見出し画像

[電子工作] thyratronを、オーディオアンプに使えるのか?(1)

今日、真空管屋に行ったら、ほぼスイッチング用途の水素封入の真空管1g45p(3C45), 2g22p(5C22)の在庫が、大量に残っていて、オーディオでも使い道がないか、知りたいとかでサンプルをいただきました。 これらは、thyratronという種類の真空管になります。小さい方の管で様子を見てみるかな。方向性としては、エレキギター向けのエフェクターか、D級アンプか(;^ω^) このthyratron を使うオーディオアンプの試みは、世界初かもしれません。その管が現役の時代は、高価な管で、こんな遊びには、使えるものではなかったからですかね。

A vacuum shopper has the question whether the blow thyratrons can be used for an audio amp? I had had the below tubes of two kind (3C45 and 5C22) of thyratrons for trying to study the tube for building an audio amp. At first, I had begun to try the 3C45 tube. I may feel them for D-class amp better.

まずは、小さい方の真空管1g45p(3C45)から、調べてみよう。グリット電圧を上げていき、封入されている水素が発光するのを確認できたが、この状態では、動的増幅率は、ゼロになって、オーディオアンプとしては動作できない。しかし、水素原子の発光を観るのは、生まれて初めてかもしれませんね。

グリット電圧(バイアス)を調整して、薄っすら光る程度にして、オーディオアンプとして、動作するか確認してみました。

テスト回路としては下図になります。

音量的には、ヘッドフォンを駆動できるようですが、音の歪みは、かなり大きいみたいです。

そもそも、スイッチング用の真空管なので、D級アンプ向けかとも思うのだけど、グリットには、200V前後の振幅のパルスコード信号の供給が必要になります。あと、割と、グリットのインピーダンスが低いのも、向かい風。かなり、大出力のオーディオアンプでないと、割に合わない気もします。さてどうするかな~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?