当局が、キャセイ操縦士111人の隔離を解除。パイロットの嘘判明!

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アジア経済ニュースNNA ASIAは2021年11月22日に、CHP(Centre for Health Protection, Hong Kong Government Health Department/香港政府衛生署衛生防護センター)は2021年11月20日に、香港航空最大手キャセイパシフィック航空((Hong Kong’s Cathay Pacific/国泰航空))の操縦士111人に対する強制検疫(隔離)を解除したと発表した。同社の貨物機操縦士3人が新型コロナウイルスに感染したことを受け、政府の検疫センターで21日間の隔離が義務付けられるはずだった。

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感染した3人が、乗務のため滞在したドイツのホテルで自主隔離期間中、規定に違反して外出していた疑いが判明したため、ドイツ保健当局に照会した結果、このホテルと感染は無関係と判断されたことから、同ホテルに滞在したとの理由で強制隔離を受けさせていた操縦士のうち111人への措置を解いた。

https://time-az.com/main/detail/75677

3人との濃厚接触者と認定された10人については引き続き隔離中だとしている。

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香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」が2021年11月19日に報告したないようによると、キャセイは2021年11月18日に、問題の操縦士3人を解雇したと発表した。

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「調査の結果、残念なことに乗員が海外滞在中に守るべき規則に著しく違反したことを示す事象があった」と説明した。具体的な違反行為については説明しなかったが、3人はホテルの客室を出た疑いがあり、うち2人は衛生当局の調査に対して虚偽の報告をしていたという。

香港政府運輸・住宅局(Hong Kong Government Department of Transport and Housing)はキャセイに対し、再発防止を求めたことを明らかにした。「非常に遺憾であり、貨物便の乗員によるコンプライアンス(法令順守)違反は受け入れ難いことだ」としている。

この事件が原因で、米航空貨物大手FedEx、香港の操縦士拠点を正式に閉鎖すると発表している。

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