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悪名高いグアンタナモ湾収容所の法務官の一員であった「アメリカで最も危険な男」

彼は今、追い詰められている、彼は何でもするかもしれない。

米国のMedium Daily Digestでウィリアム・スパイヴィー(William Spivey)はThe Polisで2023年06月08日に、その人がどこにいたかを知らずに、その人が誰であるかを知ることはできない。2024年の米国大統領選の共和党代表に立候補すると言うロン・デサンティス(Ron DeSantis)が最近、自分の旅行記録や誰と会ったかを明らかにすることを違法とする法律を成立させたことは、そのことを物語っていると報告した。

フロリダ州を含むほぼすべての州には、政府の業務を遂行したり税金を使ったりする際に、政府関係者が会議や出張を公開することを義務付けるサンシャイン法(Sunshine Law)がある。

デサンティスは暗闇の中で活動しており、彼の歴史を知ることは、彼を理解することにつながる。

彼が隠したい経歴のひとつは、グアンタナモ湾の収容所における法務官の一員(member of the Judge Advocate Corp at the detainee prison camp at Guantanamo Bay)であったことである。

海軍の若手弁護士ロン・デサンティス中尉(A young Navy lawyer, Lt. Ron DeSantis)は、法律の範囲内で海軍の職員に助言するためにそこにいるはずだった。彼は一般的に方針を決めるのではなく、それを解釈し、より具体的には、それを回避する方法について尋問者に助言したのである。
2006年06月09日、夜中にグアンタナモで緊急事態が発生した。

3人の被収容者が基地の病院に運ばれ、死亡が確認された。

それぞれの男は、足と手を縛られ、喉に布切れが入った状態で独房に吊るされているのが発見された。デサンティスは、この死を調査するためにすぐに編成されたチームの一員であった。殺人ではなく、死と書いたのは、このチームが3人の自殺を発見したからである。

3人の被拘禁者は、アルファ・ブロック(Alpha Block)の囚人たちの中にいて、互いに話したり交流したりすることは許されていなかった。彼らは72時間だけ同じセルブロック(cell block)にいたが、空のセルで区切られ、数人の看守が立ち会い、会話ができないようにしていた。デサンティスらは、彼らが手足を縛り、口に布を詰めて首を吊るという戦略的な自殺を計画するために、何らかの形で互いに連絡を取り合っていたと結論付けた。

このシナリオでは、まず手を縛って首を吊る方が簡単なのか、それともその逆なのか?

検視の結果、3人の囚人は午後10時半前に死亡したと結論づけられた。つまり、15人の囚人がいるブロックの中で、ウェッシュマイルセル(wesh mire cells)を持ち、6人の看守が常に巡回し、2時間以上誰にも気づかれずに吊るされたままであった。

ロン・デサンティス中尉は、それを不思議だとは思わなかった。調査が始まる前から、ハリー・ハリス少将(Rear Admiral Harry Harris)は死を自殺と宣告していた。11日後、NCIS(Naval Criminal Investigative Service/ネイビー犯罪捜査班)の調査も同じ結論に達した。正式な調査結果は2年間も隠され、ようやく発表されたときには、ページが欠けていた。

報告書には、筆跡鑑定や指紋鑑定に出されることのなかった遺書が記載されていた。2006年06月06日に勤務していた上級医局員の事情聴取も行われなかった。デサンティスは、このどれもがおかしいと思った。

その夜、アルファブロックには4人目の収容者がいた。イギリス在住のシェイカー・アメール(Shaker Aamer)は、3人が死亡した同じ夜に複数の海軍憲兵から2時間以上殴られたと主張し、後の法的訴状で、当局に網膜スキャンと指紋を提出しなかったために首を絞められ、暴行中に目をえぐられたと主張している。

