ドイツのビオンテックと中国のシノバック。抗体レベルに差!

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アジア経済ニュースNNA ASIAは2021年06月21日に、香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」が2021年06月20日に伝えた情報によると、ドイツのバイオ企業ビオンテック(BioNTech)製の新型コロナウイルスワクチンを接種した人の抗体レベルは、中国製薬大手の科興控股生物技術(Sinovac Biotech/シノバック・バイオテック)製のワクチンを接種した人を「大きく上回る」ことが分かったと伝えた。

ワクチン接種で選択権を認めると伝え定香港にとって、新たな問題が明らかになったと報告した。

https://time-az.com/main/detail/74639

調査を率いた香港大学のベンジャミン・カウリング教授(Benjamin Cowling, Professor of Infectious Disease Epidemiology, School of Public Health, The University of Hong Kong)はSCMPに対し、この結果により、シノバック製を接種した人の一部は3回目の接種が必要である可能性があることが示されたと述べた。

この調査は香港政府の委託で実施した。いずれかのワクチンを接種した市民1,000人の抗体反応を追跡した。

感染とワクチン接種の結果として時間の経過に伴う自然感染の発生率と集団免疫のレベルを試算することが目的だった。

調査結果の詳細はまず学術誌で発表される。

カウリング教授は、ビオンテック製を接種した人の抗体反応は、同ワクチンの大規模な第3相臨床試験で報告された感染防御レベルと一致しており、シノバック製の第3相臨床試験のレベルを大きく上回っていると指摘した。

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同紙によると、ビオンテック製の有効性は95%、シノバック製は50.7%と報告されている。カウリング教授は、調査参加者約100人の中間集計結果は、両社が公表している有効性と一致したと話した。

これらの情報格差もワクチン・カードに記載されることになる。

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トラベル・バブルにも影響するだろう。

また、SCMPでは2021年06月20日に、「China’s Covid-19 vaccination drive hits one billion mark(中国のCovid-19ワクチン接種数が10億人を突破)」というが、ワクチンの種別による接種報告はない。

可哀想な中国国民。何人が死んでいるかも明確ではない。

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