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イギリスの新車登録台数。2022年10月は26.4%増加。伸び大幅加速。


ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年11月07日に、イギリスのSMMT(Society of Motor Manufacturers and Traders/自動車製造取引業者協会)は2022年11月04日に、2022年10月のイギリスの新車登録台数が13万4,344台となり、前年同月比24.3%26.4%増加したと発表した。


EV(Electric Vehicle/電気自動車)が好調で、2022年09月の4.6%増から伸びが大幅に加速した。

2022年10月は法人向けが2.1倍に拡大。フリート向けは47.4%、個人向けは7.4%それぞれ増えた。

燃料別ではガソリン車が17.8%増加した半面、ディーゼル車は9.7%落ちこんだ。

AFV(Alternative Fuel Vehicle/代替燃料車)のうち、HV(Hybrid Vehicle/ハイブリッド車)は81.7%拡大。
EVは23.4%、PHV(Plug-in hybrid Vehicle/プラグイン・ハイブリッド車)は6.2%それぞれ増えた。
MHS(Mild Hybrid System/マイルド・ハイブリッド・システム)では、ガソリン車が59.5%、ディーゼル車は21.4%伸びている。

新車登録台数をメーカー別に見ると、イギリス車はインドのタタ・モーターズ(Tata Motors)が展開するジャガー(Jaguar)が38%減の375台、姉妹ブランドのランドローバー(Land Rover)は2倍の3,275台。欧米(Stellantis)傘下のボクソール(Boxall)は26.4%増の7,710台だった。

外国勢を見ると、米フォード(Ford)は94.7%増の1万3,295台と最多。ドイツのドイツのVW(VolksWagen/フォルクスワーゲン)は、VWブランドが41.5%増の1万2,804台、傘下のアウディ(Audi)は49%増の1万193台だった。BMWは18.3%増の9,199台、メルセデス・ベンツ(Mercedexs Benz)は12.2%減の6,022台となっている。

日系メーカーは、トヨタ自動車(レクサス除く)が62.9%増の8,341台。日産自動車は39.5%増の6,817台だった。ホンダは37.8%増の2,245台、マツダは64.8%増の2,179台、スズキは21.4%減の1,001台、SUBARU(スバル)は29.2%増の168台だった。

SMMTの最高経営責任者(CEO)マイク・ホーズ(Mike Hawes)は今回の結果について、伸びが小さかった2021年と比較すると非常に好ましい記録となったとしつつも、新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う供給不足によるダメージを補うには依然として不十分だと指摘した。2023年については改善は可能でEVの成長継続が見込めるが、二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする「ネットゼロ(Net Zero)」の達成には、さらなる成長と購買意欲の促進が必要だとしている。

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