米国とドイツの首脳、対ロシア、対中国で団結。肝心な部分で隔たり!

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年07月19日に、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(Bundeskanzlerin Angela Merkel/Chancellor Angela Merkel)と米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)は2021年07月15日に、ホワイトハウスで会談し、ロシア産天然ガスをバルト海経由でヨーロッパに輸送する新パイプライン「ノルドストリーム2(Nord Stream 2)」の敷設を巡ってはなお意見の相違が見られたものの、ロシアの侵略に団結して立ち向かうことで合意したと報告した。

https://time-az.com/main/detail/74827

米国はかねて「ノルドストリーム2」を巡り、ヨーロッパがロシア産ガスに依存することや、ウクライナなど同国の近隣諸国がパイプライン経由地としての役割を失い、ロシアの政治的影響力が増大することを懸念している。

バイデン大統領はオバマ政権下で副大統領を務めていた時から敷設に反対していたが、ドイツは一貫して工事を推進してきた。

「ノルドストリーム2」のプロジェクトは完成間近とみられる。

バイデン大統領は会談後の声明で、「ノルドストリーム2については、あらためて懸念を表明した」ものの、「メルケル首相とは、ロシアがエネルギーを武器に近隣諸国を脅かすべきではないという点で一致した」と表明した。

「米国とドイツは、ロシアの攻撃からNATO(North Atlantic Treaty Organization北大西洋条約機構)の東方の同盟諸国を守るため、引き続き一致団結する」と話した。

メルケル首相は「ノルドストリーム2の評価では相違がある」とした上で、「同プロジェクトはウクライナ経由のガス輸送にとって代わるものではなく、新たな追加的なもの」と強調している。

両首脳はこのほか、対中国関係でも協調姿勢を示した。

バイデン大統領は「中国などが自由で開かれた社会を損なおうとすれば、われわれは民主主義と人権のために立ち上がる」としている。

コロナ問題では、一緒に立ち上がれるが、ドイツの中国で行われてる自動車産業では、大きな隔たりがある。

つまり、肝心の部分では、何も解決していない。

ドイツが大水害の中、メルケル首相は何しに来た!と言いたい。

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