エアバス、カナダの小型機A220事業に大型投資。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年02月08日に、ヨーロッパ航空・防衛最大手エアバス(AirBus)とカナダのケベック州政府は2022年02月04日に、ケベック州で手掛ける小型機「A220」の製造・販売事業に、合わせてUS$12億を投資することで合意した。
エアバスがUS$9億、ケベック州政府がUS$93億をそれぞれ拠出し、同事業が黒字転換するまでの経営を支援することとしている。
https://time-az.com/main/detail/76201
エアバスは、ケベック州モントリオール(Montréal, Québec)と米国のアラバマ(Alabama, USA)州に「A220」の生産拠点を構えている。カナダ事業責任者によると、今回の投資はモントリオール拠点での「A220」の増産に向けたもの。エアバスは同プログラムにより、同機の事業が世界的に好転し、2025年までに同事業を黒字化できるとみている。
ケベック州のピエール・フィッツギボン(Pierre Fitzgibbon)経済担当相は、今回の動きにより、カナダの航空宇宙産業の中心地である同州で鍵となっている雇用創出が見込めると説明。同事業によりに支えられる雇用は2,500人に相当すると話した。
「A220」は当初、カナダのエンジニアリング大手ボンバルディア(Bombardier)が「Cシリーズ」の名称で開発。
エアバスは2018年に同事業の過半数株を取得した。ボンバルディアは2020年、赤字経営が続く同事業から撤退。ロイター通信によると、エアバスは2026年にケベック州が握る残り25%の株式を取得する計画だったが、両者は今回、この時期を4年先送りし、2022年にすることで合意した。
今、小さな航空会社が多く誕生している。
そのような会社が欲しいのは、小回りが効く小型機。
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