衛星画像「ICEYE」がカバーする画像サービスを始動。

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Forbes JAPANは2021年05月15日に、フィンランドの衛星スタートアップ「ICEYE(アイサイ)」は、SAR(Synthetic Aperture Radar/合成開口レーダー)を用いて高解像度の衛星画像を撮影している。

「ICEYE」は2021年05月10日、1万平方kmの範囲をカバーするワイドスキャン画像のサービスを開始するとアナウンスしたと報告した。

https://time-az.com/main/detail/74407

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「1万平方kmという広い範囲をカバーすることで、海上の船舶などを容易に確認することが可能になる」と、「ICEYE」の事業開発担当副社長のスティーブ・ヤング(Steve Young, Vice President, Business Development and Sales at ICEYE)は述べた。

スティーブ・ヤングによると、「ICEYE」のワイドスキャンサービスが威力を発揮した一例が、先日スエズ運河で起きた日本企業が所有の大型コンテナ船の座礁事故だったという。

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「あの事故では、複数の衛星画像企業が現場の模様を撮影したが、当社の巨大なパノラマ画像の場合は一つの画像に全体を収め、こちらの端に何隻、あちらの端に何隻の船が列をなしているかを確認できた」と彼は話した。

「ICEYE」はこれまで10機のレーダー衛星を軌道に乗せており、雲や太陽光の不足による映像の乱れに左右されずに地球表面の映像を提供している。

「ICEYE」の画像は、災害対策から船舶の追跡まで、さまざまな用途に利用されており、1mの解像度を実現している。

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今回、サーバーの関係で、約4分の一の画像にした。
公開されている画像は、約4倍である。

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