最も重い元素が手の届くところまで来ている
Nature Briefingは2024年07月25日に、Natureのキャサリン・バルザック()Natureは2024年07月23日に、カリフォルニア州ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory in California)の重元素グループのリーダー、ジャクリーン・ゲイツ(Jacklyn Gates, leader of the Heavy Element Group)は、元素番号120の作成に取り組んでいる。研究者らは超重元素(Heaviest element)を作る新しい方法を実証し、史上最も重い元素を創り出す道を開き、周期表に新たな行を追加する。
科学者らはチタンのビームを使って、既知の超重元素であるリバモリウム(livermorium/元素番号116)を作った。
研究チームは研究室の設備をアップグレードした後、同様の技術を使って元素番号120の生成を試みる予定だ。これまでに作られた最も重い元素は、2002年に初めて合成された元素番号118のオガネソン(oganesson)である。
この研究は「本当に画期的」だと、埼玉県にある理化学研究所の超重元素研究部 | 仁科加速器科学研究センターの超重元素研究グループを率いる羽場宏光(Hiromitsu Haba)は「118番を超える超重元素の探索は、大きな挑戦であることが証明されています。」と同氏は言う。実験から得られるデータは「既存の理論計算の精度を大幅に向上させ、119番と120番元素の発見に向けて人類を大きく前進させるでしょう。」言う。
機器のアップグレード後に計画通り元素番号119と120を作ることができれば、これらは8番目の「周期」から初めて記録される元素となる。
科学者らはこの行で、これまで見たことのない電子配置を持つ原子が見つかると期待している。最も重い元素が手の届くところまで来ていると報告した。
理化学研究所は、今回1万円札の肖像になった渋沢栄一も創設メンバーである。
実は、私の父も渋沢栄一の一派の悪ガキで、そのおかげで、私は笹塚に住んでいます。
世界で最初に汚水を飲料にする研究をしたのも渋沢栄一の一派で、その遺跡が代田橋にあり、そこを水の総合研究所にするのも、私の夢の一つです。
https://www.nature.com/articles/d41586-024-02416-3
https://www.nishina.riken.jp/labo/superheavy.html
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