コリンズの辞書が、「NFT」を「Word Of The Year」に選んだ。

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DesignTAXIは2021年11月26日に、利用しない人はいないでしょうが、今年インターネットを利用した人なら、間違いなく「NFT」という略語を目にしたことでしょう。この略語は、「Non-fungible token」の略で、Collins Dictionaryが今年の単語に選んだほど、「流星のような」使用率の上昇を見せたと報告した。

実際、今年は「NFT」が11,000%も多く使われており、この新しいデジタルブームが現実世界で信じられないような価格で取引されていることを考えると、それほど驚くことではない。

https://time-az.com/main/detail/75704

Collins社によると、NFTは「ブロックチェーンに登録されたユニークなデジタル証明書で、アート作品や収集品などの資産の所有権を記録するために使用されるもの」と定義されている。

同辞書の辞書編集者は、「COVIDノイズ」を突破して私たちのほとんどが知っている用語になった「アート、テクノロジー、商業のユニークなテクニカラーの衝突」を象徴しているとして、この言葉をワード・オブ・ザ・イヤー(word of the year)に選んだと述べている。

コリンズ・ラーニングのマネージング・ディレクターであるアレックス・ビークロフト(Alex Beecroft, Collins Learning Managing Director)は、「略語がこれほど急激に使われるようになるのは珍しいことですが、コリンズ・コーパスから得られるデータは、2021年のNFTの顕著な上昇を反映している。

「NFTは、芸術面から金融面、ギャラリーやオークションハウス、ソーシャルメディアのプラットフォームに至るまで、どこにでもあるように見えます。NFTが永続的な影響力を持つかどうかはまだわかりませんが、世界中の会話の中で突然存在感を示したことで、私たちの今年の言葉として明確になりました」と説明している。

「NFT」がトップに立ったテクノロジー関連の言葉には、暗号通貨を意味する「crypto」や、1992年の小説『スノウ・クラッシュ(Snow Crash)』で作られた造語で、現在では3次元の仮想世界を意味する「メタバース(metaverse)」などがある。The Guardian紙より

また、「ハイブリッド・ワーキング(hybrid working)」や「ダブル・ヴァクシード(double-vaxxed)」など、COVIDに関連する言葉も候補に挙がっている。興味深いことに、「ネオプロヌーン(neopronoun)」という言葉も使われるようになった。これは、「最近作られた代名詞、特に性別の区別を避けるために作られた代名詞」を意味する。

そういえば、日本では「Telework」という言葉が流行っていたっが、なんとなく、英語を知らない人が作った新語のようで気味悪かったので、使いたくなかった。
イギリスでは、「Hybrid working」という言葉であった。

都合に合わせ、どちらで働いても良いことになる。

今年のトップ10ワードのリストはこちらです。

1. NFT
「ブロックチェーンに登録された固有のデジタル証明書で、美術品や収集品などの資産の所有権を記録するために使用されます。(A unique digital certificate, registered in a blockchain, that is used to record ownership of an asset such as an artwork or a collectible.)」

2. Cheugy
「もはやクールでファッショナブルなものではない。(No longer regarded as cool or fashionable.)」

3. Climate anxiety
「気候変動への懸念によって引き起こされる苦悩の状態。(A state of distress caused by concern about climate change.)」

4. Crypto
「暗号技術と(通常は)オープンソースのソフトウェアを用いて作成、規制、交換される分散型デジタル交換媒体で、通常はオンラインでの購入に使用される。(A decentralised digital medium of exchange which is created, regulated and exchanged using cryptography and (usually) open-source software, and typically used for online purchases.)」

5. Double-vaxxed
「予防接種を2回受けたこと。(Having received two vaccinations against a disease.)」

6. Hybrid working
「自宅とオフィスなど、異なる職場環境を交互に利用すること。(The practice of alternating between different working environments, such as from home and in an office.)」

7. Metaverse
「3次元の仮想環境を取り入れたインターネットの提案。(A proposed version of the internet that incorporates three-dimensional virtual environments.)」

8. Neopronoun
「最近作られた代名詞で、特に性別の区別を避けるために作られたもの。(A recently coined pronoun, especially one designed to avoid gender distinctions.)」

9. Pingdemic
「連絡先追跡アプリによる一般人への大規模な通知。(The large-scale notification of members of the public by a contact-tracing app.)」

10. Regencycore
「リージェンシー期(1811年〜20年)の上流社会で着用されていた服にヒントを得たドレススタイル。(A style of dress inspired by clothes worn in high society during the Regency period (1811–20).)」

私は海外に行くとき、いつもコリンズのミニ独英/英独辞典を持っていった。もう、何版になるだろう。
飛行機の中で時間ができると、単語を覚えていた。

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