イギリス監督機関、エネルギー高騰受け、上限価格3カ月ごとに見直しへ。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年05月17日に、イギリスのエネルギー業界の監督機関Ofgemは2022年05月16日に、世界的なエネルギー価格の高騰を受け、より正確に市況を上限に反映する必要が生じているため。家庭の電力・ガス料金の上限見直しの頻度を現行の半年に1回から3カ月に1回に改定する計画を提案した。

Ofgemはこれに向けた意見公募手続きを開始しており、10月から実行に移したい考えていると報告した。

https://time-az.com/main/detail/76884

Ofgemの最高経営責任者(CEO)ジョナサン・ブレアリー(Jonathan Brearley, CEO of Ofgem.)は「公正かつ強靭(きょうじん)なエネルギー市場を保障することで、消費者を保護することを最優先にする」と説明した。
現行の市場価格がより頻繁に規制に反映されれば、消費者は公正な価格を支払うことが可能になるほか、エネルギー供給会社の倒産リスクを軽減することができるとした。

しかし、これはシステム化し、リアルタイムで反映することもデジタル・イノベーションで可能な時代である。
さらにAI(Artificial Intelligence/人工知能)を採用して、未来にも対応できる。

イギリスでは昨年、天然ガスの卸売価格の高騰で、仕入れ価格が販売価格を上回る状況が続き、中小エネルギー企業が相次いで破綻した。破綻したエネルギー企業の顧客は、自動的に他社が引き受ける制度となっているが、引受先企業の料金が従来の契約より割高になる可能性がある。
Ofgemはこうした経験を踏まえ、正当な上限価格の設定が必要と訴えた。

しかし、それはすでに時代遅れである。

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エネルギーはすぐに劣化するので、問題は、時間である。

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イギリスでは現在、電力・ガス料金の上限は、毎年4月と10月に改定される。
2022年04月の改定では、標準的な世帯が年間に支払う電力・ガスの合計料金の上限が大きく54%引き上げられた。政府は2022年02月、エネルギー料金高騰による家計への打撃を緩和するため、総額£91億の支援策を発表している。

できれば、この支援もリルタイムで幅を持って変更できるようにして欲しい。