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イギリス中銀、5会合連続利上げ 過去13年で最高の1.25%。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年06月17日に、イギリス中央銀行BoE(Bank of England/イングランド銀行)は2022年06月16日に、2022年06月 15日に開いたMPC(Monetary Policy Committee/金融政策委員会)で政策金利(BoE Bank Rate)を0.25ポイント引き上げ、1.25%とすることを決めたと発表した。過去13年で最高の水準となる。インフレ率(inflation rate)が約40年ぶりの高水準となる中、大方の予想通り5会合連続での利上げとなった。

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議事録によると、今回の利上げは金融政策委員9人のうち6人が支持。ジョナサン・ハスケル(Jonathan Haskel)、キャサリン・マン(Catherine L. Mann)、マイケル・ソーンダーズ(Michael Saunders)の3委員は、0.5ポイント引き上げ1.5%とするよう主張した。

イギリスの4月のインフレ率は9%と前月から2ポイント加速し、1982年3月以降の最高記録を更新。中銀が目標とする2%を大きく超過し続けている。

中銀は今後のインフレ率について、向こう数カ月は9%超で推移すると予想。10月にはエネルギー価格の引き上げが予想されることから、インフレ率が11%を上回るとみている。従来予想では、第4四半期(10~12月)に10%超でピークに達するとみていたが、これを上方修正した。

中銀は、インフレ圧力がさらに長引く兆候が見られれば、必要に応じて「力強い措置を取る」としている。

国内経済については、2022年04月のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)が予想を下回ったこと受け、第2四半期のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産)の見通しを従来の前期比0.1%増から0.3%減へと引き下げた。

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