました。

カバンのお話の時に「基準の色」のお話をしていたので、「アクセサリーを選ぶ時に基準の色みたいな考え方をしますか?」と伺ったのですが(伝わりにくい言い方だったと反省)、ここまでお話されていた通り、「アクセサリーはラッキーポジション」「色というよりFeelで選ぶ」というお話でした。

あらためてここにまとめながら、アクセサリーは心が動くかどうか、それに尽きるということなんだなと思いました。

気持ちとTPOのどちらを優先するか

この質問に対してのご回答は、TPOに合わないのがそわそわするならTPOに合わせる、自分のトリセツ6要素(P. 80-81)を確認して決めるするのがよい、というものでした。

私自身はかなりTPOに合わせて服を選択するし、季節で服を替えたい人なので、トリセツ的にそのようになっているし、TPOに服を寄せることと気持ちに矛盾はないんだな、だから、TPO優先で問題ないんだな、などと考えながら聞いていました。

あきやさんのように1セットでどこでも行かれる方に憧れますし、最近はどのTPOとどのTPOを同じ服装にできるのか、いつかはすべてのTPOを1つにまとめられるかも?レイヤードでTPO調整できるのでは?といったことも考えるのですが、現状では、まずは、各TPOで自分が心地よい服というのを追究していこうかと思っています。

最後に

講座受けたし、書籍読んだし、と思って参加をためらっていましたが、参加してほんとによかったです。

制服の土台となるものは「靴・バッグ・アクセサリー」という話にはじまり、あきやさんご自身とお客さん、受講者さんの関連エピソードを交えつつ靴・バッグ・アクセサリーを選ぶ具体的な手順を紹介、そしてたくさんの質疑応答。服選びのヒントがたくさんでした。

また、自問自答ガールズのみなさんも親切にお声がけしてくださり、楽しいお話をたくさんすることができました。

質疑の際に編集者の竹村優子さんが「(写真を使わず)文字のファッションの本をあえて作った」といった趣旨のことをおっしゃっていたのも心に響きました。竹村さんは装いもさることながら、時折振られる質問の答えも素敵でしたし、あきやさんのファッション理論が素敵な編集さんの手によってよき形になったことが改めて素晴らしいことだなと思いました。

このnoteは私の琴線に触れたことをまとめたものなので、他の方が聞いたら全く違う部分が琴線に触れるのではないかと思います。

アーカイブ動画は2022年8月8日(月)23時59分まで視聴可能だそうですので、私と同じように、講座受けたし、書籍読んだし、と迷っている方がいらっしゃったら、強く視聴を勧めたいです。

あきやさん、あらためてご出版おめでとうございました!

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