見出し画像

イギリスのインフレ率、2022年05月はG7最高水準9.1%。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年06月23日に、イギリスのONS(Office for National Statistics/政府統計局)は2022年06月22日に、2022年05月のCPI(Consumer price indices/消費者物価指数、2015年=100)が120.8ポイントとなり、前年同月比9.1%上昇したと発表した。エネルギー価格の高騰が続き、2022年04月の9%からわずかに加速。1982年03月以降で最高を記録し、主要7カ国(G7)でも最高水準となった。

住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は19.4%上昇し、最大の押し上げ要因となった。

運輸は13.8%、食品・非アルコール飲料は8.6%それぞれ上がった。外食・ホテルは7.6%伸び、家具・住宅設備は10.8%のプラス。

CPIH(Consumer Price Index including owner occupiers' housing costs)娯楽・文化は5%値上がりした。

https://time-az.com/main/detail/77139

価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は5.9%と、前月の6.2%から減速した。

住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH(Consumer Price Index including owner occupiers' housing costs)」の上昇率は7.9%。カウンシルタックス(Council Taxes/住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は11.7%伸びた。
ONSがRPI(Retail Price Index/小売物価指数)に代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は11.8%上昇した。

CPIは前月比では0.7%上昇。食品・非アルコール飲料は1.5%、外食・ホテルは0.9%それぞれ上がり、運輸は0.6%のプラスだった。家具・住宅設備と衣料品・履物は共に1.1%値上がりしている。半面、保健は0.6%低下した。

ただし、全体的には落ち着き始めた。

2022-05-18---イギリスのインフレ率、2022年04月は9%、過去40年で最高。
2022-05-12---イギリスのGDP速報値、第1四半期は0.8%増。
2022-04-26---イギリスの財政収支、2022年03月は赤字縮小。
2022-02-15---イギリスの失業率、2021年12月は4.1%で横ばい。
2022-02-11---イギリス経済は、1941年以降で最大の伸び記録し、2021年は7.5%拡大。
2021-08-06---イギリスで、スワブ検査をランダムに実施した結果。
2021-06-16---イギリスのインフレ率、2021年05月はさらに2.1%に加速。
2021-04-23---イギリスの2020年度財政赤字£3031億で、過去最大。
2021-03-12---EU離脱が響き。イギリスの対EU輸出、過去最大の下落幅。
2020-11-12---イギリスのGDP、2020年第3四半期は急回復し、15.5%拡大。
2020-06-17---イギリスのインフレ率、過去4年で最低。
2020-06-16---イギリスで、求職者手当の申請者数が倍増。
2020-06-12---イギリスGDP、2020年04月は20.4%減で、過去最悪。
2019-10-15---イギリスの失業率、2019年08月は3.9%に悪化。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?