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学生にPRしてきた件

デジテック for YAMAGUCHI運営事務局のハラマルです。どれくらい腹が丸いかというと、オリンピックの時に、お腹を地球儀に見立てて国の位置を子供に教えてあげられるくらいでしょうか。たくさんの人が努力されているので、無事に安心・安全な五輪が開催されるといいですね。

学生へのPR

さて、今日は、とあるところに、とある用件で呼んでいただき、将来公務員を目指している学生さんたちにお話しをする機会をいただきました。その中で、デジテック for YAMAGUCHIのことを、こっそり…いや、ガッツリPRしてきました!

公務員を目指していらっしゃるということなので、現時点でデジタル技術を有する方は少ないと思いますが、私としては、将来、公務員や、それ以外の職種に就かれた際、直面する課題をデジタル技術で解決しようというマインドを持ってもらいたいということと、その時にはデジテック for YAMAGUCHIを頼って欲しいなという思いで話しました。

と、これを書きながら冷静に考えると、話を聞く方からすると、目の前の公務員試験に合格するかどうかが人生を左右する状況なので、それどころではなかったでしょうね。UXに欠けた一方的な話だったかもしれません。反省。

ただ、中には、今年の試験を受ける、つまり、来年4月から公務員になられる可能性のある方もいらっしゃるということなので、それまでにはデジテック for YAMAGUCHIに頼っていただける道筋を、もう少しはっきりさせておかないといけないな、と自分に新たなノルマを課したところです。

アンケート

学生さんたちにはアンケートをお願いしたのですが、なんと、このアンケート、MicrosoftのFormsを使って私が作成したものです。ドーン。

え、今更…?そう、デジテック・パートナーの方は、既に知ってらっしゃる方も多いと思いますが、AI Quest レベル18の私にとっては、こんな便利なものが世の中にあったのか!?と驚愕させられたツールです。アンケートは紙で配って、数えて、Excelに数字を入力して、グラフを作成して、というものだと思いこんでいました。これを知ってからは、私は全くの別人になったといっても過言ではありません!

Formsは、いわゆるノーコードで、プログラミングの知識が全くなくても、アンケート作成と、その自動集計ができます。回答形式(選択肢か自由記入か等)を選び、質問文を入力すると、これで終わりです。あとはQRコードを発行して、「これにアクセスして回答してください」とお伝えするだけです。作成には10分くらいしかかかりませんでした。

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そして、回答いただいた時点で自動集計されます!

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そして、あれ、テストした時点では気づきませんでしたが、例えば、上の質問3の選択肢:オレンジを回答した人のうち、95%の方が、質問7で高い評価(☆4or☆5)と回答しましたという分析までしてくれているではありませんか!

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え、これ、もう、人の集計を超えていますね。人が、どう分析しようかと考える意欲を失う危険性があるほど、サクサクっと集計してくれています。Excelをえっちらおっちら作るような集計作業ではなく、この結果をどう捉えて、次にどうつなげていくかを思考する、未来志向に人の能力を使っていけ、ということですね。うーん、素晴らしいです。

そして、アンケート結果を見てみると、肝心の学生さんたちの反応も、非常に好意的でした。あまり詳細には言えませんが、デジタル技術で課題を解決していくというチャレンジに共感いただいたり、自分も参加したいという回答を目にすると、お話しする機会をいただいて良かったなと思います。

アイデア

個人的には、こうした便利なツールは、例えば学校現場などに使われるといいのではないかなと思います。子供がプリントをもらってきて、そこに切り取り線で区切られたアンケートがあって、切り取って学校に提出する、ということがよくありますが、この集計作業、先生方の大きな負担になっているのではないかと、常々心配しています。これが簡単にできるようになれば、回答する保護者の負担は変わらないで、先生の集計作業は圧倒的に減る気がします。ハンコレスの次は、アンケート用紙レス?切り取り線レス?

私は選挙事務に疎いのですが、選挙の集計も、もっと簡単にできるようになる気がします。候補者にチェックを入れて確認ボタンを押すだけになれば開票作業は不要です。名前と一緒に顔写真を入れたり、文字を大きく表示できるように、といったUI/UXも改善できるように思います。

共に考え、挑戦したい課題テーマ

ですが、これらは、デジテック for YAMAGUCHIで現在募集をしている「共に考え、挑戦したい課題テーマ」には該当しません。なぜならば、私自身の課題ではないし、私自身が一緒に取り組むことができる課題でもないからです。どこか他人事として、ちょっと無責任に、アイデアを述べているだけに過ぎません。

まさに、こうした課題に困っていて、自分も一緒に解決に向けて動きたいという方からであれば受け付けていますので、是非、そういった視点で、皆さんの課題の御提案をお待ちしています。

逆説的にはなりますが、デジタル技術を使うといろいろな課題が解決できるようになりますが、そうした課題は、今まで解決できていなかったから存在しているのであって、単にデジタルツールを導入したら解決できるようなものではないと思っています。(中には、そうした課題はありますが、それはデジテックに頼らずとも、ツールを導入すればいいだけです。)

まずは、数は少なくても成功事例を作りつつ、さらに難易度の高い挑戦にも取り組んでいけるようになりたいと思っています。アイデアを出すので誰かやってみない?という課題に取り組むには、まだ少しハードルが高いのかなと思っています。将来的には、デジテックにいろんな課題が掲示され、それを見て、解決できますと手を挙げた人とで、シビックテック的に又はビジネス的に、課題解決に向けて動くようになるのが理想です。が、最初は、ある程度、事務局がマッチングなどをしながら進めていく必要があるのかな、と思っています。そのため、今のような募集条件にしているところです。もしかすると、少しやってみると、こうした仕分けが不要ということになるのかもしれません。そうしたら、その時は要件を変えて募集をしたいと思います。

入口からだいぶ話が変わってしまいましたが、試行錯誤ばかりになってしまいますが、本日のアンケートの回答にあった、学生さんたちからのエールを思い出しながら、頑張っていこうと思います。