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なぜ、ドイツのヌーディスト文化が爽やかであり続けるか。

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ドイツの新聞「DW(Deutsche Well)」は2019年07月24日に、面白いテーマを調査した。

実は、私もヌーディスト文化が大好きで、さすが寒い時は敬遠しますが、部屋を暖かくすれば裸族です。

ただし、私が知っているのは、一度ヌーディスト公園が閉鎖されたことがある。

それは。ベルリンで起こった。

ヌーディスト公園の近くを高架式アウトバーンが走っていて、何人もがヌーディスト公園を見ながら運転をしていて、カーブが曲がれず、事故が多発し、場所を移転した。事故を起こしたのは、ほとんどドイツ人ではなった。

ほとんどがベルリンに駐留していたアメリカ人かフランス人だったと聞いている。

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湖からサウナ、公園まで、FKKと呼ばれるドイツのヌーディスト文化は廃れていくのか、それともまだ波に乗っているのか?

https://time-az.com/main/detail/75958

ベルリンに住む外国人の意識改革を促すにはまだ十分な力を持っている。

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一見すると、普通のビーチの光景に見える。子供たちが水辺を走り回り、家族連れがサンドイッチを食べ、カップルが日光浴をする。
しかし、よく見ると、ベルリンの南西にある湖クルムメ・ランケ(Krumme Lanke)にいるほとんどの人に共通点がある。
服の切れ端ひとつ着ていないのだ。

そして、それは非日常である。

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誰も気にしないし、誰も驚かない。セクシーさもない。気温は25度、まさに春の陽気で、着る気がしないのなら、服など必要ない。

誰もが裸になれる3文字。FKK
ドイツは「テキスタイルフリー(textile free)」に対して寛容であり、場合によっては好意的である。

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国内に何百とあるスパ(spas)やウェルネスリゾート(wellness resorts)、公園(parks)や湖(lakes)など、多くの国民が服を脱ぐことに抵抗がないことで知られている。

ドイツはFKK(Frei Körper Kultur)という非公式な運動が盛んな国で、フリーボディ・カルチャー(free body culture)と訳されている。
しかし、ドイツでは公共の場でのヌードが禁止され、裸で泳ぐことの人気が低下しているため、ヌーディスト文化の支持者はFKKが消えつつあることを懸念している。

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衰退する伝統?

東ベルリン出身のグレゴール・ギシ欧州左翼会長(Gregor Gysi, president of the European Left)は2018年、FKKの衰退について発言し、ヌーディストのための指定区域を増やすよう呼びかけた。

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この政治家は、あるセックス研究家によると、東ドイツで常に広まっていた裸の入浴の楽しみを破壊したのは、ドイツ統一後の西洋人の「ポルノグラフィーの視線」であるという。

「FKKは気品があるだけに残念だ」と、70歳のグレゴール・ギシは言う。

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外国人の視点
湖に戻ると、一人のサイクリストがボディスーツを脱いで素肌を見せ、水の中に飛び込んできた。裸を晒していることに驚きはしないが、この裸に対する寛容な態度に慣れるには時間がかかる。

なぜか?

私はスコットランド出身で、イギリスの他の地域と同様、裸になることに対する考え方が違うからである。はっきり言って、人前で服を脱いだら、変態だと非難されるかもしれない。それほど一般的ではないのである。

スコットランドがヌードになりたがらないのは、一年中ひどい天候のせいかもしれませんないが、もっと深い理由がある。

イギリス人の素肌に対する考え方は、大陸とは大きく異なる。広告やミュージックビデオ、ポルノなど、よほど性的なものでない限り、裸体を見る習慣がないのである。

そのため、サウナやビーチでの「普通の」ヌードは、駐在員を苦笑させたり、恥ずかしい思いをさせたりする。

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そういえば、友人とある島に行き誰もいないので、水着を脱ぎ。泳ぎ出したら、友人が気が狂ったかと思ったと言っていた。

昔は、ユーゴスラビアの海岸は、ドイツ人が大好きなヌーディスト村が多くあった。

その後の内戦で、ヌーディスト村が消えた。

私が。エジプトのアレキサンドリア郊外の海で裸で泳いでいたら、現地の人の話題は、性器の大きさだけだった。
それはインドのカシミールの州都スリナガール、スリランカでも同じだった。タイの温泉でもそうだった。彼らは、裸を見ると性器しか見ない。異常だよ!

