イギリスの高級車JLR、EVテストセンター開設。

2023年10月25日 16:11

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年10月24日に、インドの財閥タタ・グループ(Tata Group)の自動車大手タタ・モーターズ(Tata Motors)傘下のイギリス高級車メーカーJLR(Jaguar Land Rover/ジャガー・ランドローバー)は2023年10月23日に、イングランド中部コベントリー州ウィットリー(Whitley, Coventry)に最新鋭のEVchargers(EV充電器)試験施設「フューチャー・エナジー・ラボ(Future Energy Lab)」を開設したと発表した。350人の新規雇用が創出される。

新施設には£2億6,100万を投じた。EV技術者200人が既に同施設で働いており、さらに150人が雇用される予定という。

このサイトは、JLRがすべてのブランドで新しい純粋な電気モデルを開発しているため、高級車メーカーのEV開発のスケールアップを表している。

2024年に発売を予定する新型「レンジ・ローバー(Range Rover)」ブランドのEV発売に向けて、試験が行われる。
イギリスで試験をすることで、試作車を世界中に輸送するコストや、そのプロセスに伴う排出ガスを最小限に抑えられる見込みだと言う。

323,000平方フィートのエンジニアリング施設(engineering facility)では、JLRの次世代純粋電気レンジローバー、ディフェンダー(Defender)、ディスカバリー(Discovery)、ジャガーモデル(Jaguar models)用のEDU(Electric Drive Units/電気ドライブユニット)を開発している。

JLRは2023年04月、今後5年でEV開発に£150億を投資すると発表した。また、親会社のタタ・グループ(Tata Group)はイングランド南西部サマセット州(Somerset, South West England)にEV用バッテリー工場を建設する計画を進めており、こちらは26年の稼働開始を見込む。