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ドイツのジーメンス・エネルギー、サウジアラビアの火力発電プロジェクトで、大型契約を受注。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年06月25日に、ドイツのエネルギー企業シーメンス・エナジー(Siemens Energy)は2024年06月24日に、サウジアラビアで進められている火力発電プロジェクトで、総額US$15億規模の大型契約を受注したと発表した。

2カ所のコンバインドサイクル発電所にガスタービンを供給すると言うことで、それぞれ25年間の長期メンテナンス契約も結んでいる。

契約の対象となるのは、西部タイバ(Taiba)で実施する「タイバ2」と、中部カシーム(Qassim)で実施する「カシーム2」。今回、両事業の建設を担う中国国営の発電所建設大手中国能源建設集団とEPC(Engineering, Procurement, Construction/設計・調達・建設)契約を結んだ。

同プロジェクトでは、いずれも二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)設備を備えたコンバインドサイクル発電所が計画されており、設置容量は各2ギガワット。
2026年にシンプルサイクルモードで送電網に接続され、2027年には本格稼働する予定である。

サウジアラビアは2060年にネットゼロを達成する目標を掲げている。この事業は老朽化した国内発電所の一部を置き換える形で進められ、従来の発電所と比較してCO2排出量を最大60%削減できるため、政府のエネルギー戦略に大きく貢献すると期待されている。

https://www.siemens-energy.com/global/en/home/press-releases/1500-million-us-dollar-order-for-siemens-energy-in-saudi-arabia-.html
https://p3.aprimocdn.net/siemensenergy/545f2d32-bb66-489c-b923-b19a009a5bd1/PR_Siemens_Energy_Taiba2_Qassim2_EN-pdf_Original file.pdf
https://www.meed.com/siemens-energy-confirms-15bn-saudi-power-deal
https://www.meed.com/taiba-2-and-qassim-2-ipps-to-reach-financial-close
https://www.argaam.com/en/article/articledetail/id/1736446
http://www.gasprocessingnews.com/news/2024/06/siemens-energy-awarded-15-b-saudi-energy-supply-contract/
https://www.thenationalnews.com/business/energy/2024/06/24/siemens-energy-signs-15bn-deal-to-develop-saudi-power-plants/

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