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ドイツの労働力と中国の人口減少。

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ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているStatistaは2022年01月18日に、Data Journalistマティアス・ブランド(Mathias Brand)によるレポートを紹介し、すでに、ドイツでは毎年130万人以上の人が退職している。今後数年間で、この数字は大幅に増加すると思われる。これは、戦後(1955年から1969年まで)の特に出生率の高いベビーブーマー、いわゆる団塊の世代が働き盛りを迎えていることに起因しています。人口動態の変化が労働市場にどのような影響を与えるかは、連邦統計局(Statistischen Bundesamtes)のアナリストの関心事でもある。

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https://time-az.com/main/detail/76052

彼らの労働力人口予測によると、ドイツの労働力人口(20〜66歳)は、最悪の場合、2030年までに約400万人減少する可能性があるという。

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30年後、このシナリオ(この研究では全部で6つある)では、労働人口は3,150万人にしかならない。しかし、Statistaのグラフを見ればわかるように、最良のケースでも労働力人口が減少していることが前提となっている。

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さらにマティアス・ブランドは2022年01月18日に、「バイバイ人口増加?」として、中国の出生の変化も紹介している。

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私がマルチメディア・インターネット事典で、中国人のインテリに何度も警告してきたことが、現実になった。

それは、中国の人口は、財産であり、米国の武器に勝てると主張してきたが、その頃中国は人口を減らすことに躍起で、「一人っ子政策」を主導していた。

それは間違いであると指摘してきた。

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同時に、共産党思想は将来的に中国全体を不幸にするのでやめるべきで、民主的資本主義にゆるやかに移動すべきだと話してきた。
そのため、何人かが怒って離れて行ったが、残った人も多かった

2021年、中国で生まれた赤ちゃんは1060万人。
前回、同様に出生数が少なかったのは1961年である。
しかし、当時はもっとひどい状況だった。毛沢東の「大躍進」(1958年〜1961年)の時代であり、中国経済に壊滅的な打撃を与え、数百万人の飢え死にをもたらした時代であった。

あの時代。中国の未来を真剣に考えていたのは周恩来だけであった。

私は、中国人の若者に、政府がセックスを管理するのは。根本的に間違いであり、そんな政治に未来はないと主張してきた。

つまり、人口増加を中国の成長の糧にすべきえある。

中国国家統計局が発表した出生数の減少は、昨年で5年連続となった。

その対策として、政府は将来的に国民が3人の子供を持てるようにしたいと考えている。これでは、おそらくどうにもならないでしょう。2016年の一人っ子政策の廃止は、別のStatistaのグラフを見ればわかるように、すでに中国の女性一人当たりの出生数にはほとんど影響を及ぼしていない。

2021年の死亡者数は1,010万人。このことから、カリフォルニア大学の社会学教授であるワン・フェン(Wang Feng)は、New York Timesの記事で、「2021年は、中国がその長い歴史の中で最後に人口増加を記録した年として、中国の歴史に刻まれるだろう。(Das Jahr 2021 wird in die chinesische Geschichte eingehen als das Jahr, in dem China zum letzten Mal in seiner langen Geschichte ein Bevölkerungswachstum verzeichnete.)」と結論付けている。

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