WeWorkのCEO、「最もエンゲージメントの低い」社員は自宅で仕事をしたいと語る。

米国の新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2021年05月14日に、シェアード・ワークスペース企業であるWeWork社の社長は、「リモートで働きたいという願望は、仕事への取り組みが不十分であることを示している」と言った。

しかし、他の経営者たちは、その評価について彼を非難していると報告した。

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商業用不動産ベンチャー企業のCEOである59歳のサンディープ・マトラニ(Sandeep Mathrani)は今週、従業員のエンゲージメント(engagement)は対面で仕事をするかしないかの好みと直接相関していると述べた。

「誰も仕事に行きたくないとは言っていません。誰も会社に行きたくないとは言っていません。彼らが言っているのは、『週に2、3日は会社に行きたい』、『週に1日は自宅で仕事をしたい』ということです。」と、マトラニは水曜日に開催されたWall Street JournalのFuture of Everythingフェスティバルで語ったとInsiderが伝えている。

「また、会社に深く関わっている人は、少なくとも3分の2はオフィスに行きたがっていることも明らかです。」と続けた。

創業者アダム・ノイマン(Adam Neumann)の退任後、2020年にCEOに就任したマトラニは、その理由として、同僚が実際に会って一緒に仕事をすることで起こるコラボレーション、イノベーション、企業文化を挙げた。さらに、「ズーム疲れ」を解消することが、多くの企業で社員がオフィスに戻り、「ハイブリッド」な勤務体系を確立するようになった重要な理由だとも述べている。

この評価に対して、他のCEOたちはTwitterで彼を嘲笑し、特に、WeWork社は従業員がオフィスに戻ることで利益を得ているため、サンディープ・マトラニがこのようなことを判断するのは大きな利益相反があると指摘した。
オフィス賃貸業の帝国は、コロナウイルスの大流行により深刻な影響を受けたが、1月にはサンディープ・マトラニが年内に黒字化できると述べていた。

クラウドコンテンツ企業のCEOであるアーロン・リーヴィー(Aaron Levie)は、リモートワークに反対するマトラニの既得権をあざ笑うかのように、「最も働きがいのある従業員は、常にファイルをBoxに保存している。」とツイートした。

また、UberのCEOであるダラ・コズローシャ(Dara Khosrowshahi)は、「最もエンゲージメントの高い従業員は、いつも@Uberで通勤し、@UberEatsを注文して、厄介な長時間のランチをスキップしています。」と答えている。