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イギリスのGDP、第2四半期は0.1%減。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年08月15日に、イギリスのONS(Office for National Statistics/政府統計局)は2022年08月12日に、第2四半期(04~06月)のGDP(Gross Domestic Product/国内総生産、改定値)が前期比0.1%縮小したと発表した。

前期の0.8%増からマイナスに転じた。生活費の高騰を受け、家計支出が減少したほか、新型コロナウイルスの検査やワクチン接種プログラムの縮小に伴う医療部門の落ち込みが大きい。

https://time-az.com/main/detail/77498

産業別に見ると、英経済の原動力であるサービス業は0.4%縮小し、前期のプラス0.6%からマイナスに転じた。うち自動車販売を含む運輸・倉庫・通信は0.7%、流通・ホテル・レストランは0.5%それぞれ増加した。半面、ビジネスサービス・金融は0.3%のマイナスだった。

鉱工業は0.5%増え、伸びは前期の1.3%増から減速。うち水道・下水・廃棄物処理は2.9%伸び、電気・ガス・蒸気・空調供給は2.7%拡大した。一方、採鉱・採石は0.3%縮小。製造業は横ばいだった。

農林水産業は0.4%上向き、建設業は2.3%増えた。

GDPは前年同期比では2.9%増加。前期の8.7%増から伸びが減速した。

中銀イングランド銀行(Bank of England)は先に、国内経済が第4四半期にリセッション(recession/景気後退)入りするとの予測を示した。インフレ率は年内に13%超に達するとみている。

2022-06-30---イギリスのGDP、第1四半期は0.8%増。
2022-06-22---イギリスのインフレ率、2022年05月はG7最高水準9.1%。
2022-05-18---イギリスのインフレ率、2022年04月は9%、過去40年で最高。
2022-05-12---イギリスのGDP速報値、第1四半期は0.8%増。
2022-04-26---イギリスの財政収支、2022年03月は赤字縮小。
2022-02-15---イギリスの失業率、2021年12月は4.1%で横ばい。
2022-02-11---イギリス経済は、1941年以降で最大の伸び記録し、2021年は7.5%拡大。
2021-08-06---イギリスで、スワブ検査をランダムに実施した結果。
2021-06-16---イギリスのインフレ率、2021年05月はさらに2.1%に加速。
2021-04-23---イギリスの2020年度財政赤字£3031億で、過去最大。
2021-03-12---EU離脱が響き。イギリスの対EU輸出、過去最大の下落幅。
2020-11-12---イギリスのGDP、2020年第3四半期は急回復し、15.5%拡大。
2020-06-17---イギリスのインフレ率、過去4年で最低。
2020-06-16---イギリスで、求職者手当の申請者数が倍増。
2020-06-12---イギリスGDP、2020年04月は20.4%減で、過去最悪。
2019-10-15---イギリスの失業率、2019年08月は3.9%に悪化。

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