別の受刑者であるアジズ(Aziz)は、起訴されることなく15年間拘留された後、2015年に自宅に戻された。アジズはデサンティスを覚えていて、彼についてこのように語っている。
「私たちは言ったんだ、おいおい男よ。私たちはここで苦しんでいるんだ。人々はひどい状態にあり、医療の助けが必要です。」彼はいつも笑顔で、「OK、だから私たちはここにいるんだ、物事が正しいかどうか確認するために。私たちはそれを調べます。」
アジズは、2006年06月06日の死亡事故の後、デサンティスは微笑むのをやめたという。
アジズと他の囚人たちは、罪状もなく拘束され、グアンタナモ湾の劣悪な環境に抗議するため、全員がハンガー・ストライキに参加していた以外に、つながりはなかった。彼らは、鼻に挿入されたチューブにエンシュア(Ensure)を注入され、強制給餌されたと伝えられている。
「一人ずつ、8つの拘束ポイントがある椅子に拘束された。」
デサンティスがこれらの処置を承認したかどうかについて、論争はあるが、彼がそれを観察したことについては皆無である。マンスール・アダイフィ(Mansoor Adayfi)は、強制給餌された囚人の一人である。
「呼吸はできるが、動くことはできない。彼らはエンシュアの山を持って来て、私たちの胃の中に次々と缶詰を注ぎ込み始めました。そして、私は叫び、叫び、叫び、泣き、そして漏らしました。大佐とデサンティスがいた。彼らはお互いを見て、ただ微笑んでいた。」と、マンスール・アデイフィは話している。

アデイフィによると、デサンティスはハンガーストライキをやめて食事を始めるよう、身をかがめて励ましたという。そして、アダイフィは彼に吐いたという。
アダフィの発言に直面したデサンティスは、
「それはB.S.だ!『そんなの嘘だ!』って、本当に信じられますか?これは2006年の話なんだ。私は下級士官です。彼らがアダムから私を覚えていたと、正直に思うのか?もちろん、そんなことはない。あなたのような人が、あらかじめ決められた物語に合うように、それを消費することを知っているから、彼らはニュースに出ようとしているだけなのです。」と言った。

デサンティスは回顧録「自由になる勇気」を書いているが、その中でグアンタナモ湾にいたときのことはほとんど触れていない。

2018年のインタビューで、CBSマイアミ(CBS Miami)は、強制給餌の役割を認めた彼に、その時のことを尋ねた。
「当時はすべて、一方的に合法的なものだった。だから司令官は、どうすればこれに対抗できるかを知りたがる。だから、法律顧問の仕事のひとつは、 強制給餌は実際にできるんですよ。彼ら(被拘禁者)は、被拘禁者虐待のようなものを私たちに対して攻撃的に使っているのです。それは戦術であり、技術であり、手順であった。」ロン・デサンティスは、言った。
2023年までに、デサンチスは強制給餌を承認した個人的な責任を否定した。

「誰かが死にそうなら、給餌を行う司令官もいたかもしれないが、それは私が行う権限すらないことだった。」とロン・デサンティスは言っている。
ロン・デサンティスはグアンタナモ湾で、どんな行為も、たとえ殺人であっても、結果が伴わずに実行できることを学んだ。

嘘をつくことを厭わず、一貫した態度をとり続ければ、それは解決するのだ。幸いなことに、看守の軍曹は殺人を見逃す気はなく、そのことを本に書いている。

殺人を隠蔽し、強制給餌を承認する役割を果たしたことが、ロン・デサンティスをアメリカで最も危険な人物にする理由ではない。そのロン・デサンティスは、現在のデサンティスに比べれば、比較的小さな権力しか持っていなかった。大統領のように理論上、より大きな力を持つ役職になることは、デサンティスの危険性は、彼が自分の力を抑制することを認めないことである。グアンタナモでやったように、ロン・デサンティスは法律を守ることよりも、法律を回避する方法を探そうとする。

COVID-19の最中、フロリダの州兵が連邦マスクの要件に従わなければならなかったとき、自分が絶対的な支配力を持たないことに不満を感じたデサンティスは、自分自身の部隊を作り、自分だけに報告するフロリダ州兵を復活させた。当時はハリケーン救援などの緊急時に赤十字を支援するために組織されたというが、彼らの唯一の目的は彼の移民政策を支援することであり、フロリダ以外の州を取り締まることでさえあるようだ。

デサンティスはまた、彼の選挙警察を作り、地元の選挙管理委員会は投票できると言っていたのに、元重罪人として投票した黒人有権者を特別視している。

共和党の拠点であるビレッジの複数の白人有権者は、銃口を突きつけられて自宅から引き出され、デサンティスの私設部隊に抵触しないように意図的に2回投票した。

2024年の共和党大統領候補を目指すデサンティスは、文化戦争キャンペーンに乗り出し、自分の支持層が認めない人たちの権利を踏みにじっている。

有名なのは、白人が嫌な思いをしないように十分に白塗りされるまで、上級クラスの黒歴史科目の授業を妨害した。

彼はLGBTQをターゲットにしており、特にトランスジェンダーに焦点を当てている。彼は、性別を変える人のための医療行為を途中で止めようとしたが、連邦判事が彼の努力を違憲と判断した。

