イギリス、アジア地域との関係重視し、TPP加盟へ正式交渉開始。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年06月23日に、イギリス政府2021年06月22日に、TPP(Trans-Pacific Partnership/環太平洋連携協定)加盟に向けた交渉を正式に開始したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/74656

イギリスのスパーウーマン(Super Woman)リズ・トラス (Liz Truss)国際貿易相(Secretary of State for International Trade and President of the Board of Trade)とTPPの輪番議長国を務める日本の西村経済再生担当相(Yasutoshi Nishimura, Japan's minister in charge of TPP negotiations)がオンラインで会談した。

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EU(European Union/欧州連合)を離脱(Brexit)し、広く世界に貿易パートナーを求めるイギリスは、成長性の高いアジア・太平洋諸国が参加するTPPを重視している。

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イギリスは2021年02月01日にTPPへの加盟を正式に申請し、6月初めに加盟手続きが開始されていた。
トラス国際貿易相は今回、「TPP加盟により、イギリスが独立した貿易国家であり、自由で公正な貿易を支持する姿勢であることを世界に強力に示すことができる。」とあらためて強調した。

TPP加盟国間では、輸入関税の95%が撤廃される。現在の加盟国は、日本とカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、メキシコ、チリ、ペルーの11カ国。

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イギリスは、アジア太平洋地域以外では初の加盟国候補となる。
イギリス政府は、「イギリスの加盟により、TPPは真にグローバルな自由貿易圏になる」とともに、加盟国のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)が世界経済に占める比率も13%から16%へと拡大するため、「この自由貿易圏の重要性を強力にアピールできる」としている。

ただし、イギリスが加盟すると、発言権を強力に推し進めることになる。

2021-02-01---ついにイギリスが動いた!TPP参加を正式申請。

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