米国のフォード、インド工場での生産終了。
アジア経済ニュースNNA ASIAは2021年09月10日に、米国の自動車大手フォード・モーターは2021年09月09日に、インドに持つ南部タミルナド州チェンナイ(Chennai, Tamil Nadu)と西部グジャラート州サナンド(Sanand, Western Gujarat)の2工場での生産を終了すると発表した。両工場での生産を段階的に縮小し、インド事業を再構築することを計画している。
米国副大統領の故郷から、米国の自動車大手フォード・モーターの撤退は考えられない。
https://time-az.com/main/detail/75167
サナンド工場での輸出向け車両の生産を2021年末まで、チェンナイ工場でのエンジンの生産と車両の組み立てを2022年06月までに停止する。
一部、輸出用のエンジンの生産は継続する。
フォード・モーターは「インド事業を再構築する」と説明した。
現在販売中の現地生産モデルは在庫がなくなるまで販売し、将来的には世界展開のモデルと電動SUV(Sport Utility Vehicle/スポーツタイプ多目的車)のみの展開となる。アフターサービスや修理部品、保証といった顧客へのサービスの提供は継続する。
現地法人フォード・インディアのアヌラグ・メロトラ社長(Anurag Mehrotra, Managing Director of Ford India)は、「フォードはインド事業にこれまでUS$25億(約2,748億円)を投じたが、自動車市場の縮小を背景にUS$20億の損失を出した」と話し、再構築の必要性を強調した。
同社はHV(Hybrid Vehicle/ハイブリッド車)やEV(Electric Vehicle/電気自動車)の販売に向け、世界でUS$300億余りを投資する方針を示している。
しかし、その発想では、10年前と同じで、ほぼ全額が再度損失になることだろう。
2011-07-28---フォードがインド市場拡大!
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