判事は、訴訟で名指しされた3人の学生を支持する判決を下した。知事は、他のすべての人のための手続きを阻止しようとし、「私たちは、証拠よりもイデオロギーを押し付ける医療機関の不正な要素との戦いを続けます。」と続けた。

ロン・デサンティスは、自由世界のリーダーである米国の大統領になることを望んでいる。大統領には、憲法、議会、最高裁判所など、その権力を抑制するものがある。その他の拘束は、法律というより、規範やガイドラインです。規範やガイドラインを守る気がなければ、より危険な存在となる。

ロン・デサンティスはフロリダ州知事時代に、規範やガイドライン、そして法律さえも軽んじていることを示した。

彼を幇助しているのは、共和党が支配するフロリダ州議会で、彼を抑制することはとうの昔に諦めている。

共和党に有利な区割り図を可決しようとしたこともあったが、デサンティスは拒否権を発動し、より厳しい区割り図を作成した。

州議会の共和党議員でさえも恐怖に竦み上がり、彼の言いなりになっている。デサンティスは、現在在籍する7人のフロリダ州最高裁判事のうち5人を任命した。連邦裁判官とは異なり、彼らは終身雇用ではなく、デサンティスの支配する要因に依存して議席を維持することができる。

デサンティスは知事として、権力を乱用し、他の州にまで影響を及ぼしている。彼の6週間の中絶禁止令は、国内で最も制限的なものの一つであり、現在、他の州でも採用されている。

彼はフロリダの資源を使って、テキサスからマサチューセッツやカリフォルニアなどの他州に亡命希望者を飛ばしたこともある。

カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム(California Governor Gavin Newsome)はデサンティスを「小さくて情けない男(small, pathetic man)」と呼び、誘拐罪の適用を検討している。テキサスの保安官は、マーサズ・ヴィニヤードへの49人の移民の飛行をめぐり、刑事告訴を行った。

ロン・デサンティスは、違憲性や、おそらく自分には関係ないであろう刑事告発など気にも留めない。

グアンタナモ湾での殺人事件のように、彼は責任を否定し、自分の役割について嘘をつくだろう。

彼は、彼の政策がマイノリティやLGBTQに与える拷問を気にしない。

デサンティスは、自分が助けるためにそこにいると言いながら、拷問に微笑んだ。フロリダ州知事として彼が何をしたのか、米国大統領として何をしでかすか、想像してみてほしい。

デサンティスは今、追い詰められた状態にある。

彼は2026年にフロリダ州で再び知事選に出馬することはできない。フロリダ州憲法で禁じられている。

立法府(Legislature)と最高裁(Supreme Court)を絶対的に支配していることを考えれば、出馬を完全に否定することはできない。

連続した任期はないが、2030年の知事選やマルコ・ルビオ(Marco Rubio)やリック・スコット(Rick Scott)の再選時に連邦上院議員として出馬する可能性はある。

共和党の大統領候補になる可能性は、現在の世論調査でデサンティスを圧倒しているドナルド・トランプを排除する何かが起こるかどうかにかかっている。
デサンティスは運命を変えるために何かをする必要があり、私たちは彼が何でもできることを知っている。

もし私がドナルド・トランプなら、一口食べる前に味見係にクォーターパウンダーの味をチェックしてもらうだろう。残りのアメリカ人にとって、デサンティスに反対票を投じれば、デサンティスのどの公約よりも自由に近づくことができるだろう。デサンティスは、自分が大統領になった場合、アメリカの信条の半分を破壊すると約束していた。彼の権力欲の邪魔をするような右派が安全だとは思えない。

しかし、これが全て真実かどうかは、わたしに確認できない。

私がこれまで読んだ記事で、グアンタナモ湾の収容所が、とんでもない場所だと言うことだけである。

ただし、私はこれでフロリダには、行けないだろう。

バイデンは、元ロシア駐在アメリカ大使館のスパイであり、オバマは、ベトナムで戦い人を殺してきた生き残りだろう。とくにオバマは黒人で、一番戦闘が激しい戦場兵士だっただろう。

つまり、アメリカ大統領は、殺人経験者ばかりだろう。

グアンタナモ湾(Guantanamo Bay, Cubaの緯度、経度。
19°54'23.3"N 75°12'25.4"W
または、
19.906458, -75.207056

