出生数の減少 - 死亡数の増加。

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ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているStatistaは2021年12月15日に、1年間に生まれる人の数より、亡くなる人の数の方が多い国は確実に増えている。

国連のデータをもとにしたヴィースバーデン(Wiesbaden)にあるBiB(Bundesinstituts für Bevölkerungsforschung/連邦人口研究所)の調査によるStatistaのグラフィックに示されている。

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BiBmの2021年12月17日の情報によれば、今年の死者数は、ドイツ連邦共和国が誕生して以来、おそらく初めて100万人の大台に乗ると思われる。

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これによると、最初の11カ月間で約915,000人が死亡し、年末までの死亡者数は102万〜103万人になるとの推計が出ている。

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2020年の公式統計では、2010年には859,000人しかいなかった死亡者数が、合計で985,000人に達していた。

https://time-az.com/main/detail/75848

この研究によると、出生率の低下と高齢化の進行により、出生と死亡の「自然なバランス」が世界的に低下しているとのことである。

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1972年以来、ドイツは世界で初めて、死亡者数よりも出生者数の方が少ないという「死亡余剰国」となっている。1990年以前は、ハンガリーが1982年に、チェコが1986年に適用されていた。
今世紀半ばには、ノルウェーとスウェーデンを除くヨーロッパのすべての国で、自然収支がマイナスになると言われている。
世界的には、ブラジルや中国など人口の多い国もこのグループに属し、2050年以降は、例えばインドなど他の多くの後発国も同じ課題に直面することになる。

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死亡率に余剰があるからといって、自動的に人口が少なくなるわけではない。

BiBによれば、被災国の人口が実際に減少するかどうかは、あくまでも移民に依存する。
ドイツは移民余剰の恩恵を受けている。

純移動、すなわち流入と流出のバランスは、ほとんどの年でプラスである。正の値は、ドイツに移住した人の数が、移住しなかった人の数を上回ることを意味する。東欧の多くの国では、死亡余剰に加え、移住余剰があり、人口減少を加速させている。

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