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ボーダフォン、アルティス・ヨーロッパと提携し、ドイツで合弁通信新会社設立。



ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年10月18日に、イギリスの携帯電話サービス大手ボーダフォン・グループ(Vodafone Group)は2022年10月17日に、ヨーロッパの通信大手アルティス・ヨーロッパ(Altice Europe)と折半出資で、ドイツで光ファイバー網を手がける新会社ファイバーコー(FibreCo)を設立すると発表した。投資額は€70億に上る。


ファイバーコーは、向こう6年間で最大700万戸をFTTH(ファイバ・トゥ・ザ・ホーム、各家庭への光ファイバー引き込み回線)に接続する計画。

ボーダフォンはドイツで既に次世代ブロードバンド網を展開しており、ファイバーコーのネットワークの8割はこのボーダフォンの通信インフラをアップグレードする形を予定するが、残り2割は新たな区域に進出する。
また、新たなFTTH網は他の通信事業者向けの卸売でも提供する。

新会社は2023年前半には設立手続きが完了する見込みで、アルティスは今回の取引に絡み、ボーダフォンに最大€12億を現金で支払う。うち€1億2,000万は合弁会社の設立時、€4億8,700万はFTTHの構築過程で段階的に支払い、残り€5億9,500万は合弁会社の業績に応じて上乗せする取り決めだ。

ボーダフォンがドイツで展開する次世代ブロードバンド網は最大通信速度が1ギガビット毎秒(1Gbps)で、2,400万戸以上をカバーをしている。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のレネ・ボックシュ(René Bocksch)の報告で、ドイツはデジタル化が進んでいないと揶揄されることがあると報告した。

ユーロスタットによると、ドイツの地方で光ファイバーまたは同等の高速接続を利用できる世帯はわずか22.5%に過ぎない。
スイス連邦では、約86.6%の世帯が高速ネットワークに接続されている。

マルタは、ヨーロッパで最もインターネット普及率の高い国です。全世帯の高速インターネット接続率は、島国が100%を記録し、ルクセンブルク(96%)、デンマーク(95%)、スペイン(94%)と続いている。

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