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歌人・藤原定家は、1229年12月の月食について、日記に記している。

Nature Briefingは2023年04月05日に、歌人・藤原定家(1162 - 1241)は、1229年12月の月食が異常に長く暗いものであったことを日記に記し、まるで月が完全に「消えて」しまったかのようであったと述べていると報告した。

今回、気候学者は、定家の記述と中世の学者、聖職者、僧侶が行った数多くの月食観測をもとに、1100年から1300年までの火山噴火の時期と影響を特定することに成功した。

この研究は、氷床コアのデータを裏付けるものであり、小氷期と呼ばれる寒冷期が到来するまでの過程を理解するのに役立つと考えられている。

https://www.nature.com/articles/d41586-023-00939-9
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37019962/
https://shoryobu.kunaicho.go.jp/Gallery/c6dcb4cc1c614ba485a8f9550faea9bc

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