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「Anti Vaxxer」で炎上の「Spotify」の株価急落、時価総額US$21億蒸発。

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Forbes JAPANは2022年01月31日に、SpotifyのCEOであるダニエル・エク(Daniel Ek, CEO of Spotify)は、同社に対する不買運動が勃発し、株価が急落したのを受けて、2022年01月30日に「誤報と戦う方法」を説明したが、「Spotify(スポティファイ)」がUS$1億を支払ったとされる、新型コロナウイルスのワクチンの誤情報を拡散していると非難されるジョー・ローガン(Joe Rogan)のポッドキャスト番組を現在もなお配信中だというが、そのおかげでニュースサイトVarietyは2022年01月29日に、Spotifyの株価が26日から28日にかけて6%急落し、約US$21億(約2430億円)の時価総額が吹き飛んだと報じた。

SpotifyのCEOであるダニエル・エクは算数ができない?

https://time-az.com/main/detail/76153

ダニエル・エクCEOは2022年01月30日のツイートで、「批判を受けた結果、誤情報に対処するための施策を導入する。」と述べたが、最大の原因であるローガンの番組「The Joe Rogan Experience」についての明確な言及は無かったという。

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Spotifyは今後、新型コロナウイルスに言及するポッドキャストに警告を表示し、信頼できるニュースソースへのリンクを追加すると述べているが、ウイルスに関する誤った情報や、誤解を招くような主張を助長するポッドキャストが、削除などの特別な扱いを受けるとは述べていない。

今回の問題を受けて、ニール・ヤング(Neil Young)に続いて、ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)やジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)などの複数のアーティストが楽曲を削除しているという。

今回の騒動の始まりは、ジョー・ローガンが、効果が証明されていない治療薬のイベルメクチンを推奨し、mRNAワクチンには効果が無いと主張するゲストを番組に招いていたことから、270人の医師らのグループが、2022年01月12日に公開書簡で、ジョー・ローガンが自身のポッドキャスト番組で新型コロナウイルスに関する誤情報を拡散していることを指摘し、Spotifyに対応を要請したこととされる。

ジョー・ローガンの番組は1エピソードあたり1100万人のリスナーを獲得している。

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ニール・ヤングの決断には、WHO(World Health Organization/世界保健機関)のテドロス・アダノム・ゲブレイエス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長も賛同し、2022年01月27日のコメントで「全てのソーシャルメディアや報道機関を含む人々は、パンデミック(Pandemic)とインフォデミック(Infodemic/誤情報の拡散)を終わらせねばならない」と述べた。

2022-01-26---ニール・ヤングから「Spotify」へ。あなたを捨てる。

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