見出し画像

やまぐちDX推進拠点について(その1)

こんにちは。デジテック運営事務局のハラマルです。どれくらい腹が丸いかというと、ちょうどレノ丸の頭と体を逆にしたくらいのバランスでしょうか。

さて、私の初回の投稿は、現在整備を進めている「やまぐちDX推進拠点」について御紹介します。デジテックメンバーの皆様にも御利用いただくことにしていますので、どんな施設?いつから利用できるの?どうやって利用するの?といったことが気になりますよね。

概要

山口県では、デジタル化がもたらす「地域課題の解決」と「新たな価値の創造」によって、県民一人ひとりが、希望するサービスやライフスタイルを自由に選択でき、豊かさと幸せを実感することのできる社会の実現を目指して、「やまぐちデジタル改革」を推進しています。

その中でも、「やまぐちDX推進拠点」は、官民を挙げたデジタル化・デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していくための拠点として整備を進めています。

場所は山口市(熊野町)のニューメディアプラザ山口(NPYビル)の最上階である10階になります。

機能・役割

昨年度、デジタル化を進めるに当たって市町や団体、企業の皆様にヒアリングをさせていただきましたが、多かったのは、「デジタル化やDXって聞くけど、自分たちに関係あるの?どうなるの?一体何から手をつけたらいいの?」といった意見でした。

このため、DX拠点には、DXに関する専門人材を配置し、こうした相談対応や、相談者の状況をお聞きしながら「この技術を活用すればこうした課題の解決が見込まれますよ」といった提案やコンサルティングをします。相談料は無料です。

地方にこそ、人手不足や高齢化といった課題があるにもかかわらず、全国的な人材不足もあって、地方の自治体や団体、中小企業等が自前でデジタル化を進めるのは難しい状況です。このような中、山口県内に、こうした専門人材に気軽に相談できる場所ができるということは、非常に有意義なことだと思いますし、解決できるようになることもたくさんあると思います。様々な方に御利用いただきたいと思っています。

また、相談内容に応じて、例えば、自社・団体内でお持ちのデータ分析や、アプリ・AIの開発など、相談者の環境に応じた解決策を検討していくことが必要になります。DX推進拠点には、こうしたことができるクラウド環境を備えますので、相談者と一緒になって実証実験の実施など、課題解決に取り組んでいきます。(この環境は、「Y-Cloud(ワイ-クラウド)」、「山口県データプラットフォーム」という名称ですが、これについてはまた別の記事で御説明します。)

それから、市町や団体、企業などでデジタル化を進めていくためには、単にサービスを1回導入すれば良いのではなく、継続的に、アップデートや対象の拡大などを推進していくための人材が必要になりますので、そうした技術を身に着けるための人材育成も実施していきます。

デジテックメンバーの方を中心に、出会い・交流の場としての役割も果たしていきます。研修やセミナーだけでなく、フリースペースを自由に使っていただき、同じ目的を持つ方と出会ったり、刺激を受けたりすることができる場を目指します。

整備スケジュール

DX拠点の整備には既に着手しています。現在、DX拠点が入居するスペースの天井や床の撤去が終わりました。これから天井や壁の設置、内装等に着手していきます。

また、ハード面の整備と同時並行で、拠点機能の心臓部となる「Y-Cloud」、「山口県データプラットフォーム」の要件定義をしながら環境の構築をしているところです。事務局としては、利用ケースを想定してベストな環境構築を目指していますが、オープン後の利用状況を見ながら、利用可能なツールの見直しなどができるようにしたいと思っています。

画像1

オープンは今年の秋を目指しています。担当者としては、間に合うのか心配しながらタイトなスケジュールで動いていますが、利用者の皆様からすると、そんなに時間がかかるのか?もっと早くできないの?と思われるかもしれません。そうした声があることをしっかり認識しながら、作業を進めていきたいと思っています(といっても、腹が丸い私が工事を手伝えるわけではないのですが。。。)。

利用方法

DX拠点は県内に1か所しかないため、県内の相談が集中することになりますので、利用方法は、予約制をベースにしようと考えています。また、Web会議システムを備えますので、オンラインでの相談も可能です。行き来の手間がなくなるので、オンラインの方がメインになるかもしれませんね。

運営時間と合わせて、利用方法はこれから決定していき、改めて皆さんにお知らせしたいと思います。

最後に

やまぐちDX推進拠点は、官民のDXを推進するための拠点施設であり、全県的にデジタル化を進めるためには必要な施設です。皆様に利用していただき、地方からデジタル化を進めるモデルケースを作っていきたいと思っています。(オープンは秋になってしまいますが)楽しみに待っていてください。