2015年にジャーナリズムフェローシップに参加するためにベルリンを訪れるまでは、この元記事を書いた人も、人前で全てをさらけ出すということは想像もつかないことであったという。言語を学ぶと同時に、私はドイツの文化を受け入れようとしていた。そしてすぐに、FKKやスパ環境での服を着ないことがその一部であることを知った。

とても勇気のいることであったが、彼女はそれをやり遂げた。何年も自分の肌に違和感を感じ、自分の体は醜いもの、隠すべきものだと感じていましたが、サウナの木の板の上に横たわり、熱で肌がチクチクするのを感じると、力が湧いてくる。

ドイツでのヌードに対する考え方は新鮮であったという。
思春期以降、体型の変化に悩まされ、何度もダイエットに挑戦し、体に自信を持てずにいた彼女は、しかし、ここではあらゆる体型の人が服を脱ぎ、快適に過ごすことができる。
それは、彼女はがこれまで育ってきたものとはまったく異なる概念であった。服を脱ぐことは必ずしも性的なことではなく、見栄えを良くすることでもない。
政治家のグレゴール・ギシも同意見で、ヌーディズムは、「本当はエロくない。」と言っている。
「私はFKKを、広告だけでなく社会一般に偏在する性的なものへの対抗手段となりうると考えています。」とグレゴール・ギシは付け加える。

ヌーディストの文化運動の歴史。
1898年に国内初のFKK組織が誕生し、健康の追求と結びついたその思想は、ベルリン(Berlin)、北海(North Sea)、バルト海(Baltic Sea)周辺を中心に瞬く間に広まったという。
「世紀の変わり目にも、都市から離れる動きがあった。」とシュタイガー(Staiger)は言う。「コルセットなどで体を締め付けず、呼吸させるという、より広い運動の一部だったのです。」
身体を性的なものにするのではなく、ナチュリスト運動は、人々を恥や社会的不平等、工業化初期の混雑した都市での不健康な生活環境から解放し、健康にも配慮したものだった。
当時、FKK文化に特化した雑誌や映画が何十本もあった。
FKKは当初、戦時中のナチスによって禁止されたが、すぐにその習慣が復活した。シュタイガーは、党が身体への執着を通して、ある意味でこの文化を取り入れたと言えると言う。
ハンス・シュレンの著書『人間と太陽』(Hans Suren's book Mensch und Sonne )(1936年)やレニ・リーフェンシュタールのプロパガンダ映画『オリンピア』(Hans Suren's book Mensch und Sonne )(1938年)が生まれる頃には、ヌーディズムはナチスの人種思想に-少なくともある程度は-組み込まれていました。」と、彼女は言う。

FKK文化は戦後も存続し、東西ドイツの両方に存在したが、東側では新たな意味を持ち、人々が抑圧的な国家から逃れるためのシンボルとなった。
「FKKの文化はドイツで長い伝統がある」とグレゴール・ギシは言う。「FKKの文化はドイツで長い伝統がある。GDR(German Democratic Republic/ドイツ民主共和国/DDR/Deutsche Demokratische Republik/東ドイツ)では、バルト海に面したFKKビーチが普通だった。」
とグレゴール・ギシによれば、独立したヌードビーチは存在せず、服を着ることを選ぶかどうかにかかわらず、誰もが一緒に入浴していたそうです。「このような裸体への対処法は、国の統一後に失われました」と彼は付け加えた。

実はBRD(Bundes Republik Deutschland/西ドイツ)では、プールが毎週1回ヌーディストの日であったところがあった。そこは、性的コンプレックスを解放してくれる空間であった。
サウナは、ヌーディストの集いの場所であった。

FKKの精神とは違う:セックスサウナ・クラブ
シュタイガーは、「FKKに関連する暗黒面として、近年、セックスを売り物にしたサウナクラブが出現している。」という。
「『FKKサウナクラブ』と名乗るサウナクラブや売春宿の問題があるが、彼らはFKKのラベルの後ろに隠れている。これは、ある思想やイデオロギーの共依存という別のサイクルです。」
シュタイガーによれば、これらのクラブは「FKKの精神を持っていない」のだという。「彼らは純粋にそれ(売春)をより受け入れやすくするための婉曲表現なのです。」
「FKKとヌーディスト文化は、衣服に邪魔されない身体を、自然や日光の中で讃えるものでした。」「FKKのサウナクラブ」では、セックスワーカーだけが、6インチのハイヒール以外、裸でいる。それはFKKの思想とは違う。」とシュタイガーは付け加える。

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