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ついに、航空ヴァージン、持続可能な航空燃料「SAF」だけで大西洋横断。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年11月29日に、イキリスの航空大手ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlantic Airlines)は2023年11月28日、SAF(Sustainable Aviation Fuel/持続可能な航空燃料)だけを使ったロンドンーニューヨーク間のフライトを運航すると発表した。

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機材は米国航空機製造大手ボーイング(Boeing)の中型機「787」で、エンジンはイギリスのロールス・ロイス(British Rolls-Royce)の「トレント1000(Trent 1000)」を搭載する。旅客機がSAFのみで大西洋を横断するのは、世界で初めてになる。

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ロイター通信によると、同機は2023年11月28日午前11時49分にロンドン・ヒースロー空港(London Heathrow Airport)を離陸し、2023年11月28日の午後2時40分(現地時間)にニューヨークのジョン・F・ケネディ空港(John F. Kennedy Airport in New York)に到着する予定。

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ヴァージン航空は、燃料をSAFに完全に切り替えることで二酸化炭素(CO2)排出量を70%削減することが可能になると説明した。現行の規定では、商業飛行でSAFを使用するには通常燃料と混合する必要があり、混合比率には50%の上限がある。ヴァージンは今回の飛行でSAFの安全性を証明し、本格展開を後押ししていきたい考えだと言う。

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SAFは食用油の廃油や動物性油脂、植物などの再生可能な原料から生成される。
既に商用化が可能な段階にあるが、コストの問題などから航空燃料全体に占めるSAFの割合は0.1%未満にとどまっている。

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イキリスは2050年までのネットゼロ(net Zero)化に向けた取り組みの一環で、2030年までにSAFの割合を10%に高める目標を掲げる。SAFの利用が軌道に乗り国内に産業が根付けば、£18億規模の経済効果と1万人以上の雇用創出が見込まれている。

ただし、墜落すると大損である。

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https://europe.nna.jp/news/show/2596948
https://corporate.virginatlantic.com/gb/en/media/press-releases/worlds-first-sustainable-aviation-fuel-flight.html
https://www.theguardian.com/business/2023/nov/28/transatlantic-flight-sustainable-jet-fuel-virgin-atlantic-saf
https://www.prnewswire.com/news-releases/virgin-atlantic-flies-worlds-first-100-sustainable-aviation-fuel-flight-from-london-heathrow-to-new-york-jfk-301998557.html
https://www.reuters.com/sustainability/virgin-atlantic-jet-lift-off-maiden-transatlantic-flight-low-carbon-fuel-2023-11-28/
https://jp.reuters.com/article/aviation-sustainability-virgin-idAFL1N3CT0RE
https://www.aljazeera.com/news/2023/11/28/virgin-atlantic-jet-makes-maiden-transatlantic-flight-on-low-carbon-fuel
https://www.cnbc.com/2023/11/28/first-long-haul-flight-fully-powered-by-sustainable-aviation-fuel-takes-off.html

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