TR16 MBR556 WHトラブル対応②

症状(標準MOSFET使用時)

 1発発射したあとに「ピピピピピ……」というエラー音を出して停止する。

症状(PERUN ETU Upgrade Kit使用時)

 単発にしているのに3~4点バースト状態になる。

原因

画像1

 発生しているのは「サイクル検出エラー」。なんらかの理由でカットオフ信号が送られず、その結果オーバーランして弾が余分に発射されている。

 電動ガンは何らかの方法で「弾が1発発射された」ことを検出してモーターを停止することで「単発」の動作を実現している。非電子トリガーではカットオフレバーで物理的に回路を切断しているし、電子トリガーではこのレバーがカットオフ検出スイッチを押してモーターを停止している。

 モーターが動作開始してから一定時間以内にこの信号が検出できないと「サイクル検出エラー」を出すもよう。

 この時はETU基板上のカットオフ検出スイッチが破損していたことが原因と思われる。

対応

 基板上のマイクロスイッチを交換することでも対応できる可能性はあるが、G2ETUの新品と交換することで対応した。

補足

 ひとまず非G2ETUに交換して、基盤以外に問題がないことを確認した。この際に非G2ETUの信号線を使用したが、G2ETUに再度交換した際にこの信号線を流用したところ、似た症状が発生。

 購入したG2ETU付属の信号線を使用すると解決した。両者には互換性がないか、信号線が破損していた可能性がある。


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