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起業して「想う」

2019年4月に独立起業してデジタルマーケティングの会社を広島市に創立した。インターネット広告やマーケティングに関するコンサルタントをする会社である。16年勤めた電通西日本を退職するには勇気が要ったが、自分でも説明できない力が湧いてきて決断した。人からは「随分思い切ったことをした。」とよく言われた。
起業してみて感じることは、世の中が起業に対して寛容になっていることだ。まず、起業に対して支援となるインフラが整ってきている。私も紙屋町のシェイクハンズや京橋町のFABBITというシェアオフィスを利用できたことは起業に際して非常に助かった。これら施設はデスクやインターネット環境が整っていてスピーディな起業が実現できる。また、ほぼすべての手続き(法人登記、銀行口座開設など)で固定電話の番号は不要で携帯電話とメールアドレスで完結できた。小さな部屋に黒電話1台で創業したというのは昔の姿だ。今や、パソコンと携帯電話が創業には重要である。そして、何より周囲の意識が寛容であった。個人的には「わがままを通してしまった。」という思いは少なからずあったが、上司や得意先、協力会社など多くの方から「応援する」と言っていただけたし、辞めた会社とも取引ができた。その先の得意先からも理解が得られた。立場が変わっても引き続き私と仕事をしたいと言っていただけたことは嬉しかった。この場を借りて感謝を伝えたい。ビジネスにおいて人脈がすべてという人もいるが、その通りだ。起業をするということは、新しいビジネスを作ることでもあるが、自分の人脈や評価の決算でもある。この先、広島においてもデジタルマーケティングはごく当たり前に必要になる。そしてそれに精通した人材も必要になる。この変化は私にとっては商機である。しかし、市場や商機を語る前に周囲への感謝の気持ちを今後も大切にしたい。

何卒よろしくお願いします