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ドイツのVW、EV向け全固体電池の量産権確保。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年07月15日に、ドイツの自動車大手VW(Volks Wagen/フォルクスワーゲン)は2024年07月11日に、EV(Electric Vehicle/電気自動車)向けSSB(All Solid State Battery/全固体電池)の量産権を確保したと発表した。

バッテリー事業を統括する傘下企業パワーコー(PowerCo)が、SSBの開発を手がける米国の新興企業クアンタムスケープ(QuantumScape)とライセンス契約を締結した。

ただし、ライセンスは非独占的なもので、初期段階では年産最大40ギガワット時とする。


契約には将来的に、年産最大80ギガワット時まで拡張するオプションも盛り込んでいる。EV100万台分のSSBの生産が可能になる。

VWはクアンタムスケープの筆頭株主になった。

クアンタムスケープは2010年の設立で、カリフォルニア州サンノゼ(San Jose)を本拠とする。

パワーコ(PowerCo)のCEOフランク・ブローム(Frank Blome)は「当社は、バッテリー技術の未来を再定義し、最も持続可能で最先端のバッテリーセルをお客様に提供したいと考えています」「当社はこれまで何年も QuantumScape のプロトタイプセルの共同作業とテストを行っており、この未来の技術を量産に導入することを楽しみにしています。QuantumScapeの技術は、PowerCoの専門知識、リソース、および世界規模の工場が産業規模の生産への移行を促進できる極めて重要な段階に入ろうとしています。」と述べた。

両社は、フォルクスワーゲングループの車両シリーズに統合するためにスケールアップされる製品をターゲットとする。

両社は2012年から提携しており、2018年には合弁会社を設立しているが、VWはライセンス契約締結の発表と同時に、合弁事業は終了することも明らかにした。

これで、VWは、苦しんできたが、充電網構築とEVSSBの量産権を確保した。
2024年07月11日---ドイツのエネルギー大手エーオン、商用車MANと電動トラック用充電網構築。

https://www.reuters.com/business/autos-transportation/volkswagen-ramp-up-solid-state-battery-production-quantumscape-deal-2024-07-11/
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/volkswagen-ramp-up-solid-state-battery-production-quantumscape-deal-2024-07-11/
https://www.volkswagen-group.com/en/press-releases/powerco-and-quantumscape-announce-landmark-agreement-to-industrialize-solid-state-batteries-18494

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