見出し画像

観光客が多いことを喜ぶ時代は終わった。

かなり前から、オランダの首都アムステルダムで、大麻を敬遠するようになっていたが、今度はクルーザーの来航を禁止し始めた。

Forbes JAPANは2023年07月25日に、Forbesは2023年07月12日に、観光公害(overtourism/オーバーツーリズム)や環境汚染(environmental pollution)を抑制する目的で、オランダの首都アムステルダムが、市中心部へのクルーズ船の寄港を禁止することを決めた。

ヨーロッパなどの都市では最近、クルーズ船の寄港を制限する動きが相次いでいる。人手不足、新型コロナウイルス禍で膨らんだ債務、環境活動家の批判に悩まされているクルーズ船業界にとって、もう1つの頭の痛い問題になっている。

BBCによると、アムステルダムの市議会は、歴史地区への大型船の入港を認めるのは市の持続可能性目標にそぐわない、市による観光業界規制の取り組みにも反すると判断し、禁止を議決した。

アムステルダム中央駅近くにあるクルーズ船ターミナルは廃止される方向で動き出した。

お金のために、自分たちの未来は捨てられない。

とくに、世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHが調査した結果、クルーズ船の多くはジーゼルが多く、大きな排気ガス問題を具体的に指摘している。

私は、このインフォグラフィクスを見た時、クルーズ船の未来が決まった。

米国の新聞「NYT(New York Times/ニューヨーク・タイムズ)」がアムステルダム市のデータなどを引用して伝えているところによると、アムステルダムへの訪問者数は2021年に900万人近く、2022昨年は2000万人に達し、同市は2021年に年間訪問者数を最大2000万に制限している。

アムステルダムは今年、迷惑観光客対策として、合法的な売春宿が集まる「飾り窓地区」と呼ばれる歓楽街一帯で、大麻の路上吸引禁止や飲食店の閉店時間繰り上げ、木曜〜日曜の午後4時以降のアルコール販売禁止といった措置を導入している。

アムステルダムのクルーズ船ターミナル「クルーズポート・アムステルダム(Cruise Port Amsterdam)」によると、同ターミナルには2000年以降にクルーズ船2100隻超が寄港し、乗客380万人あまりが下船している。

「クルーズ船お断り」を打ち出したのはアムステルダムだけではない。

スペインのバルセロナ(Barcelona)やイタリアのベネチア(Venice)、アイルランドのダブリン(Dublin)、ギリシャのサントリーニ(Santorini)島、フランス領ポリネシア(Polynesia)なども、環境面への懸念やオーバーツーリズム対策でクルーズ船の寄港を制限したり禁止したりしている。

私は、ベネチアのクルーズ船を見たときに、図々しいアメリカ経済を思い出した。

無茶苦茶だ!ベネチアが沈む!

2023年06月06日---中国初の国産大型クルーズ客船
2023年03月31日---ウォルト・ディズニーの大型豪華客船、2025年から運航。
2023年01月18日---シンガポールから出航した国際クルーズ船が3年ぶりにの帰港を迎える。
2022年09月19日---独占|香港からのクルーズ再開計画を断念する可能性がある。
2022年08月24日---気候危機のクルージングは、許されない。
2023年04月04日---フィンランドはクルーズが大好き

https://forbesjapan.com/articles/detail/64799
https://www.forbes.com/sites/maryroeloffs/2023/07/21/war-on-cruise-ships-amsterdam-latest-port-to-limit-or-ban-cruise-liners/?sh=3e5b0a68391a
https://www.bbc.com/news/world-europe-66264226
https://www.businessinsider.com/list-us-port-towns-want-to-limit-ban-cruise-ships-2023-4#
https://www.businessinsider.com/list-us-port-towns-want-to-limit-ban-cruise-ships-2023-4#
The ‘Icon Of The Seas’ Will Soon Be The World’s Largest Cruise Ship — Here’s How Much It Costs To Get Aboard (Forbes)
https://www.forbes.com/sites/brucelee/2023/07/14/norovirus-outbreaks-on-ships-already-reach-10-year-high-in-2023/?sh=4ab11a696668
https://www.forbes.com/sites/mollybohannon/2023/07/12/the-icon-of-the-seas-will-soon-be-the-worlds-largest-cruise-ship---heres-how-much-it-costs-to-get-aboard/?sh=7967840c18c6
https://de.statista.com/infografik/28069/klimafreundlichkeit-ausgewaehlter-kreuzschifffahrtsreedereien-nach-punkten/
https://www.nabu.de/umwelt-und-ressourcen/verkehr/schifffahrt/kreuzschifffahrt/32650.html
https://www.nabu.de/imperia/md/content/nabude/klimaschutz/211105_hintergrundpapier_klimaanpassung_final.pdf
https://www.bild.de/reise/kreuzfahrten/kreuzfahrten/nabu-veroeffentlicht-ranking-2018-umweltfreundlichstes-schiff-kommt-aus-deutschl-56779576.bild.html
https://de.statista.com/themen/593/kreuzfahrt/
https://www.ndr.de/fernsehen/sendungen/panorama3/Neue-Staatshilfen-fuer-Kreuzfahrtschiffe,kreuzfahrt698.html

WEITERE INTERESSANTE THEMEN
https://de.statista.com/themen/7993/klimawandel-in-deutschland/*Link zu Klimawandel in Deutschland Themenseite(ドイツの気候変動」トピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/73/wetter/*Link zu Wetter Themenseite(天気予報のトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/551/naturkatastrophen/*Link zu Naturkatastrophen Themenseite(自然災害のトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/2442/treibhausgasemissionen/*Link zu Treibhausgasemissionen Themenseite(温室効果ガス排出量トピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/53/umwelt/*Link zu Umwelt Themenseite(環境トピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/3519/natur-und-umweltschutz/*Link zu Natur- und Umweltschutz Themenseite(自然保護と環境保全のトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/109/nachhaltigkeit/*Link zu Nachhaltigkeit Themenseite(サステナビリティのトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/4514/artenvielfalt/*Link zu Artenvielfalt Themenseite(生物多様性トピックページへのリンク)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?