ドイツ政府、ロシアへの依存脱却向け、カタールと長期ガス供給で合意。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年03月22日に、ドイツ政府は2022年03月20日に、カタール(Qatar)からのLNG(Liquefied Natural Gas/液化天然ガス)の供給に向けて、同国と長期的なエネルギーパートナーシップを結ぶことで合意したと発表した。
ドイツは天然ガスなどエネルギーの輸入で、ロシアへの依存から脱却することを目指していると報告した。
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カタールの首都ドーハを訪問中のロベルト・ハーベック副首相兼経済・気候保護相(Deutscher Vizekanzler und Minister für Wirtschaft und Klimaschutz, Dr. Robert Habeck)は、カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー(Tamim bin Hamad Al Thani)首長との会談後に「年内はロシアのガスが必要となるかもしれないが、将来的には不要となる。」と述べ、カタールが予想を上回る支援を約束したことを明らかにした。両国は、LNGの供給だけでなく、再生可能エネルギー・プロジェクトの開発やエネルギー効率の促進などにも共同で取り組む。
ロベルト・ハーベック副首相にはドイツのエネルギー各社の代表者も同行しており、LNGの輸入契約は各社次第になるという。ただドイツは、これまでパイプラインによるロシア産のガスに依存してきたためLNGターミナルがなく、早急に整備が必要となる。
カタールはLNGの輸出量では世界2位で、年に1,070億立方メートルを出荷。2026年までに生産量を約6割増やすことを目指している。ドイツはカタールに対して、従来は人権や労働者の権利の問題のため批判的であった。しかしウクライナ侵攻を受け、エネルギーでのロシア依存から脱却するため代替調達先を模索。
ロベルト・ハーベック副首相は先に、石炭については今秋までに、石油は年内にロシアに頼る必要がほぼなくなるとの見通しを示していたが、ガスについては依存を軽減するのは複雑な問題になるとしていた。
いずれにしても、ISが喉にナイフを突き刺したような、米国の要求の仕方は、民主的とは言えない。
いずれ、このような政治は時代遅れになることだろう。
すでにヨーロッパでは、多くの国が米国に拒否反応をし始めている。
トランプ大統領の時はすでに、トランプとその他大勢であった時が見られた。
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