誰も予期していなかった、ロシア経済を最も破壊しているもの。

ロシアに住んでいたグザヴィエ・ハットフィールド(Xavier Hatfield)は米国のMedium Daily Digestで2022年05月22日に、「This is what is ruining Russia’s Economy the most, and they never expected it.」を公開し、彼らが予期していなかった、ロシア経済を最も破壊しているものとして、多くの会社がロシアを見捨てたと紹介した。

面白いので、全文翻訳してみます。
ただし、グザヴィエ・ハットフィールドの口語体は、修正した。

https://time-az.com/admin/edit/76991

7日足らずでプーチンのように混乱させるには、並外れた能力が必要です。
ウクライナの惨状もひどいですが、今回はロシアを中心に話をさせてください。
プーチンは、ある意味、ロシアの歴史的な地位を塗り替えた。ロシアの経験は数え切れないほどあるが、第二次世界大戦でのロシアの仕事は明確である。2,000万人以上の人々が命を落とした。この数字をよく考えてみてほしい。2000万人を超える。
歴史の問題は、「歴史」の意義とは裏腹に、それがダイナミックであることだ。

一人の気まぐれな暴君が仕組んだロシアのウクライナに対する抜け目のない紛争は、新しい絵の具の層のようなものである。より熟練した層は覆い隠されている。この層は、将来、多数の人々の目に触れることになる。
その後の問題は、紛争が始まってから7日未満で、国家が倒れていることである。
ロシアで1990年代を思い出したが、それは耐え難いものだった。市場経済への転換が困難だったため、共産主義の枠組みから開放経済への転換の「図式」がなかった。
プーチンの長期政権時代のさまざまな怪しげなデモはさておき、さまざまな戦いや失敗を乗り越えて、ある程度大きな経済になるまでに30年かかっている。
「重要」とは何かということについて、立ち入らないことにしている。
石油依存のようなことでロシアを調査するのは、なるべく避けたい。そのため、このような「曖昧さ」を払拭するために、「曖昧なまま」ではなく、「曖昧なまま」であることが重要である。

これは信じられないことだが、数週間で、これだけの数の組織がロシアを離れた。彼らは、彼らの組織、ブランド、および確立を製造する多くの年を介して行ってきた。現在、彼らはもうロシアにいない。

モスクワに住んでいたときはいつも、イケア(Ikea)のモールの近くに住んでいた。イケアで買い物をしたり、イケアとすれ違ったりした記憶は数多くある。
イケアは閉鎖された。この多くの人々が、イケアでの最後の見識を勝ち取ろうとしているのをご覧ください。
イケアはバイデン(Biden)大統領やNATOや世界的な金融の枠組みには答えない。
制裁とは何の関係もない。個人経営の企業である。苦難に耐えることを選んだかもしれない。しかし、同社は撤退した。

数多くの異なる組織も同様で、ディズニー(Disney)、ナイキ(Nike)、メルセデス(Mercedez)、マイクロソフト(Microsoft)。この写真を見てください。グザヴィエ・ハットフィールドは、マッキンゼー、BCG、アクセンチュア - ビジネスにも口をはさむカウンセリングの世界から来た。

多くは個人経営の企業は、誰もロシアでのビジネスを避けるためにそれを支持しなかった。
しかし、彼らは疫病のような国家を残している。
また、現在、組織の影響もある。ボートで逃げ出さない限り、沈没する輸送船に取り残される。しかも、まだ2、3日しか経っていない。
これが今回の緊急事態の最も驚くべき、最も魅惑的なパターンだと言える。
部品がロシアとプーチンの決定に最も反発している。プーチンでも、バイデンでも、そして彼らのカウンセラーでも、誰もこの組織や財団がロシアからの離脱を予想することはできなかった。

良くも悪くも、これらの西側団体はロシアの市場経済の下支えをしてきた。今、その確立はもうない。様々なポジション、様々な商品、国家の基盤の様々な構成要素、そして通常の日常生活が短期間に消えて行った。
やはり、このように混乱させるのは、1つの優先順位の高いユニークな能力であると述べている。

誰も想像していなかった。

少し、修正したが、ほとんどロシアに住んでいたグザヴィエ・ハットフィールドの意見である。

何を見てきたのだろう。

こんな多くの民間企業が、一斉に消えた。

それも「撤退企業の資産国有化」「非友好国の企業の持つ商標の保護を解除」に怯えなかった。

2022-04-01---日本は、ロシア資源開発から「撤退しない。」
2022-03-22---イギリスのシェル、油田開発で方針転換。
2022-03-10---ロシア、ロシアからの撤退企業の資産国有化。
2022-03-10---ロシアは要塞のような経済を築いたが、今回の痛みは本物！？
2022-03-05---ロシア政府、非友好国の企業の持つ商標の保護を解除する可能性を示した。
2022-02-28---ロシアのウクライナ侵攻受け、シェル、ロシア合弁から撤退へ。