エネルギー転換。政府のエネルギー目標が遠のく。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として2022年07月26日に、フラウケ・スール(Frauke Suhr)マティアス・ブラント(Mathias Brandt)、レネ・ボックシュ(René Bocksch)の情報を交え、ドイツ政府のエネルギー目標は、現在のところまだ先が長いということを明かにした。

https://time-az.com/main/detail/77375

DIW(Deutschen Instituts für Wirtschaftsforschung Berlinベルリン・ドイツ経済研究所)の最新調査に基づくStatistaのグラフが示すように、太陽光発電の拡大状況は、2030年の目標の約28％相当しか達成できていない。

目標とするEV(Electric Vehicle/電気自動車)1500万台のうち、登録台数は約77万1000台、割合は5.1％と、EV分野での現状と目標のギャップはさらに大きくなっている。

EVの充電ポイントも同様に貧弱で、その設置率は6.2％である。

また、DIWの専門家は、ほぼすべての指標において、現在の拡大率は2030年の目標達成には低すぎると計算している。

そのために、過去12ヶ月の拡大傾向と2030年の目標達成に必要なペースを比較した。

それによると、陸上風力発電、特に洋上風力発電は、太陽光発電に比べるとまだまだ遅れている。

これは、特に風力発電の対策が必要であることを示している。また、エレクトロモビリティの拡大ペースもまだ明らかに遅すぎる。

理想と現実の落差が大きすぎ、これでは、ドイツがまったく達成不可能な目標に向かっていたということである。

さあどうする。

ドイツの政治家が全員丸坊主にし、ロシヤに謝罪するか？
自ら、ウクライナに攻撃をしかけるか？
ドイツが倒産宣言するか？
EUとNATO離脱するか？

どれもドイツ人にはできない。では、どうする。

絵に描いた餅。

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