2015年12月13日---シェーカー・アーマーは、妻と再会した時に14年の苦痛が『洗い落とされた』と言う。
2015年10月30日---グアンタナモを一番知っている男は、ロンドンに帰って、息子に初めて会う。
2014年07月24日---ポーランドは、CIA支援でヨーロッパ人権協定を破った。
2014年04月03日---CIAの過酷な尋問報告書を公開する。
2014年03月31日---6,300ページのCIA乱用レポート。
2013年11月04日---テレビで、裁判所に到着したマホメット・モルシの映像を放映。
2013年11月04日---医者は、米国陸軍刑務所で、拷問を支援したと、報告書が述べた。
2013年06月06日---グアンタナモのハンストは、「非対称戦争」として継続している。
2012年10月03日---オバマ大統領は、ビン・ラディンを殺さないで、裁きたかった。
2012年08月14日---グアンタナモからのウィグル人は、アルバニアでピザ料理人。
2012年07月24日---元グアンタナモ湾拘留者デービッド・ヒックスの回想録収益。
2012年05月09日---破壊されたウォーターボーディング・テープで噴出する大問題!
2011年12月08日---ルーマニアにあった、秘密のCIA刑務所の内部。
2011年08月25日---元副大統領チェイニーが、歴史を書き直した!?
2010年10月06日---CIAによってヨーロッパで使用された秘密の刑務所。
2010年08月20日---グアンタナモの囚人は、どんな本を読んでいるか。
2010年08月11日---ビン・ラディンの料理長で運転手に14年の刑。
2010年04月22日---CIA査問テープはなぜ破壊されたか?そのテープに何が映っていたか?
2010年01月21日---米国、人道的「悪評の島」を人道的「救済の島」に置き換える大作戦進行中!
2009年12月10日---悪魔の兵器「地雷」を承認した大統領がノーベル平和賞を受賞。
2009年11月18日---オバマ大統領は、9・11リーダーは処刑されると言った。
2009年08月31日---チェイニー前副大統領は、刑務所行きを避けるため必死!
2009年08月23日---CIAは自白させるために、違法の銃と電気ドリルを使った!
2009年05月14日---オバマ大統領が、囚人乱用写真で約束を破った!
2009年05月10日---CIA、睡眠妨害の拷問を許可していた。
2009年05月07日---戦場で人は、人でいられるのか?
2009年04月23日---これは新しいグアンタナモ刑務所か?
2009年04月22日---ライス元国務長官は、Abu Zubaydahの水責めを認可していた。
2008年12月10日---911被害者の家族、グアンタナモ裁判に異議申し立て!
2008年07月15日---グアンタナモの裁判で、カナダから救済支援開始!
2008年05月27日---米国国防総省、グアンタナモにメディアを招待!
2008年02月25日---グアンタナモに投獄されているカメラマンの解放の可能性!
2008年01月01日---大学が決定した、使用禁止の「語句」(禁句)
2007年12月23日---審問会議のビデオテープがCIAによって破壊された事件。
2007年11月20日---米軍、AP通信社のカメラマンをイラクで提訴!
2007年10月09日---米国最高裁判所は、CIAの犯人を裁くべき裁判を中止した。
2006年03月09日---3ヶ月以内にアブ・グレイブ刑務所を閉鎖すると報告した。
2005年05月09日---コーランをトイレに捨てた事件
2002年04月10日---パキスタンのカラチ空港で、ベヤン・モハマッドが逮捕された。

https://medium.com/the-polis/the-most-dangerous-man-in-america-cdfc33e8c0cc
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=98773138
https://www.theguardian.com/us-news/2023/apr/28/ron-desantis-guantanamo-bay-allegations
https://www.simonandschuster.com/books/Murder-at-Camp-Delta/Joseph-Hickman/9781451650808
https://www.texastribune.org/2023/05/16/greg-abbott-governors-border-ron-desantis/
https://www.theguardian.com/us-news/2022/apr/25/ron-desantis-florida-governor-bill-police-voter-fraud
https://apnews.com/article/transgender-health-desantis-florida-033556c6a4c301d9ad342c74a6410800
https://www.wptv.com/news/state/desantis-appoints-fifth-justice-to-current-state-supreme-court-meredith-sasso
https://www.fox7austin.com/news/texas-sheriff-files-criminal-case-over-migrants-flown-from-san-antonio
https://www.politico.com/news/2023/06/06/gavin-newsom-ron-desantis-feud-00100320
https://www.theguardian.com/us-news/2023/may/30/ron-desantis-fox-news-interview-destroy-leftism
http://image.guardian.co.uk/sys-files/Guardian/documents/2004/10/01/guan_letters.pdf

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