さすが商売の首都上海、強烈なロックダウンでも、たったGDP0.2%減。
アジア経済ニュースNNA ASIAは2023年01月30日に、上海市統計局(上海市统计局)と国家統計局上海調査総隊が2023年01月20日発表した上海市の2022年のGDP(Gross Domestic Product/域内総生産、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質で前年比たった0.2%減まで回復した。
マイナス成長は上海市の統計年鑑でさかのぼれる1978年以降では初めて、新型コロナウイルス対策で2カ月間にわたりロックダウンした悪影響が鮮明になった。
金額ベースの2022年GDPは4兆4,652億8,000万元(約85兆円)。
産業別では、第1次産業が3.5%減の96億9,500万元、
第2次産業が1.6%減の1兆1,458億4,300万元、
第3次産業が0.3%増の3兆3,097億4,200万元。
減少幅は第2次産業が1~9月から2.4ポイント縮小した。
第3次産業は2022年01~09月の0.5%減からプラス成長に逆転した。
上海市は感染拡大を受けて2022年04~05月にロックダウンを実施。
2022年第2四半期(4~6月)のGDPは前年同期比13.7%減と大幅なマイナスに転落した。
通年のGDPは目標としていた「前年比5.5%前後」に届かなかった。
当たり前だ!
昔から、商売人の江蘇人と政治に敏感な浙江人が住む上海には化け物がいるというが、これがそれか〜
鉱工業生産総額(一定規模以上の企業対象)は1.1%減の4兆473億6,800万元だった。
減少幅は2022年01~09月から0.4ポイント縮まった。付加価値ベースの鉱工業生産額(一定規模以上の企業対象)は0.6%減だった。
主要工業製品の生産量は、太陽電池が2.2倍、「新エネルギー車(NEV)」が56.5%増、産業用ロボットが7.1%増、ウエハーが5.5%増。
固定資産投資は1.0%減で、減少幅は1~9月から7.6ポイント縮小。
うち不動産開発向けは1.1%減少し、工業向けは0.6%増加した。
新築不動産の販売面積は1.5%減の1,852万8,800平方メートルだった。
小売売上高は9.1%減の1兆6,442億1,400万元。
減少幅は2022年01~09月から1.6ポイント縮小した。
内訳は卸売・小売業が7.9%減の1兆5,312億5,900万元、ホテル・飲食業が22.4%減の1,129億5,500万元だった。
オンラインによる小売額は3.9%減の3,461億4,000万元で、小売売上高全体の21.1%を占めた。
上海税関によると、輸出額は4.3%増の4兆5,527億2,700万元、輸入額は1.4%減の3兆1,625億500万元だった。
住民1人当たりの平均可処分所得は2.0%増の7万9,610元。
うち都市部は1.9%増の8万4,034元、農村部は3.1%増の3万9,729元となった。
新規就業者数は56万3,500人。
上海市は2023年のGDP成長率目標を前年比「5.5%以上」に設定している。
上海は、強気である。
日本んも上海の強気を学ばなければ!
泣き言を言っている時ではない。
https://www.nna.jp/news/2469801
https://tjj.sh.gov.cn/sjxx/20230131/c676f46404584e46879a8c1f7fe851ef.html
https://tjj.sh.gov.cn/tjfx/20230116/ac7813303bac470b960dcae3eaaac2de.html
https://tjj.sh.gov.cn/tjfx/20230118/57603ffbe66f4b43b77bd8b849d30489.html
https://tjj.sh.gov.cn/tjfx/20230116/7a0b380440644f0c8036c33e23e579b5.html
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